見出し画像

電話営業のお兄さんは、意外と何でも教えてくれる

「もしもし、今井雄紀さんのお電話でしょうか?
いま、少々お時間よろしいですか?」

あーきたきた。
名を名乗らず、いま電話する時間があるかないかを
聴いてくるのは、十中八九営業電話です。

もともと自分の個人情報に
価値があるとも思っていないので
Tカードがどこと提携しようが、
取引先にマイナンバーを聴かれようが
全然かまわないのですが、
ここ数日、携帯にダイレクトに
かかってくる営業電話が多くて、
ちょっと煩わしい状況です。

だいたいの場合は、
「あ、ぼくいま勤めてないんですよー」と言って
すぐあきらめてもらうのですが、
冒頭の電話がかかってきたときは
ちょっと時間があったので、
とりあえず話を聴いてみることにしました。

そうしたらわかったのですが、
どうやらぼくの現住所が東京であることを
把握してるんですよね。
それを踏まえて「投資用に」と、
大阪の物件をすすめてきました。

さらに、どこでこの情報を入手したのかを聴くと、
「名簿を売ってくれる業者があって、
そこから買いました!」と、
元気よく教えてくれもしました。
お、おう。そっか。

最後に、ぼくに何かしらの「見込み」が
あると思って電話しているその理由を知りたくて、
リストでは、いまぼくが何をしていることに
なっているのか聴いたところ、
これがなんと大学時代のサークルなんですよね。
所属が大学のサークルで、現住所が東京である
プロフィールなんて、絶対書いたことないんですよ。
なんか、ぼくの人生が点じゃなくて線で把握されている
気がして、ちょっとおそろしくなりました。

ちなみに友人いわく、こういう電話は、
「宗教上の理由で絶対に買えません」と言うと、
一発であきらめてくれるそうです。
まだしばらくかかってきそうなので、
もっと強いカードがないか探してみようと思います。

とりあえず次に言ってみたいのは、
「ぼくも同業なんです! ○○(物件名)、いいですよね!」
リアクションが、たのしみです。