「生きづらさの正体」


人の生きづらさの正体は周りと比較することによって生まれると言ってもいいと思う。周囲と比較することで自分の劣等感を自覚し自己嫌悪に陥るし自分を責める。周りが結婚している、大企業に勤めている、いい家に住んでいる…それに比べて自分は〇〇でだめだ、だからまわりに少しでも近づけるようこれをしなきゃあれをしなきゃ…自分の性格をこう変えなきゃ、こう合わせなきゃ…
この感情によって人生を動かされていることが多いように感じる。いわば自分を「殺して」まわりの軸にあわせて自分を「変容」させようとし、「枠にはめようと」している。日本人は特に人と違うことを好まない。外国人よりも「個」を理解し、受け入れようとはしない。まわりと同じであることが良しとされ、「異端」ではなく、「大勢の中の一人」でいることで自分の身を守ろうとする傾向にある。例をあげよう。30までに結婚することが世間的に「良し」とされているから自分もしなきゃいけない、だけどいい人がいない。そんな自分は売れ残りだと思い自分を責めてしまう。結果、人生が苦痛に感じられる。(生きづらくなる)
しかし一度その他人軸を取り払ってしまえば人生は激変することに気づくだろう。大手企業じゃなくても多様な働き方はできるしそっちのほうが結果的に自己実現が得られるかもしれない。30までに結婚しないと焦るあまり好きでもない人と結婚をし、浮気をしてしまいバレて離婚・慰謝料請求されて悲惨な人生を送ることになるかもしれないが、周りを気にせず自分のタイミングでいい人と出会おうとして結婚をすれば結果的に幸せな人生を送れるかもしれない。一番いけないことは周りがそうしているからといって、自分の適性や特性を考えずに一つ覚えのようにその「枠」に自分をはめようとしてしまうことだ。それはときにものすごくもったいないことになる。
「他人軸」から「自分軸」に切り替えた時人生はびっくりするほど生きやすくなることに気づく。それを世の中のほとんどの人が実践すれば…多様性というものを受け入れやすくなり、差別やいじめなどもなくなるだろう。この考え方がどうか広く広まってほしいものである。

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