2022中山大障害特別登録馬分析前編

オジュウチョウサン引退レースですね!

障害ファンにとってのアイドルホースであるオジュウチョウサンが遂にラストランを迎えました。そして、それを迎え撃つライバル達そんな11頭のうちオジュウチョウサンを除く前半の5頭の簡単なプロフィールと好材料、不安材料と個人的な短評を紹介したいと思います。

アサクサゲンキ

想定5.1倍せ7歳63キロ 平沢健治騎手

障害成績5,4,1,9。小倉最強で4,1,0,0と素晴らしい成績を残しており、2年連続小倉SJを勝っている。中山はイルミネーションJSで2年連続2着というのは好材料です。不安材料は適性距離が3400メートル以下で3570メートルのイルミネーションJSはギリギリだった可能性が高い。昨年の中山大障害も出場していますが、結果は8着。ピークを過ぎているマイネルプロンプトにも負けている。また鞍上の平沢騎手もJG2以上のレースに勝利できていない。ここやり中山新春か京都HJに出てきたら面白いと思います。

ケンホファヴァルト

想定20.3倍牡9歳63キロ 小牧加矢太騎手

障害成績2,4,2,2。中山GJ&大障害で掲示板を外していないのは好材料。熊沢重文騎手鞍上だった時はオジュウチョウサンやメイショウダッサイに次ぐNo.2と言われもおかしくない地位を築いた。不安材料は2020年からレースに出ては爪や脚部のトラブルで休養を挟むようになった事。上位入賞するとは思いますが、怪我のリスクがあるという事です。また小牧加矢太騎手も初JG1という事でいきなりはかなり低いと思います。

ゼノヴァース

想定2.7倍牡5歳63キロ 森一馬騎手

障害成績3,1,1,3。現役最速のハロンタイムを持つ馬です。そのタイムは12.8秒。ハロンタイムが速い馬は足が遅いのだが、末脚も早く、勝った3レースは全て上がり1位で、レコードタイムを叩き出した新潟一般OPでは上がりタイム37.6秒。最長距離は3110メートルで990メートルの距離延長ですが、ゆったりしたペースでいけば3〜4コーナー中間になる障害が最終障害となるところから位置次第ではぶっちぎる可能性は十分高いです。不安材料はスピードがある馬はスタミナはないので、4100メートルは持たない可能性があります。

テイエムタマツキ

想定80.9倍牡4歳63キロ 騎手未定

障害成績1,0,3,3。特別登録馬の中で一番若い。左回りが強くその成績は1,0,2,0ですが、バンケット有のコースでも初障害の中山3着、福島未勝利4着、小倉一般OP4着、小倉SJ5着と悪くない。また小倉SJでは上がり2位タイで勝利したアサクサゲンキから0.7秒差。3着のマサハヤドリームから0.5秒差と悪くはない。逃げてもハロンタイム13.3秒。後ろからでも上がり最速近くを叩き出せる脚は未知の距離の中山4100メートルで位置次第では掲示板争いできるのではないかと予想します。不安要素はまず重賞成績で馬券圏内に入っておらず、4歳で中山大障害に勝利したマジェスティバイオも同年の東京HJで勝利。マーベラスカイザーでも同年の京都HJで3着と重賞成績はやはり重要と言えます。

テイエムチューハイ

想定156倍牡8歳63キロ 騎手未定

障害成績1,0,1,9。道悪に強く初勝利の阪神未勝利は不良馬場、馬券になった阪神一般OPもやや重。馬券外も掲示板争いができなかったレースは全て外枠からなので、やや重以下+内枠なら勝負になると思います。不安材料は土曜日の天気予報が晴れで週の中頃は雨予報ですが、そこまで馬場状態を悪くするとは思えません。また、枠で好走できるほど障害G1は甘くないので、仮に道悪でも掲示板争いは厳しいかもしれません。

以上が前半5頭の考察でした。小倉最強、スピード最速、JG13連続掲示板、左回り巧者に道悪巧者とバリエーション豊かなメンツでした。次回は後半5頭の紹介をします。それではー

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