2022東京ハイジャンプ特別登録馬考察後編

こちらは後編です。前編はこちらからご参照ください。

ホッコーメヴィウス

東京最強がきました。昇級後の成績は3,4,2,5で東京だけで見ると21年の東京JSスマートアペックスからハナ差の2着、同年の東京HJラヴアンドポップから0.1秒差の2着、今年の東京JSケイティクレバーから1秒差でしたが2着と東京での連対率は100%。また昨年の東京HJではオジュウチョウサンに先着。前々走の新潟JSでは新潟最速のゼノファーズに先着するなど、実力は重賞級を超えて序列をつけてもいいくらいだと思っています。馬券になったレースは全て1コーナー3番手以内で逃げたレースが6回ありそのうち5回馬券になっています。また、距離特性が3000〜3300メートルなので、3110メートルの本競走はまさにこの馬にとってドンピシャなレースと言えます。逃げ先行なのでどうしても内枠が欲しいですね。不安材料は枠に影響される事や他の逃げ馬が併せるのか控えるのかで戦略が大きく変わると思います。積極的に逃げて力の差を見せてほしいですね。

マイネルレオーネ

最強の10歳がここにきました。昇級後の成績は3,5,2,8。前走中山GJで3着に好走しました。また昇級後も掲示板外は4戦のみ。障害10歳低迷説も2022年も小倉春麗4着と中山GJ3着といい成績を残しています。不安材料は最強の10歳と言いましたが、いつ崩れるかは走らないとわからないリスクはあります。(オジュウチョウサンに言える事ですが) 左回りの成績は0,4,0,4ですが、内訳は新潟0,2,0,1、中京は0,2,0,2。東京は0,0,0,1と東京は中京と似ているので、0,2,0,3と微妙。なお馬券外のうちの3戦が掲示板外。できればバンケットがあるコースで狙いたいですね。なお、バンケットありの成績は3,0,1,3です。

メイシャウウチデ

昇級後の成績は1,2,2,0で全て馬券内。21年の東京JSスマートアペックスから0.2秒差の3着(上がり1位)。今年の小倉SJでアサクサゲンキから0.1秒差の2着と重賞級である事は間違いなく、入障後8戦してそのうち5戦で上がり1位。2位1回と末脚特化型と言ってもいいでしょう。不安材料は脚部不安で休養したあとキレる末脚が使えなくなったのかそれまで中団前目から先行勢の後ろ辺りで競馬をしていたのが、逃げに変わってきているところです。また、東京JSで馬券になっていますが、どちらかと言えば襷コースがある方が得意かもしれませんね。

マーニ

左回りのスペシャリストがここに来ました。昇級後の成績は2,0,1,4。左回りで見ると2,0,1,2と典型的なレフティです。中京を得意としており昨年の中京障害3900メートルで行われた京都HJで見事重賞初勝利をあげました。この時、スマートアペックスやトラストに勝利しているのは大きいですね。今回は北沢騎手が鞍上という事で、面白い競馬が見れそうです。不安材料は東京での成績は昇級戦だった20年の東京JS6着と同じ年の秋陽JSの4着とどちらも馬券外。重賞初勝利を挙げた京都HJも三津谷騎手のラストライドだった事もあり花道が用意されていた可能性もあります。普通に当時の序列級と競り合っていたら負けていた可能性はあるかと思います。北沢先輩に噛み付くのは職人熊沢騎手か天才騎手くらいでしょうか。

モサ

天才はこちらを選びました。昇級後の成績は0,0,1,4。東京は未勝利でのみ経験があります。高い平地力が武器でペース次第で37.5秒の足も使えるので、天才が最も好きなレースができる馬ですね。不安要素は一般OPでしか好走していない事と天才騎手の謎騎乗が炸裂するとどうなるか全く見えない点ですかね。

レオビヨンド

がおー

すみませんではじまる馬というのは冗談で昨年の中山DS3着、今年の阪神SJ2着の実力馬です。中山小倉で好成績を挙げており、平地ではタフな展開を得意としています。雨が降ると面白い存在になるのではないでしょうか。不安材料はバンケットがあるコースや道悪を得意とする分、スピードレースではないですが、どちらかといえばややスプリントなレースと言える本競走にどこまで対応できるか。また前走が今年の阪神SJを考えると他の序列級と同じような緩め仕上げの可能性もあります。ここを叩きにイルミネーションJSとかいくのでしょうかね。

以上が後半6頭の紹介でした。

明日はデータ分析を行います!それではー

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