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オレキエッテというパスタ。


昨夜の台風による強風は、都内に住む私でさえ眠れなかったのだから、
甚大な被害に遭われた地域の方々は、さぞや怖かっただろうと、心からお見舞い申し上げます。

JR在来線、山手線が20時より運休という情報。
え!山手線が!?と驚く。
用事をそこそこで片付けて、慌ててスーパーに寄ると売り切れオンパレード。
備えあれば憂いなしの方々が多いんだなぁ・・。
明日には問題ないだろうと何も買わずに帰宅。

イタリア時代に学んだことの一つが、余計なものは買わない
自分自身が余計だな〜っと思うことは、誰かにとって重要なものだ と
私の兄のような存在であるイタリア人から教わったからだ。

こういう考え方は、なんちゃってカトリックが多いといえど、
生まれた時から、カトリック教徒としての教えを受けている彼らの享受精神だと思う。

兄か父かのような存在の彼と食事の買い出しに行くと、
必要なものしか買わない。
野菜も一個ずつ、肉はグラムずつ、チーズも今日食べる分だけ。

ヨーロッパに、必要分量だけ購入できるシステムがあって、日本にないということは、
日本は古くから蓄積食文化なのかもしれない。


さて。
何を作ろうか。何を食べようか。

冷蔵庫を開けると2、3日前に作ったナポリのミートソースの残りがある。

パスタがあれば、一皿ごちそうだ。

パスタ用の粉、セモリナ粉もある。
南イタリア、プーリア州の郷土パスタ、オレキエッテを作ろう!
粉を練って、形成して、少し休ませるだけ。10分あれば一人前ができる。

プーリア州のマンマ達が、お腹が減ったよ〜っていう家族のために、
ささっと練って作ったパスタ。

体の中のどこかが、美味しいよ〜!と言っている。

美味しいと感じれるということは、誰かを愛していることと同じくらい
幸せなことだな。


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