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ルージュとグロスの違い

映画にまつわる思い出…と言うよりも、映画を見て気づいたことと言った方が正しいかも知れません。

でも、ある意味では思い出かも知れません。

今から10年ほど前にあったサイトの企画で、そこである作家さんが「最近は口紅のことを“グロス”と言う、口紅のことを“ルージュ”と表現してしまうと年齢がバレそうになる」と言うコメントを見かけたことがありました。

そのコメントを目にした時、心に何かが引っかかった感じがしたのを覚えています。

引っかかった…と言うよりも、“ルージュとグロスの違い”が何なのか気になったんだと思います。

その時に見た映画が「ジェネラル・ルージュの凱旋」でした。

私が好きな堺雅人さんが出演していた映画だったのですが、映画館で公開した時には見られなかったのでTSUTAYAでレンタルをして映画を見ました。

その映画を見た時、“ルージュとグロスの違い”と言うものに気づきました。

「ルージュは唇…と言うよりも顔色をよくするために色をつけるアイテムで、グロスは“キスをしたくなる唇”を作るためのアイテム」

速水が思っていた以上の危機を目の当たりにしてパニックになってしまいそうになっていた時、心の中の動揺を隠すために自分に喝を入れるために花房から渡された口紅を自分の唇に塗るシーンを見た時、私は「これが“ルージュとグロスの違い”なんだ…」と思いました。

表現に年齢なんか気にしなくていい、違いと言うものがわかれば年齢なんて関係ない。

我ながら生意気だけど、そう思ったのは事実なので書いておきます(笑)