2021小倉春麗ジャンプステークス出走馬考察前編

1999年から始まったオープン特別戦は1999〜2018年まで東京。2019・2020年は中山。昨年から小倉で開催されている春の障害戦線の幕開けと言っても過言ではないレースであります。では、特別登録された12頭のうち6頭を見ていきましょう。

エコロドリーム

前走昇級戦で順回りの向正面のいけ垣で落馬競争中止してしまいましたが、それまではいい勝負をしていましたので、競争中止は参考外でいいと思います。未勝利は2戦して初障害が東京で2着。初勝利は阪神で両方馬券圏内というのは好印象です。不安材料は好走したのは東京と阪神と大箱、バンケットなし、直線ダート。小倉は小回り、バンケットあり、直線芝。どこまで対応できるかですね。

グランドレグルス

昇級戦です。未勝利は2戦してどちらも小倉で3着と勝利。距離は違いますが、同じ小倉というのは評価できます。不安材料は初めての3000メートル超のコースでスタミナがどこまでもつかですね。

サトノパシュート

前走昇級戦の小倉2860メートルの一般OPで3着に好走。未勝利時代も初障害が小倉で4着。次走も小倉で3着で3戦目の阪神で初勝利で掲示板内というのは評価できます。不安材料は初めてのOP特別で格上に挑戦する立場でどこまでやれるか。また初めての3000メートル超。平地の経験から走れるとおもいますが、どこまで対応できるかですね。

ゼノヴァース

昇級戦です。未勝利時代は初障害が中山で3着。次走も中山で4着。3戦目の小倉未勝利は小雨が降るやや重の馬場コンディションで初勝利を飾りました。その着差は1.4秒というのは好印象です。不安材料はスピードが競馬ができないので、積極的に前に出て前が潰れる展開になった時にどうなるかですね。

ビッグスモーキー

昇級後の成績は1,1,2,7。掲示板外は昨年の東京JSの6着と一昨年の中山DS10着。一線級とやり合う力はありませんが、昨年の京都JSではマイネルプロンプトを抑えての4着。掲示板外だった昨年の東京JSも後に新潟JSや阪神JSの勝馬であるトゥルボーに勝つなど、実力はあります。また重賞を除いた昇級後の成績で見ると1,1,2,2と複勝率が上がり、馬券外の2回ともに5、4着と間違いなく掲示板内には入るでしょう。やや時計の掛かる馬場を得意としているので、今の小倉は合っていると思います。不安材料はスピードはないので、ハイペースになった時について行けるのかですかね。

ホッコーメヴィウス

昇級後の成績は1,3,2,4。序列は付いていませんが、序列級とやり合うだけの準一線級の実力を持っている馬と言っても過言はないでしょう。またビッグスモーキーとの対戦成績も2戦2勝。3000~3400メートルが最も強く阪神、東京、新潟で基準タイムをクリアーし隙が無いように見えます。不安材料は確かに障害重賞で結果を残していますが、そんな馬が阪神SJを使わずにここに来るのは単純に距離不安があるからなのか。それならペガサスや三木ホース使えばいいのではというところで間違いなくここが目標ではない事が伺えます。出走馬考察で述べる内容ではないですが、恐らく阪神SJは一線級のみで行い、ペガサスや三木ホースは間隔の問題なのかなと思います。この小倉春麗も同じ位置づけで行くならば春麗で状態の確認を見極めて中山GJか京都HJもしくは東京JSへ行くのではないかと思います。という事で間違いなく緩い仕上げでしょうね。またローカルでの成績は1,0,1,4で馬券になったのは新潟で馬券外の4戦中2戦は小倉。小回りは得意じゃないかもしれませんね。

以上が前半の6頭です。明日後半の6頭を紹介します。それではー

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