2022中山大障害オジュウチョウサン紹介
前中編で特別登録馬の考察をしてきましたが、今回はオジュウチョウサンの紹介をしたいと思います。
想定1.9倍 牡11歳63キロ 石神深一騎手
障害成績なんて語るだけ無駄なくらいの優秀を超えて伝説となった馬です。ピークは過ぎましたが、それでも今年の中山グランドジャンプでは上がりタイム38.0秒という脚で快勝しているところを見ると、まだ戦える戦闘力は持ってると思います。それがこの歳まで現役を貫いているところですね。
前走の敗因について
前走障害競争では2015年中山大障害以来の掲示板外となりました。敗因を簡単に言えばペースと展開ですね。勝馬のゼノヴァースのハロンタイムは13.2秒。東京HJでこのタイムは異常です。2着のホッコーメヴィウスの逃げも異常ラップに繋がりました。また、4000以上で勝負になっているレオビヨンドや休養明けとは言えスマートアペックスも掲示板外を見ると3110メートルというスピード勝負についていけなかったという見方もできます。
勝てる展開について
中山大障害でハイペースにならないのはほぼ確定なので、ハロンタイム13.9〜14.0秒辺りが望ましい。13.7〜13.8秒でも大丈夫だと思いますが、脚が残っているかは微妙です。位置は2番手で2回目の1コーナーを通過し向正面から始まる早仕掛けに応戦するかの如く2番手追走し4コーナーから一気に突き放す競馬ができれば最高です。
負ける展開について
負ける展開は2つあります。一つは大逃げをかまされた時、恐らく届かないか変なペースになって早かろうが遅かろうが自分の競馬ができなくなるパターン。次が遅いペースで大生垣まで14.5秒くらいで走り最終的にヨーイドンになる展開ですね。
天候について
雨展開が嬉しいが、残念な事に晴れ。天候による恩恵は受けられません。
以上を踏まえて
まず天候の恩恵が受けられないので、雨に強いテイエムチューハイは相手にならないと予想します。あとは展開で大逃げするビレッジイーグルとニシノデイジー、スピード勝負を仕掛けるゼノヴァース、スタミナならアサクサゲンキ、距離実績ならケンホファヴァルトとブラゾンダムールと言ったところでしょうか。
ケンホの小牧加矢太騎手は初G1ですのでいくら馬の能力が高いとはいえ勝負は難しいと思われますので、脅威はゼノヴァースかブラゾンダムールのどちらかと勝負をすると思います。
明日はデータ分析です。それではー
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