春日大社展に行ってきたメモ
厚くん(厚藤四郎)に会いに、東京国立博物館に行ってみたところ、春日大社展(「特別展「春日大社 千年の至宝」」)があってたので、せっかくなので見てきました。ので、ちょこちょこ気になったことをメモして脳内お片付けするよ。
・なんでか木瓜紋があった。
神社には神紋(社紋)があり、櫛田神社にも木瓜紋があります。というか、元々はへし切長谷部の紋が織田の木瓜紋がベースになってて、それ以来目につくようになったわけなんですが。織田家の木瓜紋は、元々織田が越前の織田剣神社の神職の後裔で木瓜紋なところからきてるんですよね。で、織田剣神社の祭神はスサノオノミコト(牛頭天王)で、櫛田神社もそう。対するに、春日大社の祭神は、武甕槌命(タケミカヅチノミコト)(他、計5柱?)で、何の関係があるのかしら、などと首を傾げてました。不思議。なお、春日大社自体の神紋は藤丸で、これは藤原氏と縁故の深いせいとか。展示物にも色々なところにモチーフとして藤があしらわれてました。
神紋については「神社小百科 神 紋(社紋)」あたりが参考になりました。
・藤原道長の台記にも出てきてた。
というか、古くから藤原氏の氏神で、藤原氏の興隆で天皇が御幸したり、宝物がいっぱい納められるようになったり、すごいことになったらしい。台記ってそういえば、道長さんの赤裸々な性生活も描かれてましたよね、ってむしろそっちの方で知ってるところが腐女子。
・春日権現験記絵とその摸本(にまつわる諸々)が面白かった。
特別展とは別に部屋があって、摸本が色々比較して置いてありました。元々原本は厳重に管理されてて閲覧自体難しかったのが、江戸時代に松平さんちががんばって摸本を作ったらしい。けど、その事業の途中で死んじゃって子供が後を継いだとかそういうドラマが語られてて、おーって感じでした。
東京国立博物館の「春日の神々に出会う」に詳しくあるんですが、顕現する神様が、男性3、童子1、美女1、となってたので、昔から擬人化はあったのね、ショタと女体化か?などとオタ解釈してましたけどちょっと違ったみたい?
・春日本地仏曼荼羅ってなんぞ
春日大社にお参りできない人でも、仮想的にお参りできるようにって、春日大社の情景+仏様(神様)を描いた掛け軸を飾って拝んでたぽいんですけど、それをそういう名前で呼んでたらしいです。へー。今だったらいっそのことVRとかでお参りしちゃえばいいんじゃね、などとろくでもないことを考えてましたええ。
・きんぴかの刀とか、他にも刀があった
金地螺鈿毛抜形太刀(春日大社蔵)っていう金ぴかの刀が目玉として展示されてまして、復元したらしいんですが、そのオリジナルが飾られてました。すごい派手でした。猫が雀取ってる情景が螺鈿で描かれてました。
その他にも宝物として寄進(?)された刀も展示されてました。古青江な「金銅柏文兵庫鎖太刀」とか長船な「菊造腰刀」とかがありましたね。
とりあえず、思い出せるのはこのくらいかな。
あ、厚くんはかっこよかったです。
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