4/24の日記：天秤の話

今日も今日とて歯医者に行ってきた。
先日は虫歯の治療だったわけだが、今回は逆側の虫歯治療である。
俺の歯よ、虫歯菌なんかに負けないでくれ。

殺菌のためにアルコールを口に含み続けたら完治しないでしょうか。

今回の虫歯は、定期検診に行ったことで見つかったものだ。

定期検診に行かなければ、悪化して面倒な治療が必要だったかもしれない。とはいえ、定期検診のためにわざわざ時間を作って、予定を覚えておいて、お金まで払うという行為は面倒そのものである。

定期検診をサボる一時の快楽と、サボった結果に待ち受ける面倒ごとを天秤にかけ、後者の方が大変だと判断したわけだ。

短期的な思考と長期的な思考は紙一重だと思う。
時には目先の欲望の渦の中に身を投じることもよいだろうし、未来を見据えて耐え忍ぶことも必要だ。
どちらか一辺倒ではなく、ケースバイケースで使い分けることが肝要なのだろう。

例えば夜のおかずを選ぶ時、動画でサクッと済ませるのもいいだろう。
それに対し、AIのべりすとを使ってグレイトフル源氏物語を綴りながら、歓喜のエメラルドスプラッシュを未来の自分に託すのもまたしかりだ。

己の声を聞け。さすれば君の羅針盤は行き先を指し示すだろう。

だが、ドスケベインモラル褐色メスガキサキュバスがいる場合はこの限りではないものとする。
なんでいないんだ。僕の魔笛を吹きにおいでよ。

𝐋𝐞𝐜𝐤 𝐦𝐢𝐜𝐡 𝐢𝐦 𝐀𝐫𝐬𝐜𝐡.