【今更聞けない?】原神初心者のすゝめ【2023年最新版】

初めまして。金子と申します。

今日は年末年始、「せっかくの年末年始だから新しいことを始めてみたい…」「まとまったお休みがあるけどやることないなぁ」というそんな貴方に向けて、『原神』という選択肢を提示するために筆を取らせて頂きました。

ただ、そもそも原神を始めようとしていなければこんな木っ端の記事にはそもそも辿りついていないと思うので、本記事では「既に原神をインストールしてみたけど何をしたらいいのかわからない」「敵が強くて勝てない!」みたいな既に原神を始めている初心者の方を想定して書き進めて行きたいと思います

今回は、特に原神に固有のシステムであり、そしてそれ故に初心者の壁となりやすいだろう元素反応を活かして、序盤を乗り切る方法を解説していきたいと思います。

0.前提条件の確認※読み飛ばしてもok


この記事ではなるべく条件をフラットにするべく、「全てのプレイヤーが実践できること」を前提としています。

そのためPSNサーバー限定武器である降臨の剣や入手が不確定なガチャ限定キャラクターの運用などについては言及しません。おすすめする武器やキャラクターは全て配布ないしはゲーム内での確定入手手段が存在する物とさせていただきます。

また、「ダメージの出しやすさ」「わかりやすさ」「誰でもできる」を重視した紹介を意識するため、聖遺物のサブステータスを度外視しても火力を出せる(メインさえ一致していればよい)キャラクターを優先して紹介するようにしています

以上のことを踏まえた上で以降の記事をご覧ください。

1.そもそも元素反応って?


(出典:『【原神】原神キャストゲーム部#8』3:16 ( https://www.youtube.com/watch?v=9GJg3VX70OQ ))


元素反応とはざっくりいうと、「2つの元素が混ざると生じる追加効果」のことです。

上の表では実に15個もの反応が列挙されてこんがらがりそうですが、実際のところ元素反応は基本的にどこまで行っても「2つの元素が混ざること」でしか発生せず(3つ以上の元素反応はない)、パーティには最大でも4つの元素しか入らないことを考えると、それほど様々な反応について考えることは多くありません。考え方としては数字が元素になっただけのただの単項式です。

要は「燃えてる敵はほのおタイプだから水が抜群になる」とか「濡れてる敵を冷やしたら凍る」みたいなもんなので、「相手の状態(属性)」と「自分が使っている属性」がわかっていれば導き出される元素反応(現象)はそんな突飛なもんじゃないので結構簡単に覚えられます。

2.使う元素を絞ろう

でも7元素15反応なんていきなり覚えられないよ!
わかります。

なので、まずは使える反応から勉強していきましょう。最初からすべてを理解する必要はありません。
なんなら、どうせテイワットには元素が溢れていて、使おうとしなくても勝手に自然現象的に反応を見る機会も沢山あるので、むしろ自分が使う元素はしっかり絞っちゃったほうが学びやすいでしょう。

まず岩、風、草。これらの元素は考えないことにします。
理由としては、これらの元素は例外の元素たちだからです。岩と風は相手に元素付着(元素ダメージを受けると敵の体力の上に元素のアイコンが出るやつ。ここにさらに他元素のダメージを与えると元素が混ざって元素反応が起きる)しませんし、草は後発の元素なので反応がとんでもなく複雑です。特に草キャラクターは現行ではゲーム終盤にならないとどうせ育成できませんし、序盤のうちは忘れてしまいましょう。

さあ!これで意識すべき元素は4つになりました。

そんなんでええんか!?と思った貴方、そんなんでええです。
わかりにくい物をわざわざ考える必要はありません。
何度も言いますが結局元素反応なんて
「相手に付いてる元素」「相手につける元素」「前後順」という3つの条件をコントロールして「対応した現象を起こす」だけのシステムなので、取り敢えずわかりやすい反応を使って3つをコントロールする事に慣れてしまえば自然と他元素も簡単に使えるようになります
そして岩、風、草はこの3つをコントロールする文法から若干それた例外共なので最初は意識しないほうがいいだろうということなんですね。


炎、水、雷、氷の4つの元素に絞って考えると、発生する元素反応は6つだけです。全体の1/3ほどになりました。なんてこった、簡単じゃないか!

そしてこの6つの反応を、更に分類分けするとこんな感じになります。

直接ダメージを出す反応

過負荷・感電

与えるダメージを増やす反応

蒸発・溶解

その他

凍結・超伝導

この中で私が特におすすめしたいのが、直接ダメージを出す反応

なぜなら、原神の元素反応は【キャラクターのレベル】と【元素熟知】だけで効果量が決まるから

これの何が魅力かというと、装備がとっても選びやすい且つ作りやすいんですね。

与えるダメージを増やす反応を引き合いに出すと、
与えるダメージを増やす反応はまず

攻撃力×攻撃の倍率×ダメージバフ×会心


という原神の基本のダメージ式で算出されたダメージの値に、このあと元素反応の倍率(大体1.5〜3倍、与えるダメージを増やす反応に於いてはこの倍率が元素熟知で変動する)がかかる形でダメージを出します。

ちょっとわかりにくいですが、要は普通に殴るには増やさないといけないステータスが多すぎなんですね。

しかも掛け算でダメージを出す以上それぞれのステータスがフラットになるよう調節する必要もあります。1×1×4よりも2×2×2の方がでかい数字になりますよね?
こうした調節の為に装備を厳選する必要があることも、使える手札の少ない序盤ではハードルが高い部分です。

一方直接ダメージを出す反応のダメージ式

レベル×元素熟知


終わりです。×で書くと語弊があるかもしれませんが、この2つの要素で決まる数字の掛け算でダメージが出てることには違いないので、大まかな考え方としてはこれであってます。くっそ簡単ですね。しかもレベルは装備品関係ありません。誰でも経験値本と突破素材をキャラクターに与えれば上げられます。
装備についても元素熟知って書いてある装備片っ端からつけて行けば、通常の攻撃で殴るよりかはまぁまともな数字のダメージが出るので、こと序盤においては直接ダメージを出す反応を私はオススメしています。

直接ダメージを出す反応に絞って考えると…
おや、なんと反応は過負荷と感電の2つだけになってしまいました!

炎、水、雷の3元素で完結、簡潔ですね(激ウマ)。
では次の項ではまず、この3元素でパーティを組んでみましょう!

3.いざ元素反応!

2-A キャラクターを決める

過負荷、感電を使う上で私がおすすめしたいキャラクターは何と言ってもリサさんです。
リサさんは配布キャラでありながらこと単純な反応でダメージを出す運用なら全キャラクターのなかでもトップクラスの性能を誇ります。

理由としては2つ。「法器キャラクターであること」と「レベルを上げると元素熟知もあがること」です。

まず、法器キャラクターであることの何がいいかというと、元素反応には当然「元素攻撃」が必須だからです。


雷元素攻撃(ダメージが紫色)
物理攻撃(ダメージが白色)

上記写真、両方とも通常攻撃によるダメージですが、リサさんの通常ダメージは紫色で表記されています。
これは、リサさんが法器キャラクターであり、通常攻撃がキャラクターに対応する元素の攻撃になっているためです。片手剣、両手剣、長柄武器のキャラクターは、全て基本の通常攻撃は物理属性の攻撃になっています。

このゲームでは、たとえ雷元素のキャラクターであっても、雷元素の攻撃をしない限りどれだけ攻撃をしても雷元素を付着することができません。

写真でいえば、このまま久岐忍がヒルチャールを通常攻撃し続けたところで、ヒルチャールに雷元素がくっつくことは永遠にないんです。当然キャラクターには通常攻撃以外にも「元素スキル」「元素爆発」を所持しており、こちらは基本的にどのキャラクターであっても元素攻撃になっているため、反応を使うことは可能です。


久岐忍元素スキル、クールタイム15秒
久岐忍元素爆発、クールタイム15秒、元素エネルギー60



しかし元素スキルであればクールタイムの、元素爆発であればクールタイムに加えて元素エネルギーの制約を受けます。
それに対し、法器キャラクターは原神における全てのキャラクターたちのなかで唯一、常に通常攻撃によって元素攻撃が可能という特権を持ったキャラクター群です。
いつでも元素反応の起爆剤になれる、という意味で、法器キャラクターであることは反応アタッカーをやる上で大きい利点だと言えます。

2つ目の理由、レベルを上げると元素熟知が上昇する、については、これはリサさんに固有のメリットといえます。

Lv90リサさんのステータス 聖遺物をつけていないにも関わらず、既に元素熟知が96あることがわかる

先程原神はレベルの比重が高くないと言いましたが、その数少ない例外の一つが「突破ステータス(俗称)」です。
Lv40以降のレベル上限を突破するたび、全てのキャラクターは基礎のHP、攻撃力、防御力の上昇の他にHP、攻撃力、防御力、会心率、会心ダメージ、元素熟知、元素チャージ効率、元素ダメージバフのいずれか一つが上昇します。

これらステータスのどれが上がるかはキャラクターごとに個別で決められており、たとえばガイアなら元素チャージ効率、ディオナなら氷元素ダメージバフと、基本的に各キャラクターが必要としがちなステータスが伸びるようになっています。

図の円で囲まれた部分が突破ステータス
行秋の突破画面。片手剣キャラクターであるがガイアとは異なる突破ステータス
ディオナの突破画面。氷キャラクターであるがガイアとは異なる突破ステータス
レイラの突破画面。氷・片手剣キャラクターであるがガイアとは異なる突破ステータス。
以上を踏まえると、キャラクターの元素や武器種は突破ステータスに影響しないことがわかる。

リサさんはこの突破ステータスに元素熟知が割り当てられているキャラクターになります。その値は値が最大となるLv80→90の突破タイミングで96。
主な元素熟知を上げる手段である聖遺物1部位(最大3部位)あたりの元素熟知が187であることを考えると、まずまずの上昇量と言えます。
装備の整わない序盤という前提条件に従えば、理想状態の装備の1/6の元素熟知を自前で補えること、また私が提示した「直接ダメージを出す反応はレベルを上げるだけでいい」というメリットにも噛み合ったステータスであることなどを考えても、リサさんは自信を持っておすすめできるキャラクターだと思います。

そのため、パーティの軸をリサさんとして組んでいきましょう。

次に、過負荷・感電を体験するには、それぞれ炎・水の元素が必要です。
配布キャラクターの中からこれを満たすキャラクターはそれぞれアンバー・香菱とバーバラになります。

これで、まず水は確定ですね。
バーバラは自然と入ってくる形になりましたが、彼女もまた法器キャラクターであり、持続型の元素スキルで周りに水元素を付着させやすいこと、数少ない元素スキルでの回復が可能なキャラクターであることを踏まえると、全水キャラクターを前提としても十分選択肢に入りうるキャラクターなので、自信を持って編成しましょう。

他に水キャラクターを所持している場合は、条件で考えるとどちらを編成するか決めやすくなります。
ここでは、リサさんが雷元素を付与するより前に水を付着させておけることが条件になります。何故その条件である必要があるのかは後述しますが、この条件で絞る場合継続的に水元素ダメージを発生させられるスキルや爆発は前提となるため、例えばタルタリヤやキャンディスなどは除外されることになるでしょう。

では、この条件で絞る練習も兼ねて、炎元素のキャラクターを決めていきます。アンバーと香菱の二択ですね。
どちらも持続型の炎元素ダメージを発生させるスキルと爆発を持っています。ではこの場合、どちらを選択すべきでしょう?

正解、というものはありません。しかしこの場合ならば私は香菱を選択します。理由としては元素スキルにあります。
アンバーの元素スキルは、数秒のタイムラグを持って爆発し、炎元素を与える元素スキルです。キャラクターチェンジをしても持続しますが、単発のダメージであるため継続的な元素反応は望めません。
一方香菱の元素スキルは発動のタイミングから継続して炎元素ダメージを発生させ続けてくれるため、より長い時間控えから元素反応のサポートをしてくれます。一回の元素スキルで、複数回の反応を起こせるということですね。
勿論特別な要因で香菱よりアンバーを優先すべき条件が生じることはいくらでもありますが、今回はとにかく「使いやすさ」「わかりやすさ」を優先して、香菱を編成することにしましょう。

これで、リサさん・香菱・バーバラのパーティが完成しました!

まだ編成枠が余っているという疑問はごもっともなのですが、今回はまず反応に触れてみることに重きをおいて空席のままにしておきます。慣れてきたら他キャラクターをいれて応用してみましょう。
自分で実践してみる際には、余った枠にはノエルなどのシールドキャラを編成すると、元素反応を邪魔することなく、パーティの安定感を上げられると思います。

さて、パーティを揃えて実践に移る前に少し本題とズレた大切な話を少ししたいと思います。
リサさん以外のキャラクターのステータスについてですが、元素をつけることが目的であるためぶっちゃけなんでもいいです。
香菱はアタッカー用、つまり冒頭で説明した「攻撃力、ダメージバフ、会心」がフラットになるような装備を意識して、素のダメージが大きくなることを目指すと、後々元素反応への依存度が低いパーティを組む際の練習になっていいと思います。バーバラを併用する都合、蒸発反応についても体験できるので、後に繋がるものが多く得られるでしょう。
バーバラは自分のHP最大値を基準に回復してくれるキャラクターなので、とにかくHPを伸ばせばいいです。リサさんの元素熟知がHPに変わったようなもんですね。一応「与える治療効果」というステータスがレアながら存在し、そのステータスはHPより回復量に帰依する部分が大きいので、そのステータスを付与する装備を手に入れたら適宜HPと入れ替えるような形で装備を組んでいくとやりやすいかと思います。


2-B いざ実戦

さぁ、パーティが決まったならいよいよ実戦です。
ここで今更ですが元素反応における一番大事なことを話します。本当に大事なことなのでよく聞いてください。

元素反応は、起こしたキャラクターのレベル・元素熟知を参照する。

です。
どういうことかというと、例えば相手のヒルチャールにバーバラが水を付着させ、リサさんが後から雷を付着させて感電反応を起こしたなら、発生するダメージはリサさんのステータスを元に決定され、バーバラのものは一切関与しないということです。
これはリサさん以外が熟知を持たなくていい利点でもありますが、リサさんでつけた雷元素にHPのステータスに振り切ったバーバラが水をつけて反応すると火力がガタ落ちする大事故にも繋がるということでもあるので、反応の順番はしっかり意識するようにしましょう。

熟知1131リサさん→熟知0バーバラの順番での感電反応
熟知0バーバラ→熟知1131リサさんの順番での感電反応

前後のどちらが反応のダメージに影響するか覚えにくい場合は、雨天候時の事を考えるとわかりやすいです。

もし仮に先に付与されていた元素の熟知を参照していた場合、せっかく熟知特化のキャラクターを組んでも、雨によって先んじて水元素が付与されていた場合「雨」という気候の元素熟知を参照してダメージが決定されてしまいます。
しかし実際のところ、雨で濡れている遺跡重機に上記写真のリサさんが攻撃して元素反応を起こした場合全く同じダメージが出ます。
簡単に自然環境に左右されるゲームバランスにするわけがない、というちょっとメタ的な思考をすると、ゲームの仕様を理屈で掴みやすいかもしれません。

反応順を学んだところで、実際の戦闘の流れを学んでいきましょう。

原神の基本はサイクル戦です。


まずは、元素付着を目的としたキャラクター(ここでは香菱・バーバラ)を出場させ、キャラクターチェンジしても場に残る元素ダメージ攻撃を発動します。ここでは、二人の元素スキルを発動していますね。


次に、持続スキルが相手に元素を付着させたら、リサさんにキャラクターを変更し、通常攻撃で雷元素を与えていきます。すると、元素反応による大ダメージが入っていくはずです。
注意すべきはやはり反応順。敵のHPバーの上に、炎元素ないし水元素のマークが出ていることを確認してから攻撃することを意識しましょう。 

相手の頭上の元素アイコンが雷元素のものになっている

リサさんで攻撃し続けていると、香菱やバーバラのスキルの効果時間切れやその他様々な要因で、いずれ相手に付着している元素が雷元素のみになってしまいます。
こうなると雷に雷を与えている状態になり、当然元素反応は起こせないので、一旦キャラクターを変更して再び雷以外の元素を付着させてあげる必要があります。

ここでは相手の体力が僅かなためバーバラの通常攻撃で水元素を上書きしていますが、
実際は香菱のスキルをクールタイム毎に発動するなど、こまめなキャラクターチェンジによってそもそも雷以外の元素付着が切れないようにしてあげるのが望ましいですね。

最後は、バーバラによって上書き付着された水元素にリサさんで雷を付着し、感電ダメージで終わりです。

以上が元素反応を使った大まかな戦い方です。
もちろん実際には元素爆発を使ったり、過負荷や感電の範囲ダメージを活用して多くの敵を巻き込んだりなど、やれることは増えますが、基本の「(炎・水)元素を付着する」「キャラクターを変えて(雷)元素で攻撃して反応を起こす」という流れは変わりません。
また裏を返せば、元素反応というのはたったこれだけの2工程なんですね。
効果にそれなりに差異はあれ、殆どの元素反応はこの2工程の上に成り立っていますし、それほど劇的に発生する効果が違うこともないので、この2工程さえ掴んでしまえば、後の反応も結構あっさり扱えるようになると思います!

4. おわりに

元素反応は元素量だとか、反応クールタイムだとか小難しい言葉もあり、実際奥深いシステムではあるんですが、しかし基本的には単純な掛け算のシステムです。
なんなら世の大半の人はしっかり反応の全てを理解して戦ってはいないと思います。自分もその一人です。しかしそれでも、反応を使って戦うことはできます。

そして元素反応を使えるようになれば、原神の戦闘はずっと幅広く、奥深く、戦いやすく、そして何より面白いものになると思います。
元素反応はバラバラな原神のキャラクターたちを繋いで、協力バトルにしてくれる要素ですから、これを軽く理解するだけでもキャラクターの数×キャラクターの数の組み合わせで無数の楽しみが生まれるんです!

この記事が、その楽しみを知るきっかけになればと思いつつ、今回はこれで〆とさせて頂きたいと思います。

終わりに、初めての投稿で稚拙な文章かつ冗長な文章になってしまったと思います。それでも、それを最後まで読んでいただいた人がいるのであれば、心から感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。


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