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CLベスト16で全滅のセリエAの現状

この記事は、ポッドキャストの内容を抜粋しテキスト化して編集したものです。よければ、ポッドキャストも聞いてください!

◆この記事の内容を話しているエピソード
♯161前半 CLベスト16の振り返り!CLでのセリエ勢の敗退&セリエA順位確認などについて熱く語っています!


再構築中だったセリエA勢

ポール(マンUファン):セリエA勢がベスト8に残れずと。

とっさん(インテルファン):全滅。2年ぶりの全滅ですね。

ポール:2年前もベスト16で全滅やったか。昨シーズンいっぱい残ったのにな。

とっさん:ベスト8に3チームかな。で、ベスト4に2チームか。

ポール:今シーズンの結果を受けてどうですか?

とっさん:再構築中のチームが今シーズンは多かったですね。
ベスト16に残ったチームをそれぞれ見いていくと、まずナポリは監督交代。しかも今シーズン3人目のカルツォーナ監督はバルセロナ戦直前で就任してる。

ポール:そうやね、再構築っていうのはナポリは特に当てはまる感じはするね。昨シーズンあれだけ強かったチームが監督変わってしまって、というのは感じる。

とっさん:ラツィオも、選手と揉めたと言われているサッリが辞任して監督交代。

ポール:ラツィオはやっぱりミリンコビッチサビッチの穴が大きかったんかな。

とっさん:そうやね。ゲンドゥージ入れたけどちょっとスタイル変わりましたよねっていうところ。

ポール:うん。それとラツィオはそもそも昨シーズンのセリエA2位っていうのも、そんな上位まで行くんやっていうぐらいの印象やったんよ。だから今シーズンのCLもよくベスト16に残ったな、と思うところもある。

とっさん:なるほどね。唯一、成熟味があるというか、昨シーズンからそんなに変わっていないのがインテルなんやけど、まあこれはアトレティコが強かったでいいんじゃないかなと思う。特にあのセカンドレグの2点目のデパイのゴール。あれはもう、ラリーガじゃないと見られへんやつやな。斜めのスルーパスみたいな。あんな狭いところをそんな風に通してくるかと思ったし。そこは対応できてなかったなって感じです。インテルとしてはね。

ポール:あのゴールは良かったねー。ただ、インテルはもうちょっと頑張ってほしかったな。

とっさん:頑張ってほしかった。昨シーズンCL準優勝して、今シーズンはその勢いのまま何やっても上手くいってるシーズンやったからね。リーグ戦もうまくいってるし、テュラムの補強も上手くいってるし。ブロゾビッチいなくなってもチャルハノールを使う新しいスタイルで上手くいってたし。面白いなって思ってたところでやられてしまった。

ポール:俺はセカンドレグしか見てないんやけど、カウンターからテュラムの決定機もあったんやん。ああいうのをしっかり決めてればっていう試合でもあったかなと思うから。

とっさん:そこで言うとでもファーストレグもその決定機決めきれへんかっていうのがアルナウトビッチに2回ぐらいあった。

ポール:あー、そうなんや。

とっさん:で、じゃあそれを解決するために何が必要ですかっていうと、もうお金しかないと思うんよ、個人的には。それを戦術的に解決できるんやったらペップはハーランドを取らないよって。決定力は金やと思うよ。

ポール:たしかに、それはそうかもしれんね。

現在のセリエAでは尖った戦術は評価されにくい?

とっさん:ポールも、セリエA見始めてもう3年くらいやと思うけど、戦術的にちょっと微妙やなとかは思ったりしない?

ポール:別にセリエAやからどうのこうの、とは思わんかな。ラツィオはサッリやからこうしてるんやろな、と思う。チェルシーでやってたことと変わらんのかなと思うし。
昨シーズンのスパレッティ体制のナポリは、プレミアリーグに入ったとしても上位やったやろなと思うし。
インテルもシモーネのやり方で結果出てるし。
プレミアはめちゃくちゃ走るとか、そういうリーグの差はあるんかもしれんけど、戦術の差とは思わんかな。

とっさん:なるほどね。

ポール:CLで戦術の差を感じたん?

とっさん:セリエAで評価される監督と評価されない監督がいるなと思って。世界的に見るとこの監督って評価されるだろうなっていう監督が、セリエAではあまり評価されてないんじゃないかと。有名な例がデゼルビかなと思うけど。

ポール:デゼルビはセリエAでは評価されてなかったの?

とっさん:評価されてたら、たぶんミランとかラツィオとかが引き抜いてたんじゃないかなと思うんよ。だからセリエAではあんまり評価良くなかったよねっていうイメージ。

ポール:そうなんや。

とっさん:今後、デゼルビみたいにセリエAの上位チームの監督にはならずに、プレミアとか別のリーグのチームの監督になって評価されるイタリア人が出てくるんじゃないかと思ってて。ボローニャのモッタとか、フィオレンティーナのイタリアーノとか、自分のスタイルがある監督。
その代わりにセリエAで出世する監督は、選手の個性から逆算してチームを作れる猛獣使いみたいな人ばっかりになってしまっているんじゃないかなと。戦い方があるタイプじゃなくて、いる選手でどう戦うか、みたいなタイプ。シモーネとかピオリとか。アッレグリもそういうタイプやと思うし。

ポール:なるほどね。それもお金関わってきてそうやけどな。デゼルビならデゼルビのやり方があるから、自分の戦術に合った選手をデゼルビは獲りたい。けど、セリエAにはあんまりお金がないから希望する選手を獲るのが難しい。プレミアリーグは中位チームでも他のリーグの上位チームよりお金があるところもある。だから、うちのチームの監督になったらセリエAよりも戦術にあった選手取れますよーって中位チームが誘ってるのかなと思って。

とっさん:確かに。アピールしやすいね。

ポール:リーグは違うけどエメリのビジャレアルからのアストンヴィラもそんな感じはプンプンするけどな。

とっさん:ああ、なるほどな、確かにね。

ポール:で、セリエAの上位チームは、限られたお金でできるだけいい選手獲ってくるからその選手たちでなんとかしてください、っていうスタンスになって、猛獣使いタイプの監督が就任する、という流れかなと。

とっさん:なるほど、それはあるかもしれない。戦術的に遅れてたりとかっていう感じは受けないけど、戦術的に尖ったことやってる人は海外に流出してるんじゃないかという感じやね。

ポール:そうやね。


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