満足 の度合い
とある日のホストマザーとの会話 について書こうと思う
私のステイ先のホストママは日本人とアメリカンのハーフで、5カ国語を操る弁護士のキャリアウーマン
ママは日本語を勉強したい。私はもちろん英語を練習したい。
だから私たちの会話は英語と日本語、両方で進む
ディナーの後、片付けの最中、腹八分目の単語について話していた時の事
Y 「 Dinner was delicious! I'm so full tho. 」
(I'm full. でお腹いっぱい)発言した後で、そういえば、この二つは同じニュアンスで訳せるなぁと気付く私。英語学習者なら誰でも感じたことがある、英語と日本語のニュアンスの違いについて。100%正確には訳せない単語は数え切れないほどある。
でも、お腹いっぱいは いっぱい=Full 同じよね?
そこで頭の中にはもう一つの質問が浮かんだ
Y「Full と Satisfy の違いって何だろう?」
Satisfy=満足 マンゾクとは、満ち足りるとかいて満足
食事の後で、はぁ〜満足した。つまり満たされた。Full 同じじゃない? でも、I'm full. の代わりに I'm satisfied. の表現は一度も聞いた事がない
この Full と Satisfy の単語の違いは何だろう。どうもピンとこなかった
M「日本語ではSatisfyを満足と訳すでしょう?でもね、私からしたらこれは度合いが違うのよ。」
日本人の私は満足=ポジティブ、良い意味。 でもアメリカンなママからしたら=ネガティヴ
つまり、
I’m satisfied.は「満足しています」と訳される → 相手側は「相当高い」と捉える
例えば、レストランのアンケートがあるとする
: この量、味共に満足しました。
⭐️評価をするなら 4〜5⭐️⭐️⭐️⭐️☆
英語にすると 3⭐️⭐️⭐️☆☆
この微妙な違いこそが 日本語と英語の度合いの差
つまり、実際のニュアンスは「条件・基準などをギリギリ満たしている」「よくないとまでは言わないが、いまひとつ」といった感じで、必ずしも良いものではない
満足(読み)マンゾク ーデジタル大辞林ー
1 心にかなって不平不満のないこと。心が満ち足りること。また、そのさま。 「満足な(の)ようす」「今の生活に満足している」
2 十分であること。申し分のないこと。また、そのさま。 「満足な答え」「料理も満足にできない」
3 数学で、ある条件を満たしていること。
この中の2に相当したものが英語の Saisfy
こんな感じで日本語から英語に同じニュアンスで訳すのは難しい
私が思う海外で英語を学ぶ事の利点の一つは、この細かいニュアンスの差を埋めてネイティヴに近い英語を身につけられる事
よく目にする 海外留学で生きた英語を身につけよう は理にかなってると思う。もちろん簡単な事ではないけど。
自分で勉強して、辞書を引いて、頭の中では理解したとしても
いざ日常生活の中で使うとなると、ニュアンスやシチュエーションがいかに重要かが分かる
私の今の英語を学ぶ事の目的はというと
私の中にある感情やその形、背景、感覚、細かいところまで同じニュアンスで相手に感じ取ってほしい、心に響くメッセージとして届けたい
物事を説明する時もそう、相手に分かりやすく伝えたい
それを頭の中に置きながらコツコツ英語学習に励んでいる
言語はコミュニケーションツールに過ぎないけど、コミュニケーションがいかに大事か。アメリカに来て強く感じたこと
日本人は相手を察する能力、相手を読み取る能力がすごく高い
でも、ここは個人主義の国、アメリカ。言葉にしないと伝わらない
(KY 空気読めない が流行語になったのはまさに日本!!と思う。。)
そういった面でも言葉に限界を感じていたらいつまでも深い関係は築けない
ということで、日本から一歩出て海外で英語を学ぶ事、私はオススメします!
話が逸れたけど、つまり英語学習は奥が深い。 笑
渡米した経緯、現在の仕事について次回の記事にしようかな
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
Yura
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