2022京都ジャンプステークス登録馬分析前半

2022年の障害重賞もあと2戦となりました。過去はここを最終目標にしている馬が多くいましたが、近年は中山大障害の前哨戦の一つとして使う陣営も増え序列級から重賞級までいい顔ぶれが揃うようになりました。今回いつものように前後編と分けて強みと不安材料と個人的な短評を織り交ぜて紹介したいと思います。

今回から障害重賞のみ昇級後の成績ではなく全障害成績で行います。

アルーフクライ

障害成績1,2,0,0 せ8歳60kg 五十嵐祐介騎手

前走昇級戦の阪神JSで果敢な先行策で2着に好走しました。今のところ馬券外がないのはいいですね。不安材料は固定障害は東京で経験済みですが、飛越レベルが他に比べるとやや低く感じます。ハードルの方が合うのかもしれませんね。

イッツトゥルー

障害成績1,0,0,5 牡4歳60kg 騎手未定

出てくるかはわかりませんが、正直なところ格上挑戦。かなり厳しいと思いますね。

ヴァーダイト

障害成績1,1,1,0  牡5歳60kg 小牧加矢太騎手

前走新潟JSでホッコーメヴィウス、後の東京HJに勝利したゼノヴァースの3着に好走。先行からも中団からも競馬ができるのは強みですね。また阪神3110メートルですが経験があるのは好材料です。不安材料は確かに強いですが本当に強い相手と戦った時にどうなるかは微妙かもしれません。

エイシンクリック

障害成績3,1,2,2 牡8歳61kg 西谷誠騎手

今年の阪神SJ勝者で平地では2400メートル以上のステイヤーとして戦っていました。ハードルより固定障害の方が得意。距離は大幅に短縮されますが、スタミナ勝負に持込めば有利になる可能性は高いと思います。不安材料は逃げ馬ですが、西谷誠騎手は後ろからの競馬を好む傾向があり、不発になる可能性があります。

ザメイダン

障害成績3,1,1,11 牡6歳60kg 上野翔騎手

前走阪神JSではホッコーメヴィウスからの番手で追走し4着でしたが、積極性のある競馬ができた為、評価は高いと思います。阪神は一般OPですが勝利経験があり、2着だったフリーフリッカーは今年の中山新春JSで勝利しておりレベルは高かったと思います。これまで明け3戦目が一番の成績を残しているので、今回期待が高いです。不安材料は昨年の発症した腰角骨折の影響がどうかですね。

ジェミニキング

障害成績2,2,1,3 せ6歳60kg 難波剛健騎手

前走昇級戦だった清秋JSで連勝を飾りました。枠を活かした競馬で、ほぼ3〜4コーナー中間まで好位で追走できたのが勝利の要因でしょう。また、不良馬場というのも彼を味方にできたと思います。不安材料は前走の勝利は枠と展開が良かったとも見える事やこれまで戦ってきた相手が良かったようにも見える事です。外枠なら考えた方がいいかもしれません。

スマートアペックス

障害成績4,4,1,4 牡5歳60kg 中村将之騎手

前走1年4か月ぶりの障害競走だった東京HJで7着と初障害以来の掲示板から外れましたが7枠と後半やや不利な展開があった事を考慮すると掲示板争いはできていたかと思います。叩いた平地の内容を考慮してもまだ本領は発揮できていないという印象です。不安材料は前走の内容であまり力強さは見られなかった事です。今の限界は前走という事も考えられます。

明日は後半6頭の紹介をしていきたいと思います。それではー

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