お香について

薫物屋香楽 香司の資格を持ちBASEで手作りお香の販売をしています✨

わたしが使用しているお香は天然の原料を使用しています。

以下香原料の説明になります🌿

*白檀(びゃくだん)

白檀科の半寄生常緑樹。香料として使用できるのは、白檀木全体の一部であるため、高価な香料の一種となっています。世界中で最も広く使われる香料になります。サンダルウッドとも呼ばれます。

*龍能(りゅうのう)

フタバガキ科のカプール樹から滲出する成分の結晶。清涼感のある非常に珍しい香料。龍の能(中心)にあたるものとして命名されたようで、いかに貴重で高貴な香料としてほしいとかで扱われていたかがわかります。和の香りを代表する香料。メントール調のツーンとした香りで、現在は楠木から精製された龍脳を使用しています。

*丁子(ちょうじ)

クローブとも言います。清めに用いる香料でもあります。常温では、パンチのあるツンとした酸味のある香りがしますが、熱を加えた際にはバニラ調の甘い香りになり、印象が変わります。

*桂皮(けいひ)

シナモンとも言います。紀元前4000年のエジプトでは防腐剤としてミイラ作りに使用されていたようで日本には700年頃に伝えられたとされています。桂皮の香りは、ピリッとした辛味と甘味を含んでいるのが特徴です。

*山奈(さんな)

山奈はショウガ科の多年草植物のバンウコンで、根や茎を輪切りにし乾燥させて香辛料、香原料、生薬として使います。山奈は辛味と酸味の奥に少し甘さのある香りで、常温では辛味が強くでます。

*甘松(かんしょう)

日本において古くから使用されていました。香りは強く濃厚で、どこか動物性香料のような特徴がありクセのある香り。ワシントン条約の指定を受けている香料。

*大茴香(だいういきょう)

八角やスターアニスとも言われます。大茴香の香りは柑橘系の香りに似ています。防腐剤などにも使われます。

*藿香(かっこう)

パチュリとも言われています。藿香の香りは、他の香料に比べ非常に弱く優しい香りです。全体的にクセのない自然な苦味と甘さがあります。精油に比べると香りの特徴か異なります。

*安息香(あんそくこう)

樹脂系香料。甘味がある香りが特徴だが、樹脂系香料のため微量でも加熱した場合にかなり強い香りがでます。

*乳香(にゅうこう)

芳香樹脂。紀元前4000年頃にエジプトでは神に捧げる神聖な香として使用されていたようです。新約聖書では、キリスト誕生の際に東方の賢者から捧げられたとされる香料。甘酸っぱい香りで、お香用香料の中で最も香りが強い。

*貝香(かいこう)

巻貝の蓋を粉末にしたもので、磯の香りがします。保香剤として香りを安定させるために使用されます。

*零陵香(れいりょうこう)

サクラ草科の多年草で、葉や茎の部分を香料として使用します。辛味の効いた非常に強い香りです。薬用としては種子を風邪薬としてスパイスとしてカレーなどに使います。

*排草香(はいそうこう)

香料としての香りは非常に弱く、ほのかな甘い軽い香りが特徴。

*木香(もっこう)

苦味、甘味のある重い香りで線香などによく使われます。ワシントン条約で規制されている品種。加熱すると砂糖を焦がした甘苦い香り。常温だと苦味、辛味が強い。

*沈香(じんこう)

大変貴重で高価なもので、ジンチョウゲ科の常緑高木の中に樹脂が凝結して出来たもの。産地や品質で香りが異なります。鎮静作用に優れており、ワシントン条約に規制されている品種。

〈価格設定について〉

天然香料を使用しているため、どうしても価格が割高になってしまいます。市販のお香製品は合成香料を使用されているものもあるため、天然香料とは香りが異なります。天然香料に馴染みが無いと、あれ?市販の香りと違うぞ?と思うこともあるかもしれません。しかし、それが本来の天然の香りです🌿合成香料からは、感じることのできない天然の香りを楽しんでほしいなと思います。天然の香りをかぐと、心穏やかに安らかになります♡

お試しください♡

saori

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