他人と自分を比べてしまうとき
「他人と自分を比べない」が最近できていませんでした。
あの人はコンペで採用されているだとか、あの人は私が気になっていた媒体に採用されているだとか、考えてしまって。
一緒にがんばる仲間が周りに増えた証拠でもあります。
ポジティブ人間な私にとって、後ろ向きな感情を抱いていることが自分自身への裏切りのように感じて、しばらく気持ちが落ち込んでいました。
そんな私の心がパーッとすっきりしたきっかけの話です。また落ち込んだときに思い出せるように書いておきます。
読んだ書籍で「アファメーション」という言葉を知りました。
アファメーションとは、肯定的な言葉による自己暗示で、理想の自分を引き寄せること。ポジティブな言葉を使うことで、自分を幸せにするマインドセットのひとつです。
私は抱えていることが多いと夜に寝付けない性格です。寝れないときにはYouTubeでリラックスする音楽を流します。
アファメーションがどんなものか調べていたときに、言葉を聞き流しできる動画を見つけたので、今夜はこれにしてみようと決めました。
布団に入って目を閉じてぼんやり聞いていたら「自分のペースで人生を歩んでいく」「人と比べなくてもそのままであなたは素晴らしい」「あなたはあなた」という言葉にふと、自分の人生に他人の成功がどうとか関係ないじゃんと気づきました。
私は自分の目標に向かうとき、目の前に道があり歩いていく映像を思い浮かべています。その頭の中のイメージには、私以外の登場人物はいないんですよね。
だって私の道なんだもん。誰かが横切ったり追い抜いたりちょっかいを出してきたりはしない。
そうだよ、そうそう。今まで「他人は他人、私は私」といくら納得させようとしてもすっきりしなかったのが嘘のように、そうだよな、と腑に落ちました。
「腑に落ちる」の「腑」は「内蔵」を意味していて、落ちるというのは「納得する」とう意味を持っているそうです。まさにすとんとあるべきところに着地した気持ちです。
心が軽くなり、その晩は安心できる何かに包み込まれた心地で眠りにつきました。
私が文章を書く理由の一つに、言葉の力を信じているからというのがあります。
また救われてしまったね。
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