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【1/12】『フォード VS フェラーリ』を観た日曜日

日曜日。起き抜け、布団のなかでM-1のドキュメンタリーを観る。ミルクボーイのボケの駒場さんのご家族が、M-1史上最高得点に大騒ぎしているシーンで泣いてしまった。蛇口をかたーく締めて針金でぐるぐる巻きにしたような涙腺をしているので、何かコンテンツを観て泣くのは我ながらめずらしい。かまいたちの本番前の気合い入れの儀式とか、ミルクボーイが最高点出したあとの和牛・かまいたちの表情とか、ナレーションやセリフのないカットにも心揺さぶられるものが多く、まったくもっていいドキュメンタリーだった。

昨日の日記でひとつ、大きな間違いをした。「優創」でラーメンを食べたのは土曜日ではなく日曜だ。3連休も3日目になるとこういうことも起きる。

2日連続のTOHO新宿。今度は『フォード VS フェラーリ』をIMAXで観る。カーアクションあり、池井戸潤的逆転劇ありで、これまたたいへん面白かった。あと、クリスチャン・ベールの妻役をやったカトリーナ・バルフという女優さんの演技と容姿が美しく好きになった。『グランド・イリュージョン』など他の出演作も観てみようと思う。新年から映画が豊作でうれしい。

すぐ帰路につく。至近の書店・レンタルビデオ店まで自転車で20分という場所で生まれ育ったからか、ぼくは「機会の貧乏性」みたいなところがある。書店に行くと2冊以上買わないと気が済まないし、出かけたら寄り道しないと気持ちが悪い。そんな性分だがこの日は、二日連続の新宿に新鮮味もなく、まっすぐ家に帰ることができた。

帰宅して『ジャンクSPORTS』のスペシャルを観ながら仕事。高校時代に書き起こし本を買うぐらい好きだった番組だけど、リアルタイム視聴は久々。仕事しながら観るのにちょうどいいテンションだった。

気づけば22時。外に出るのもおっくうだったので、Uber Eatsでハンバーガーを頼む。到着までの間にコンビニへ行き、ハイボールを2缶買った。食事しながら、フジテレビ『ザ・ノンフィクション』の「頂点を極めた男の転落〜ある大物プロデューサーの懺悔」と、輸入盤で安く買った『ウルトラセブン』の1話『姿なき挑戦者』を観た。

初回、大きくなって活躍するのはカプセル怪獣のウィンダムで、意外にもセブンは巨大化しない。カプセル怪獣を「しまう」とき、主人公諸星弾の手元のカプセルから光線が出る。それはポケモンのモンスターボールの演出そっくりで、そういえばポケモンの企画段階のタイトルが『カプセルモンスター』だったのを思い出した。

画面をぼーっと見つめながらハンバーガーを咀嚼してるうち、ワイヤレスのノイズキャンセリングイヤホンが耳から外れ、グラスに注いだハイボールの中へ落ちた。びっくりした。

『ウルトラセブン』、主人公の諸星弾が「ただの風来坊ですよ」と何度か言ったせいで、湯川潮音『風来坊』が聴きたくなった。映画『リンダ リンダ リンダ』は、彼女の弾き語りシーンがハイライト。