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ためられる人 桶の理論と魅力的な人 桶の中身も考えてみよう

リービッヒの最小律とも言われています。植物の生長速度や収量は、必要とされる栄養素のうち、与えられた量のもっとも少ないものにのみ影響されるとする説。
上の絵のような昔の木桶は、一枚でもその板が短いと上まで水はたまらないよ(あたりまえ)、というところから生まれた理論。アミノ酸の働きを説明するときによく用いられるもので、バランス良く摂取せずあるアミノ酸ばかり摂取していてもそれを生かすことができないので意味がなくなってしまうよということ。

教員も桶の理論があてはまると思うんです。

私が今まで大事にしてきたのは、
授業
生徒指導
部活経営

大きく分けてこの3つ。(細かくしてしまうと書ききれない。)

自分で桶をイメージして、自分のおけに水がためられるようにしてきました。
授業は工夫して面白くわかりやすくすること。
生徒指導は、相手の将来のために今大事にしてほしいことを説くこと。
部活は思い出として胸に刻んでもらえるように、力の限り頑張れるよう補佐すること。
(大事にしてきたのはもちろん他にもあるし、授業をどう工夫するかなんて言い出したらきりがない。だから、まずはこの3つ。)

たまに、授業はしっかりしてるけど、部活はさっぱりやる気がない先生とか見かけることがあります。部活はカリスマ的なんだけど、授業はプリント配って終わりなんて話も聞いたことがあります。

教員とは、自分を語ることです。
語れる自分でありたいです。
授業や部活、生き方を教える時だけじゃなく、例えば旅行の話でも車の話でも趣味の話でも良いでしょう。子どもは、先生の人生を聞きたいのです。自分の人生のために。

ためられる水の容量は今後も増やそうと思っています。
その水も、時としてお湯になるかも。
熱く生きてほしいし、熱く生きたい。

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