2023阪神ジャンプステークス特別登録馬分析前編

秋の障害シリーズが始まりました。今回特別登録された15頭を5頭ずつ紹介したいと思います。特に記載のない馬は斤量60キロ想定オッズは9/14 20時時点でのnetkeibaのものを参考にしています。

アトラクティーボ

想定オッズ8.4倍4番人気 牡4歳 石神深一騎手

障害成績1,1,0,1。平地は2勝止まりですが、芝ダート問わず速い上がりを使えるタイプ。入障後37.2〜37.4秒の上がりが使えるのはいいですね。上がり勝負になりやすい阪神コースですので、間違いなく掲示板争いはできると思います。不安材料として先着した相手のその後の成績が決してよろしくないので、この馬もそこまで強くないかもしれません。

アドマイヤアルバ

想定オッズ9.6倍6番人気 せ8歳 上野翔騎手

障害成績1,0,0,1。ワグネリアンが勝利した東京優駿で9着まではおそらく期待られていたと思います。そこからしばらくして21年の東京優駿で福永祐一騎手が東京優駿3勝目を挙げた次のレースの目黒記念で久々に重賞で馬券になりましたが、その後目立った成績を残せずに入障し初障害の中京で4着に好走。実は上がり2位の脚を見せていました。そして2戦目で障害初勝利を挙げてここに来ました。はっきり言ってそこまで切れる脚ではないですが、永い脚が使えるのがこの馬の魅力です。阪神JSは向正面にある障害から最終障害までかなりの距離がありペース次第ではこの馬も面白い存在。そもそも平地リステッドでは掲示板争いをする程度には強いので単純に平地力勝負では負けないでしょう。不安材料はこれまで左回りのハードルしか経験がなく障害周回コースは初めて。障害重賞勝利経験のある馬も参戦する中どこまで通用するかと思うと軸にはしづらいですね。

エイシンクリック

想定オッズ19.5倍9番人気 61キロ牡9歳 小野寺祐太騎手

↑の馬ですね。障害成績3,1,2,5。平地では19年のステイヤーズステークスで3着に好走しています。入障後悪くても掲示板争いまではしてくれる馬主さん想いの馬です。落馬は目をつぶってください汗。襷がある障害周回コースのある競馬場といえば阪神と小倉ですが、そこに絞ると3,0,1,1と悪くない成績。阪神ジャンプステークスは初めてですが、同じコースの昨年の京都ジャンプステークスでは4着に好走。天才西谷騎手が見捨ててしまったのか前走から北沢騎手で今回小野寺騎手と乗換が多い事と22年3月の阪神スプリングジャンプでの勝利以降何かキレがなくなっているのが気になりますが、とは言っても阪神スプリングジャンプ勝利していますので、侮れない相手だと思います。

エコロデュエル

想定オッズ9.3倍5番人気 牡4歳草野太郎騎手

障害成績2,0,0,1。平地は1勝止まり。入障して3戦とも上がり1位ですが、決してキレのある脚ではなく後方から内で脚を温存して競りかける競馬を得意とする。スタミナ勝負に持ちかけたら恐ろしい存在。不安材料は競りかける競馬を得意と言いましたが、これまで9頭以下でしか競馬をしておらずた頭数は今回が初めて。これまでより多いなかでどこまでやれるかは未知数です。

グレートバローズ

想定オッズ10.4倍7番人気 牡6歳森一馬騎手

障害成績2,2,1,3。平地は2勝止まり。入障後昇級戦で5着から大差の6着以外は掲示板。前走初重賞の東京ジャンプステークスでは上がり2位の脚で4着に好走しました。基本前で競馬をしますが、後方からでも競馬はでき、キレのある脚も使えるので展開の幅が広いのは好材料。唯一の不安材料は大敗6着が阪神という事。とはいえ、直線ダートではなく今回は芝でので、結構いけると思います。森一馬騎手というのも好材料ですよね。

以上が5頭の紹介でした。明日も5頭紹介します!それではー

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