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UCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPS POZNAN 2019 YURI Kobashi’sレースレポート

大会名:UCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPS POZNAN 2019
開催場所:ポーランド・ポズナン
開催日:2019/9/1
カテゴリー:MEN 19-34
コース:150km
天候:快晴
出走人数:216

リザルト:5位+0:00

久しぶりのヨーロッパ。久しぶりの国際レース。
どんなレースになるのか、どんなレベルなのか。
全くの未知数なのでとにかくワクワクした気持ちでレース当日を迎えた。


コースはこの上なくフラットなレイアウト。
石畳区間に近いほどのボコボコ区間(道の悪い区間)が何箇所かあるが、それ以外は基本的に気をつける点もなく単調。
北フランスやオランダを彷彿させるコースである。今回のレースは、コースの厳しさがレースを左右するのではなく、選手たちの走りがレースの厳しさを左右する。

当日の天候は炎天下日陰なしの33度。
風はほぼ真南からの風4m~6m。

コースは西に進んで、戻ってくるような形なのでコースの大半が横風になる。レースの展開次第では厳しくなりそうだ。

スタート位置はそれほど神経質にならず、のんびり後方に並んだ。

9時にレーススタート。

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スタートと同時にスピードは60km/h近くまで上がる。この辺りの雰囲気は特に今まで走ってきたジュニアネイションズカップ,U23ネイションズカップ(※ネイションズカップ=ワールドカップ)と差を感じなかった。
グランフォンドとはいえ、スピードも密集度も危険度も遜色のない感じだ。


スタート後しばらくは道幅の広い幹線道路。
道幅が広いため、逃げを作ろうとアタックする動きはあってもなかなか簡単には決まらない。
積極的にレースをコントロールしているチームはベルギーが印象的。
その他はまばら。
各国、ポツポツと個々で強い選手がいる感じだ。


誰が強いのか、どこのチームの勢力が強いのかなどの情報が全くないためにとにかくレースをしながら雰囲気、流れをよく観察し、目で見て情報を集める事に気を配った。
幹線道路は終始、集団前方10~25人以内の位置でクリア。そこから右に折れ、狭く道の悪い町道のような道路に入っていく。



相変わらずアタック合戦が続いているが、道幅が狭い分決まりそうな雰囲気も出てきた。
ここからより一層集団の雰囲気と、それぞれの利害関係を考えながらレースを観察する。

スタートからまだ20分しか経っていないところだが、アタック合戦から前にラトビアの選手が先行。

そこにスロベニアの選手が追いつく。

2人になる。

5~10秒開く。

ここに紺野選手がアタック。単独で前を追う。
それを見たベルギーの選手が少し遅れて時差でチェックに入る。
更に少し遅れてイタリアの選手がアタック、ブリッジ。

この時点で私は動きたかったが、前を塞がれて集団から出れない。

避けてくれ!!と何度も叫ぶが道が開かない。
またもオーラのあるデンマークの選手がアタック。
チェックにベルギーとポーランド。


今抜けて行った選手達は皆、オーラがある。
きっと強い選手だろう。
この間30~40秒くらいの出来事だと思う。


私は抜け出したいがまだ道が開かない。


これは行かないとまずい!ターニングポイントだ…

今まで経験と勘がそう言っている。



やっとロータリーが現れて道が開けた。
かなり離れたが、全開で単独ブリッジ開始。
エアロポジションで踏みまくる。
とにかく踏みまくる。後ろがどうなっているかは絶対に見ない。ここが勝負の分かれ目だと確信があった。
先頭では皆が合流しているのが見える。


追走の3人もローテーションしていて、スピードに乗っている。ここで離されたら終わりだ。


1分走のつもりでとにかく全開。
チラとパワーメーターを見ると480W程を表示している。 (1min 490W 8.44w/kg)
2分かからない程でなんとか先頭にジョイン。
計10名の逃げが決まる。


逃げのメンバー全員の走る姿にオーラがある。
これは勝ち逃げだ。

そしてここから130kmほどのエスケープが始まる。

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UCI GRAN FONDO WORLD CHAMPIONSHIPS POZNAN 2019 YURI Kobashi’sレースレポート

YURI Kobashi

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小橋勇利(YURI KOBASHI) 1994.9.28 元UCNantesAtlantique 元シマノレーシング 元Junior,U23ロードレース日本代表  自転車を愛するすべての人が、より自転車を楽しめる環境を作ります