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いつもここにいたんだよ いつも見つめているよ

もう完全な親ばかなのですが、しずくと凪(私の魂の片割れ)が愛しすぎて
日に何度も「アイシテル」と言ってしまいます。


不思議なもので、紡ぐ年月が長くなるほど、
「アイシテル」の5文字には
まるで曼荼羅の絵図のように、宇宙のように、多くのことが整然と広がりながら
凝縮しているような気がするのです。


出会った運命の日からの数えきれない程の思い出や、
目と目で会話できるほどに心が強く結ばれてきた歴史や、
有難うの気持ちや、
歳を重ねた今、1日1日をもっと大切に大切に分かち合いたいという強い気持ちと切なさがないまぜになったような心境が・・・

「アイシテル」には到底、列挙するのが不可能な程の愛の日々が詰まっています。


感染症拡大で、犬を取り巻く状況が大きく変わりつつある場面に接することが多くなりました。

「家にいる時間が増えたから犬を飼い始めた」方が多くなったり
とっても悲しいことですが、生体の価格が高騰したりしています。



私個人の考えですが、やはり生き物を迎える前には

どれだけの手間がかかり

どれだけのお金が必要となり(医療費など)

どんな準備をする必要があり

十分かつ安全なスペースを確保する必要もあり

お散歩だって、排泄物のお世話だって

日々の健康管理だって、1から10までしてあげる覚悟と宣誓が絶対に必要だと思うんです。

それらを「幸せな不自由」と捉える人が犬と暮らせるなら、人も犬もきっと幸せ。


「わぁちっちゃくて可愛い」と思って迎えた仔犬が、人間よりも早く歳を重ね
病気もし、介護が必要となることを、人は絶対に知っておかないといけないのです。

歳を重ねるごとに、愛情も手間も時間もますますかけていける人の元に行ける幸せな犬たちばかりではないようです。寂しい現実。


今日、夕方のニュースを観ていました。

この時勢になって、
“犬との絆が強まった。家にいる時間が長くなったから犬が甘えてくるので前よりも可愛い“とおっしゃっている方がいました。

そうなのかな???と私は率直に思いました。

犬はどんな時もそばにいてくれて、人に向ける純粋な愛情は変わっていないけれど
お父さんお母さんは疲れているみたいだから遠慮しとこうかな?と思って我慢してきたのかもしれません。

はたまた、“忙しいから“という人間側の理由で、犬の深い優しさや変わらない純粋さに気づけなかったのではないのかな?と。

犬が人を思う気持ちはいつだって変わりません。

いたんだよ、ずっとここに。みんなが笑顔だと嬉しいなって思いながらそばにいたんだよ。
ずっと甘えたかったけれど、お父さんお母さんはいつも忙しそうだから遠慮していたんだよ、と言っているかもしれない。



歴史書を読んでみても、

犬の社会的地位や、意味づけ・・・

言葉は厳しいですが、正直に言うと「役に立つor立たない」「利口orそうでない」というカテゴライズも、人間の社会的価値観やエゴによって、時代でコロコロ変えてしまっている。
そう、問題は人間側のありようです。
現在主流のトレーニングや躾に対しても、もう少し、犬の目線や気持ちを尊重して欲しいと思うことが多々あります。
(もちろん、長い歴史の中で、犬種特性で得意なことに力を借りて、人間と協働して生活が成り立っている場合も世界には多くありますので、
それはとても素晴らしいことだと思います)



犬と人との共生は(ライフスタイルは時代やお国事情で変われども)1万7千年前から
連綿と続いてきた歴史です。

1万7千年前も、そして今も、犬が人を思う気持ちはきっと変わらないでしょう。

それはとても純粋な信頼の気持ちだと思います。



犬を始め、人間以外のものに対して、人間の目線で価値の付与をころころ変えるのは
奢りが感じられて、とても切ないことです。



まだまだ、この自粛生活は続きますが

犬(を含む伴侶動物)と暮らす人は、犬(伴侶動物)から非常に多くの恩恵を受けているのは事実なので、もっともっと感謝を、もっともっと愛情を注いで、もっともっと細やかな健康管理をしていけるようになるといいのになと思います。



せめて、全世界の犬と暮らす人の一日の終わりにかける言葉が「今日も有難う」だったら
そして愛する犬を「大きな温もりでぎゅっと抱きしめて」あげられたら、
明日はもっと素敵な1日を共に紡げるような気がしているんです。



犬の感情はとても豊か。

人との意思疎通がこんなにスムーズにできるのも稀有。



犬って本当に素晴らしいものなのです。



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