昨日聞いたスタートアップと中小企業(ベンチャー)の違いが面白かった。

昨日聞いたスタートアップと中小企業(ベンチャー)の違いが面白かった。
 
それで思い出したことがある。
 
幼稚園の頃から実家の建築の、
親やおじいちゃんおばあちゃんの仕事を手伝っていた。
 
お客さんの家に行って、
敷いたばかりの畳を慣らすために足で踏んだり、
屋根に登って覚えたてのドリルでネジで留めてみたり、
家主さんとお茶しながら談笑したりしてた。
お客さんにすごく可愛がってもらえたし、
コミュニケーションすることも楽しかった。
 
「よーなった〜」(善くなった)
って言われると嬉しかった。

それが僕の仕事やビジネスのルーツ。
 
時代は過ぎて、
新築なんて建てる人少なくなって、
畳の家も減った。
 
限られた商圏と、下請け構造と、営業ノウハウがないのが主な原因だと思ってるが、
修理くらいしか仕事がなくなると、
家の中はいつも不平不満で暗かった。
 
実家でフリーランスのWEBデザイナーになったとき、
そもそも周りに会社なんてなかった(工場はある)から、
オンラインで仕事を獲るというのが普通だった。
リアルに営業して…という発想がなかった。
 
アメリカでオンラインマーケティングが広まったのは、
土地が広大すぎてリアルに会うという選択肢がないから
 
らしいが、
 
田舎で畑が広大すぎて人がいなかった。
 
均質化された価値観で田舎というコミュニティがワークしてると、変わり者には、共感できる人もいなくなった。
 
オンラインに目を向けると共感できる人がたくさんいた。
 
イナズマが走った。
 
それが僕のWEBとの邂逅だった。
 
あの頃自分にWEBマーケティングの力があったら、
実家も救えていたのかな…
 
それが僕のWEBビジネスのルーツ。
 
最近色々な人と話していて、
お客さんと会える距離でビジネスを提供したいって、
気持ちは経験上すごく分かるんだけど、
え?なんで?全国にもあなたを(そのサービスを)必要としてる人はいるかもしれないのに?なんで?なんで?なんでやねん!と率直に感じる。
 
確かに特定のコミュニティ内でしかヒットしないプロダクトもあると思うが、その価値観はそれとも違うマインドから生まれている気がしていて。
 
「まずは福岡から…」とか「会わなきゃ仕事できない〜」とか言われると気持ちが萎える。
それってただの逃げでしょ?とすら思ってしまう。
最近は「ネットコミュ障」という言葉もあるらしいが、
文字やバーバールで伝えることの苦手意識があるのかしら。
 
もっと広く必要な人に届けましょうよ。

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