たった一冊の本が人生を変えてくれることもある。【図書館のススメ】

** 図書館での出会い**

最近引っ越してから図書館が近くなりフラッと訪れるようになった。

図書館に行って本を選ぶ時に大事にしていることがある。それは【直感で選ぶこと】。

図書館は多くの書物が置かれている。ちなみに東京都の公営図書館の蔵書数ランキングを調べてみたところ、1位は港区の「東京都立中央図書館(蔵書数2,019,601冊)」2位は私の地元である「府中市立中央図書館(蔵書数945,287冊)」であった。

都内の蔵書数は100位まででも12万冊もある。そんな数の本の種類なのだから興味のない本も沢山あるだろうが、あえて目に入った本を手に取ってみるのはどうだろうか。意外な出会いがあったりするものである。

そんな私が最近目に付いて借りた方はこちら。
▼「心の持ち方」ジェリー•ミンチントン

図書館に行くといつも新書欄に立ち寄るのだがその中でたまたま目に入って借りてみた。この類の本はよく読むのでこの本も大体書いてある内容は変わらないなぁと思った。

例えば「他人の言動を気にしない」「悪口を言わない」「自分の人生を生きてみる」「自分を大事にする」…など。これって私たちは当たり前だと思ってても中々実行できない事であって。だからこういう類のビジネス書がベストセラーになってたりするのも日本人の同調意識や行動が蔓延してて、自分の事を後回しにしてたり自分の人生を生きてなかったりするからなのかなと私は思う。

最初は書いてある内容がどれも一緒なのでパラパラとめくって見ていたが、1つとても気に入った文章があったので紹介する。

ポジティブなことを常にイメージする。

私たちの「心の映画館」には、ポジティブな映画が揃っている。楽しい活動をしたときの映画、努力して成功したときの映画、友人と楽しく過ごしたときの映画、などなど。
いっぽう、ネガティブな映画もある。失敗したり、被害にあったり、ほしいものが得られなかったりした時の映画だ。
あなたは日ごろ、どちらのタイプの映画を見ているだろうか?…同じ映画を上映するなら、楽しい映画にした方がはるかに得だ。そのために、
①自尊心を高める努力をする。そうすれば、ネガティブな映画をポジティブな映画と取り替えることができる。
②自分が不幸な映画を見ていることに気づいたら、すぐに好きな映画に切り替える。誰でも幸せな映画の在庫を心の中に持っているはずだ。

** ポジティブなことを常にイメージする**

まず自分の意識を「映画」と読み替えてる点に言葉のセンスを感じた。意識を持つ、というのは堅苦しい言葉だし、やりにくい所もあると思う。それを「映画」とするとよりイメージしやすいのではないだろうか。

誰しも何かしら好きな映画や憧れの演者ないしは憧れの人、尊敬できる人もいる。家族でもいい。その映画の状況をイメージして気分を軽やかにする、その人になりきってみる、それだけで快い気持ちを持ち続けることができるのではないか。この文章を読んでそう感じた。

そうやってポジティブになってみること。最近の私もこれは必要だな感じることも多い。ネガティブな気分になって引きこもり、尻込みする自分もいるけど、そんな気分になったときは自分で映画を上映していきたい。改めてそう思えただけで出会えてよかった本である。

本との出会いで本当の出会いを

人との出会いは一期一会ともいうが、本との出会いも一期一会であると思う。たまたま手にとって読んでみた本が今後の人生の生き方を変えてくれる可能性もあるかもしれない。新たな視野を獲得できるかもしれない。どこか遠くの誰かとこれから繋がっていく1つのキッカケになるかもしれない。
ネットでも本は読めるし購入することもできるが、敢えて沢山の本、沢山の出会いの中に囲まれた「図書館」という場所で本当の出会いを見つけてみてほしい。


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