見出し画像

受験高校の選択理由

下の息子は中学3年の受験生。

こないだ手をつないで幼稚園に行ってたと思ったら、今では「ぶすくれ仏像」と家庭内であだ名がつくほど機嫌が常にわるい。

あー
幼稚園の時、マジでかわいかったんだけどなぁ。
あの時もっとむっちゅんむっちゅん(顔にキス攻撃すること)しとくんだった。。。
かみさま。。。
私、猛烈に後悔してます。。。

そんな息子が進路指導でいろんな高校のパンフレットを持って帰ってきた。

がさごそがさごそ
「たしかすごく綺麗な校舎の高校があったんだよ。。。」

えっ???
キレイな校舎?

まてまてまてまて
確かに君はビレバンとかに売ってるサブカルの変なぬいぐるみとかキーホルダーとか大好きなのは知ってる。
うちの中では一番ビジュアルに興味を持つ存在ではある。

が!

私が
やすいし、きれいだし、人少ないしさぁー
美術館いこーよー
ってめちゃ誘っても頑なに行かなかったじゃん!
今頃、ステキなアーキテクチャの高校???
どうしたどうした

出てきたステキな高校のパンフレットには
息子が言うだけあって
タイル貼り正門入口には桜がこぼれんばかりに咲いており、奥には小高い丘の上にレンガ作りのそれはそれはステキな校舎が建っていた。

一目惚れか。
一目惚れなのか、息子よ。。。

確かに素晴らしい。
綾瀬はるかが振り返って目を合わせてにっこり微笑んだくらいステキな校舎だよ。。。
しかし、君は知らないだろうね。
この高校は公立高校の十倍以上する学費で地元一番と恐れられている高校だという事を。。。

「ここってさ、絶対トイレ綺麗やと思わん?
オレにとっては死活問題なんよね!」

え?
と、といれ?

確かに息子は中2の6月頃から原因不明の腹痛に悩まされていた。
学校に行くと週に3日は猛烈にお腹が痛くなり、始めは家まで我慢していたが、だんだんがまん出来なくなり、こっそり行っていたのだが、今では堂々と授業中にトイレに行くようにまでなったという。

朝ごはんを少なくしたり、藤田紘一郎さんの著書を読み、納豆などの発酵食品食べ、人には人の乳酸菌などを飲んで腸内環境を整えようと鋭意努力したのだが、報われずにいる。
病院にも行ったが、思春期には時々こういう子いるんだよねーで終わり。

そうか、息子よ。
そんな手立てがあったとは!
自分が変われないのなら、自分の周囲環境を変えるという逆転の発想!
母にも関わらず、全くそこまで考えつかなかった事を許しておくれ。。。

母は嬉しいよ。
兄貴の影に隠れて、小学生の頃は欲しいお菓子でさえもおにいちゃんは?と聞いていたあなたが、自分だけのポイントを見つけて高校を選ぼうとしているんだね。

でもって、この高校、今のあなたの成績プラス6ヘンサの学力ないと行けないからね!
そこんとこ、夜露四苦!


母も6ヘンサ上がった暁には、学費払えるように今から猛烈に働く!