見出し画像

子育て綴☘養育費の強制執行その後

先月、養育費の強制執行を決行し、翌日裁判所から元夫とその会社へ執行文が送られた。

それから一週間後、元夫から連絡が来た。

まず、申し訳なかった、と謝罪の言葉の後、手取りの半額を取られてしまったら生活が出来ないから減額してくれ、とのこと。

こちらはずっと催促もせずに、いつか払ってくれるだろうと待っていたにもかかわらず、相手からすると、満額払えないからほんの少し払っただけでは「これっぽっち?」と文句言われるのが嫌だったので送れなかったと弁解した。

文句どころか一度も「これっぽっち?」などと言ったことなど無かったと思う。少しでも入れてくれるならと「ありがとう」と毎回御礼を言っていたのだ。

元夫は、「減額してくれないなら、死ねというわけだ。いくら稼いでも手元に残らないなら、家賃も払えずホームレスだ。もう生きていなくていい、というわけだ」

と言い出した。

情けなくなったし、なんだそれ?と思った。散々知らんぷりで今度は泣き落としか!と思った。

こちらは元旦那に死んでもらいたいわけではなく、元気で今の会社で頑張ってもらいたいと思っているのだ。

転職を散々繰り返し、収入が無くなったときは借金していたらしい。その借金が膨らみ整理するために弁護士に整理してもらったその弁護士料、そして整理してもらった後の返済額、だから養育費で給料の半額を取られると生活出来ないと言う。

ふざけんな‼︎とも思った。

どんなに辛くても私は仕事を辞めなかった、辞められなかった。なのに元夫は合わないから、とか最低の職場だ、とか、メンタルが辛くて、とか言って離婚後も10以上は仕事を変わっていると思う。

やっと良い感じの今の会社へ就職出来て、本当良かったねと思う。

「借金の整理の目処もついたし弁護士料も払い終わる、あとは整理した借金の次々の返済額だけ。だからそろそろ養育費も払えるようになると思っていたんだ」

と言うが、強制執行しなかったらきっとまだ知らんぷりしていたに違いない。弁護士料?返済額?なんだそりゃ、その分養育費へ回わす気持ちは一切無かったのか?

とりあえず減額するしかないのかとがっかりした。

すると元夫は「60歳にならないと渡せないが、確定拠出年金が出たら半分をママに渡す」と言う。

え?半分?と聞き返すと、「じゃ2/3」と言うので、全額頂戴と言った。「分かった全部渡す、ママの口座に振り込まれるようにしておく」

だから月々減額してくれというわけ。そして強制執行を取り下げて欲しい、必ず支払うからと言うわけだ。

強制執行取り下げたらまた払わなくなるかもしれないじゃないかと思いつつ、とりあえず裁判所に聞いてみると伝え、その日は終わった。



後日、元夫からこれでどうだろうと合意書が送られてきた。

強制執行の月々支払いを減額すること、確定拠出年金の全てを支払うこと。強制執行は取り下げること。

裁判所に聞いてみたところ、強制執行を取り下げなくても減額は可能で減額した金額のみ返済したとされるということ。ならば取り下げる必要はない。

そして合意書に関しても不安なので一度弁護士に見てもらうことにした。

今回も市町村の弁護士相談を利用した。30分2000円で弁護士に相談出来る。

みてもらったところ、確定拠出年金は本人の口座にしか入らないので確実にもらうには公正証書にする必要があるとのこと。

本人はママの口座に振り込まれるようにしておくと言っていたがそれは不可能である。だからそもそもこの話しは元夫が私の口座へ振り込まねばならないことで、元夫がそれをやらなければお金は入らず、こちらに自動的に振り込まれるものではないのだ。だから確実にするためには公正証書にする必要があるわけだ。

それから、婚姻中の厚生年金の半額はもらう資格があったが離婚から2年以内の届出なのでもう申請は出来ないが、年金事務所へ連絡し相当金額を出してもらった上で、その金額を本人の年金給付時より支払ってもらう旨の取り決めは有効。それも公正証書にしておく必要がある。

これらは未来の「きっと払ってくれるだろう」という不確実なものなので、確実にするには公正証書にしておくことで支払われなかった場合に強制執行をかけることができる。

とのことで大変参考になった。

早速年金事務所に連絡してみたところ元夫のマイナンバーか基礎年金番号が分からないとダメだと言う。なのでこれは元夫に連絡して教えてもらわねばならない。

次に公証役場へ連絡し夕方の相談が予約できた。

そこでは公正証書にするためには金額が確定しないとダメなのでそれぞれ金額を算出しておくこと、強制執行の養育費減額に関しては公正証書にはしないこと、などアドバイスを受けた。

公正証書に減額を記入してしまうとその金額以上は取れなくなる可能性があるので、あくまでも今は好意で減額しているが収入が増えたら増額して出来るだけ満額に近づけるようにしておいた方が良い、というわけだ。

そして相手が書類作成料金を払えるならそれも依頼して良いだろう、書類作成料金の目安も教えてもらった。

やはり、あちらこちらに相談してみるべきだ。聞いてみて本当に良かった。



先程、以上の内容を元夫へ伝えた。頭を整理してみる、とのことだ。

元夫の作った合意書だけでは、本来法で守られるべきこちらの権利を放棄することになるので、そちらの減額には応じる分、公正証書にしてその書類作成代もそちらで持ってくれるように話した。そして強制執行は取り下げない、元夫の合意書にはハンコは押さないと告げた。

減額した金額は満額の1/4だ。強制執行をしても結局は払わないもの勝ちな気もするが、やらないよりはやった方がよい。少しでも取り返すことが出来ると思う。


とにかく子どもたちのためである。

子どもたちの未来を守るため、ママとして出来ることはやっておかねばならない。

そして元夫もパパとしてやらねばならないことをやってもらいたい。

それだけである。





よろしければサポートお願いします!書いていくモチベーションになります(*´꒳`*)50代の私がどこまで、どんなことが出来るのか日々模索と挑戦中。今までの人生での教訓や幸せへの法則などシェアすることで誰かの幸せにつながれば嬉しいです。