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わたし、東京にいながら地域のためにできるコト考えたい学生です!ミートアップ Vol.3

 こんにちは!10日間もあったGWがついに終わり、世間では学校始め・仕事始めと言われた5月7日の火曜日。夕方になるとアウモ株式会社さんのオフィスに続々と集まる学生の姿が…。果たして彼らの目的は?というと、今回で第3回目を迎える、学生×地域のミートアップイベントが開催されていました。今回は、当イベントの内容や様子をご紹介しつつ、それを踏まえて得られた価値や発見をご報告できたらと思います。

※ちなみに、このミートアップについて詳しく知りたい方は、前回のイベントに関する私のnoteをご参照ください!


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1 全体の流れ

 まずは、今回のミートアップのアジェンダを紹介します。

1. オープニング(60m)
2. ワークショップ・発表(75m)
3. aumoさんのお話(15m)
4. 懇親会(30m)

 1. オープニングでは、自己紹介の一環として、以前の回と同様に参加者の方には「10億円もらえたら、あなたはどうしますか?」という質問に答えていただきました。世界一周旅行といったイメージしやすいものから、全国各地に自分でプロデュースしたパン屋さんを建てるなどユニークなものまで様々な意見が出ました。

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2 ワークショップ・発表の様子

 【グループワークのテーマ】 
⑴ 個性を感じる地域ってどんな場所だろう?(5m)
⑵ 関わる地域はどう見つけたらいい?(5m)
⑶ 長期休暇を利用して何か地域のためにムーヴメントを起こせるとしたら何をする?(20m)
⑷ 人を巻き込んで、そのムーヴメントを拡大させる方法を考えよう(20m)

  参加者は2つのグループに分かれて、上記についての話し合いを行い、各テーマごとにグループで出た意見を発表しました。そして最後には、司会を務める櫻木さんにフィードバックをいただき、学生側は実際に行動を起こすための情報を学び得ていました。

⑴ 個性を感じる地域ってどんな場所だろう? 

  全国47都道府県があり、さらに市町村ごとに細かく分けられる日本。各地域には、名所や特産物があり、それぞれ違った色があるはず。まず導入として与えられた本テーマは、そんな各地域の魅力を考えてもらうために設定されました。「個性」というと考えにくいかもしれませんが、私たちが日頃魅力を感じる地域や名前を聞いただけでどんな場所かすぐに思い浮かぶ地域をイメージして、それらがどんな特徴を持っているかを考えてもらえるといいと思います。実際に「個性を感じる地域」の特徴として以下のような意見が出ました。

【個性を感じる地域の特徴】

・ユニークな事業を展開している

例:

鶴岡市の起業家育成プロジェクト 

日本西日本海岸計画

・人を惹きつけるキャッチコピーを持っている

例:「おばあちゃんの原宿:東京 巣鴨

・異国文化・異国体験ができる(外国人街)

例:新大久保:韓国にいるような感じ

・震災や豪雨被害など何らかの災害を経験している

→災害の記憶を風化させないためにモニュメントや慰霊碑等の遺産がある

例:東北などの震災からの復興地域(岩手県陸前高田市 「奇跡の一本松」)

・特殊な産物がある


例:方言 料理 観光名所 等

 また、「そもそも地域の個性とは?」という疑問の声も上がり、ある参加者からは、「個性というのはその地域を訪れた人が実際に足を運んだり興味を持ったりする中で作り上げていくものなのではないか」という意見も出ました。櫻木さんからは、「日本の各地方自治体の本当のライバルとは?」についての言及があり、多くが日本国内の他の地方自治体をライバル視しがちだが、実際には海外(特にアジア圏など、国内旅行と同じ価格帯でいけるエリア)の方が経済や観光の面でライバルであることが多い、ということでした。


⑵ 関わる地域はどう見つけたらいい?

 では、実際に我々学生がどこかの地域と関わってみたい!と思った時に、どうやって行動に移せば良いのでしょうか?あるいは、地方創生に興味があるけど具体的にどの地域を元気にしたいか決まっていない!と言う人はどうやって自分が関わる地域を発見したらいいのでしょうか?本テーマでは、地域のためにより実践的な行動に移すためのブレストを行いました。 

 そこでまずは、参加者の中で実際にアクションを起こしている方から地域との関わり方をお聞きしました。

【事例紹介】

学生A(出身:山形県):

地元の地方自治体と協力し、町全体を巻き込んだ観光プロジェクトに取り組む

*山形県 大石田町:

学生B(出身:鹿児島県):

大学の所属ゼミ(まちづくりと福祉に特化した学部)の授業の一環として、地域のプロジェクトに参加する


学生C(出身:埼玉県):

ミュージシャンとしての活動を通して、地域とコラボした音楽イベントを企画する


 そのほかにも、学生団体・サークル活動の一環として地方創生に関わっていたり、SNS(Facebookの地域関連コミュニティ等)で見かけたイベントに参加したことをきっかけに特定の地域に興味を持つようになって実際に足を運んでみたり…と関わる地域の見つけ方は多数あることが明らかになりました。やはり、少しでも地域に興味がある方というのは日頃から地域に関連したワードに敏感になっているのでしょう。友人や知人の話を聞いてだったり、SNSで見かけてだったりと様々な経緯で地方系のイベントやプロジェクトの情報を入手している方が多いのだという印象を受けました。また、上記の学生Bのように、大学主催の地域型プロジェクトが意外と多いというのは予想外でした。(私の大学にはあまりないもので笑)



⑶ 長期休暇を利用して何か地域のためにムーヴメントを起こせるとしたら何をする?

 前回のミートアップでも取り上げたこのテーマ。やはり長期休暇(サークルやバイトを除けば基本的に時間がある・特に制約なく自由に動ける)というのは学生の特権ですよね。地方創生においてもこれを活用しない手はない!ということで本テーマでは、長期休暇を利用して何か行動を起こすとしたらどんなことをする?という内容について話し合っていただきました。参加者の方が過去に長期休暇に参加したり、または今後実行予定だったりするプロジェクトについて伺ったものを紹介します。

【長期休暇にできること】

村おこしや島おこしの地域密着型プロジェクト参加
(方法)ボランティアやインターンとして関わる 
(ポイント)地方自治体や現地企業と連携する
*学生だけで出来ることには限りがあるから 
大規模な音楽イベント開催
(方法)地方⇄都市で学生の交換・派遣をする・参加費や寄付金を運営費に当てる
(ポイント)関連地域の物品販売等の出店をする
*経済的な面での地域への貢献を重視し、タイアップ効果を狙うため

 <その他> 

 地域に人を呼びこむには、やはり社会のトレンドや若者の興味関心を引くようなコンテンツをフックとした戦略が必要だよね!という意見が多数上がりました。そこで以下のようなキーワードを用いて、今後地域と関わるプロジェクトを企画できたらいいのではないかという見解に至りました。

・歩行者天国
・地方移住型キャンプ
・地方創生×学生100人会議
・eスポーツ
・学園祭で地域体験型ブース出店(長期休暇ではなく学期内になるけど笑)



⑷ 人を巻き込んで、そのムーヴメントを拡大させる方法を考えよう

 これまでのテーマを通じて、参加者の方々には地域のためにできることを段階を踏んで考えていただきましたが、いよいよ最後となる本テーマでは、実際に活動を進めていく中でせっかくのムーヴメントをより影響力のあるものにするため、人を巻き込む方法について話し合っていただきました。今回はその中で参加者の共感が多かった案をいくつか紹介します。

SNSの活用 「いかにバズらせるか?」「ターゲット設定はどうする?」

 やはりインターネットがこれだけ普及した社会で、SNSの力を借りない手はありません。ただし、単にプロジェクトや活動の内容を宣伝しただけでは集客は成功しないよね、というのが参加者全員一致の見解でした。人を惹きつけるためには、相手の興味をそそるような題材やキーワード、つまりフックとなるアイテムを準備して、まずは「これ、なんか面白そう!」「ちょっと詳しく見てみたい!」と思わせることが大切です。そのためには、地域のイメージが湧くようなPR動画を作成したり、ターゲットに応じて設定したキーワードをハッシュタグで掲載したりすると効果的ではないかという意見が出ました。また、イベントの開催をするのであればそのイベントを企画するに至った経緯や全体の理念に加えて、過去のイベントの履歴を公開したり、成果報告を追加すると良い、といった声も聞かれました。

地域に足を運び、現地の人と仲良くなる

 これはとても当たり前なことに感じるかもしれませんが、意外と簡単なことではありません。時間も費用もかかりますし、何よりエネルギーが要りますよね。ただ、参加者の方の中には、実際に地域に足を運んだことによって現地の人と直接話すことができ、その中で得た新たな知見やアイディアがあった、または、今までよりもずっとその地域に愛着が湧いた、という体験談を語ってくれた方がいました。いつの時代においてもアナログな部分での繋がりというのは重要ということですね。

自ら地域関連のコミュニティやイベントに参加し、人脈作りや情報収集をする

 これは自ら積極的に何らかのアクションを起こす上で、とてもわかりやすい手段だと言えます。ただ、今回のミートアップもそうですが、一度同じテーマや目的で話をした相手とは不思議にも仲良くなりやすい、という事実があります。だからまずは、少しでも興味を持ったコミュニティ・イベントがあるのであれば思い切って参加してみる、というのがかなり大事です。ちなみにこの地域ミートアップに参加した参加者の方には、地域に興味を持つ学生の集うコミュニティへの参加が自動的に可能になります!(笑)


3 aumoさんのお話

 ここまでは参加した学生同士での交流についてご紹介してきましたが、今回のミートアップの開催にあたり、会場提供をしてくださったaumoさんから最後にお話をいただきましたのでぜひともご紹介させていただきます!

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1.  aumoの説明
2. aumoが現在力を入れている事業紹介
3. 長期インターン生の募集について

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 "aumo"といえば、私自身普段から旅行に行く際の情報集めの手段として、また最近では友人とのランチのお店を検索して予約する際のツールとして、非常に愛用させていただいているアプリまたはwebサイトを運営する会社でしたので、今回そのオフィスにて直接社員の方からお話が聞けるということでかなり楽しみにしていました。1. の会社の概要説明では、今までは知らなかった会社の沿革や事業内容についてお聞きすることができ、非常に光栄でした。2. では最新の事業展開についてのご紹介や社会のトレンドを素早くキャッチしたメディアを運営するための戦略のノウハウなどを伺うことができ、学生としても一利用者としても得るものが多かったです。3. として最後に、学生のインターン生もたくさん受け入れているaumoさんならではの学生インターンメンバーの紹介や事業部の構成説明などをしていただきました。とても多くの学生さんがジョインしていることをお聞きし、私も興味を持たずにはいられなかったです…。 

 今回は、素敵な会場のご提供に加えて貴重なお話の時間も取っていただき、本当にありがとうございました!


4 まとめ

 以上が、第3回目のミートアップの紹介と報告となります!今回の反省点としては、参加者の方同士の交流の時間は取れたものの、違うグループの方と話す時間が取れず、全体での流動的な横のつながりを生むことができなかったことです。次回は、参加者の方々全員がお互いに話せるような環境作りができるように改善したいと思います。今回参加できなかったという方は、来月のイベントにぜひご参加いただきたいです!

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 また、本ミートアップは運営事務局の学生メンバーを絶賛募集しています。地域に興味があることに加えて、イベントの企画や運営もやってみたい!という方がいましたら、是非ともこちらまでご連絡ください!→yuri.colorfullmoon@gmail.com

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!




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