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ガーナの至宝 Fatawu Issahaku

Fatawu Issahaku

Age:17 (March 8,2004)

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※今回の記事内では"イサハク"と表記します。
※間違いを見つけた場合はお伝え願います。
※拙い文章に御容赦下さい。


獲得までの流れ

ドルトムント、アヤックス…。
数多くの欧州ビッグクラブが関心を示したガーナの至宝の獲得レース。争奪戦のポールポジションに立っていたのはレヴァークーゼンであった。リヴァプールの関心も頻繁に報道されていたが、選手は既にレヴァークーゼンと口頭合意を済ませており、ドイツへの移籍が既定路線に見られていた。しかし事態は急転直下した。以下が一連の報道の流れである。

(時系列は日本時間)

5/26
レヴァークーゼンがアヤックスとリヴァプールとの争奪戦に勝利。獲得がほぼ確実に。

5/28
レヴァークーゼン移籍が寸前で破談に。

5/31
リヴァプール移籍で合意。5年契約で加入。

リヴァプールは土壇場で強奪する形でのイサハク獲得が確実となった。レヴァークーゼンとの交渉破談の理由は代理人の契約反故と報道されている。口頭合意を結んだ後も、代理人が他クラブとの交渉を続けていたことにレヴァークーゼンのフロントが怒り、交渉を打ち切ったらしい。(保守的で慣習的なドイツのクラブと気紛れなアフリカ代理人の交渉なので…。これはあるあるですね。笑)

リヴァプールは移籍金£1.5mで獲得に成功。
契約年数は5年、給与はレヴァークーゼンの2倍を提示。
ガーナ方面ではプレー時間と今後のキャリア設計よりも現時点での金を優先したと言われてたり…。笑

いずれにせよ、リヴァプールが獲得を決めた。

(余談)
昨冬にクラブに加入し、アカデミー年代で無双する将来有望なカイデゴードン。彼を獲得する際に、ダービーに支払った移籍金が£1mであった。(将来的なボーナスを含めると、最大で£3mになるらしい。)

ゴードン同様に、イサハクの移籍金も適正額だと思う。

ちなみに、ベンデイヴィスの移籍金が£0.5m+£1.1m。
リヴァプールでの出場試合数やイングランド代表に選ばれた際のボーナスなので、ほぼ達成されず支払われず。


NIKEとの繋がり

昨夏よりリヴァプールと大型サプライヤー契約を結んでいるNIKE。彼らが今回のイサハク獲得交渉にも一枚噛んでいるのではないかと噂されている。

イサハクは先日、NIKEと長期契約を結んだ。更なるグローバル展開を目指すNIKEは、アフリカのニュースターとなり得る若者に、今後の広告塔としての期待も込めて、異例の大型契約を提示したと報道されている。NIKEとの関係性も今回の取引に後押しとなった。

リヴァプール×NIKE。
今後この関係性が移籍市場においても、大きなサポートになる筈だ。NIKEの大顧客であるアドバンテージは非常に大きく、クラブには上手く活かして欲しい。

この関係性は僕個人がNIKE>NBの立場を取る一因。ユニフォームの好みは人それぞれだが、莫大な収入に加えて、費用面以外にも様々な好影響を持つと考えられる。

NIKEのスター選手…レブロン×エンバペ…?夢物語。


プレースタイル

先ずは彼の特徴を捉える為にプレー集を観て欲しい。
百聞は一見に如かず。

爆発的なパンチ力を誇るレフティー。
左足はキック精度が高く、プレスキッカーも務める。
アフリカンらしくスピードにも優れており、対人での突破を苦にしないドリブラーの側面も持つ。
個人スペックは世代トップクラス。
リヴァプールのアカデミーには居ない次元の才能。

あとはサッカーIQや状況判断、性格の部分。
ピッチ内外で欧州サッカーに順応し、更なる成長を見せ、圧倒的な才能が開花することを期待したい。


実績

2019-20シーズン。国内プロデビューを果たした15歳のガーナの至宝は鮮烈なデビューシーズンを飾った。

13試合 8G5A

コロナウイルスのパンデミックでシーズンが早期終了となってしまったが、自身の才能と価値、将来性を証明するには十分すぎる程の印象的な活躍を見せた。

世代別代表でU17ガーナ代表のキャプテンを務めるイサハクは、2021年に行われたU20AFCONに16歳ながらも、U20ガーナ代表として選出された。

そして、その大会で更なる活躍を見せる。

⬆️イサハクは大会のベストイレブンに選出。

⬆️イサハクは弱冠16歳ながら最優秀選手賞を受賞。
U20AFCONで抜群の活躍を見せ、ガーナ代表を優勝に導いた16歳の若者は一躍、欧州ビッグクラブの注目の的となった。ニュースターの誕生である。

U20AFCONで素晴らしい活躍を披露したイサハクは、直後の代表ウィークでフル代表にも選出された。
17歳にして代表デビューを果たしたイサハクはガーナ復権の為にも今後は中心選手への成長が期待されている。

⬇️U20AFCONのプレー集


今後のキャリアに期待を込めて

リヴァプールへの移籍がほぼ確実となったイサハクだがイギリスのEU離脱により、18歳になるまでクラブへの正式な加入は難しいと見られている。
(確か労働ビザの規則が変更されたはず。多分。)
その為、来季はポルトガルのスポルティングCPへのローン移籍が有力視されている。今季スポルティングCPはベンフィカとポルトを倒して二冠を果たすなど、名将アモリムが強いチームを作っている。アモリムの指導の下で成長の機会が与えられるのは素晴らしい経験であり、イサハクにとって良いローン移籍になると信じたい。
既にフル代表にも選出されているので、労働ビザの問題には余り苦労しない筈で、18歳になり単年の移籍を終えた後はクラブにローンバックするだろう。その後はトップチームに合流すると見られているが、主戦場がU23になるかトップチームになるかは本人の成長次第である。
また、18歳でクラブに加入することで、イサハクはホームグロウンになることが可能であり、登録枠の問題を解決することはクラブにも本人にも大きな恩恵となる。
同じアフリカンでワールドクラスのサラーやマネを良いお手本として、ピッチ内外で数多くのモノを学び、将来的には彼らから世代交代のバトンを受け継ぎ、右WGや攻撃的な中盤として、アンフィールドで活躍することに期待したい。同世代で同ポジションのゴードンやエリオットと切磋琢磨しながら成長していくことを願う。

現状のままだとエリオットの将来がかなり怪しいなぁと思ったり思わなかったり。成長を願っている。


跋文

今回は新加入のイサハクに関するnoteを書きました。
稚拙な文章を読んで戴き、有り難うございました。

数日前にガーナの若き至宝の獲得へ動くという報道以来、様々な情報を調べて行く内に、彼の才能に惹かれてしまい、コナテ獲得の裏でかなり気にしていました。イサハクの才能は本物だと思いますし、欧州には居ないタイプの素材なので楽しみですね。
リヴァプールはイサハクと同じガーナ人のスリマナにも関心を示してたので、サラーやマネの後継者にアフリカ人を探していると思います。今夏のフランス路線も似た戦略かなと。結局、高い個人スペックが最強ですから。
イサハク獲得はマネの後継者としてジェレミードクに動いていた過去を思い出す戦略でもあります。僕は今夏のアタッカー補強でレンヌのドクへの再チャレンジを推してますが、どうなるか気になりますね。

次はエリオットかゴードンのnoteを書こうかなと。
あとはマバヤとクメティオですかね。

ということで今回の文章は以上です。

普段はアカデミーを中心にnoteを書いてます。
今後は面白い題材があれば、トップチームに関しても少しは書こうかなと思ったり思わなかったり。

偶にキャスで話してたりするんで宜しければ是非。
最近は聴いてくれる人が増えて楽しいです。

noteをシェアして戴けると嬉しいです。
フォローも待ってます。

最後まで有り難うございました。

やっぱりロリコン補強って最高ですね。

ユース世代に関するnoteを不定期で掲載する予定です。
多くの方々に届く様、拡散して戴けると幸いです。
是非次回も宜しくお願いします。
誠に有り難うございました。

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