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「決める」は疲れる

昨晩早くにアップするつもりだったのに、遅れてしまった。誰に申し訳ないかというと、自分に申し訳ない。今週は実は月曜日の分を飛ばしてしまったので、火曜日に2本あげて辻褄を合わせました。そこも残念。また今日から、平日毎日更新していきます。(どうでもいいけど、「更新してなくてすいません!」てブログに、あまりおもしろいものはありませんよね)

DPは存在する

スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが毎日同じ服を着ているのは、「決め疲れ」を防ぐためだという話がある。彼らは「決断」が仕事で、HPならぬDP(Decision Point)みたいなものがあるとすれば、それはどんな些細なことでも消費されていくので、毎朝同じ服を着ることで、DP満タンのまま会社に行けるという、そんな話だ。「こう言っておけば服がダサいのどうの言われないからじゃないの?」と、ぼくはこの言説を疑っていたのだけど、訂正したい。DPは存在する。ここ数週間、起業や引っ越しやその他にまつわる決断の量が多すぎて頭がパンパンだ。

何がDPを減らすのか。それは「比較検討」だ。物件も引っ越し屋さんも税理士さんも、あらゆるものがネットで比較検討できてしまう。というか、比較検討するのを前提に、それをウリに、あらゆるサービスが設計されている。SUUMOやHOME'Sもそうだし、もっと身近なところで言えば食べログや、Googleマップ(ルートが複数表示される)もそうだ。現代社会は、DPを少しずつ消費するようになってしまっている。それはまるでドラクエのどくのように。

では、DPにとってのベホマは、ケアルガ(どっちも有名な回復術です)はなんなのか。決断に疲れるのであれば、何も決めない時間をつくることがその回復につながりそうな気がする。睡眠はもちろん、坐禅なんかもいいだろうし、ランニングやハイキングも、HPは減るけどDPは回復しそうだ。いわゆる「ソシャゲ」がひたすらタップするだけでできてしまうのも、現代人のDP切れに起因しているのかもしれない。となると、基本一本道なストーリー設計で実は賛否あるドラクエこそ、現代人の気分にマッチしているのかもしれない。来月のドラクエⅪ、売れまっせ。

最後に身もふたもないことを書いておくと、おおくの場面においてDPはお金に起因して減らされている。タクシー一択、新幹線乗り放題、家賃20万でも余裕となれば、かなりDPは温存されるはずなのだ。少なくともプライベートでは。

はやくがっぽり稼ぎたいものですね!!