小倉障害コース紹介

過去にも同じ記事を上げたこともありますが、障害競馬をやってる中で新しい情報も入りましたので、アップデートしていこうと思います。

小倉障害コース

小倉障害コースは、障害競走が設定されているローカル競馬場で唯一障害周回コースが存在する競馬場です。画像はJRAから転載。

福島競馬場に似ていますが、福島競馬場の1周はAコース1600メートルに対して小倉障害コースの1周は1309メートルと291メートルも短いです。襷も福島は490.9メートルに対して415.7メートルと如何に小回りコースだと言うのがわかると思います。また、障害周回コースという事もあり、最終障害以外は全て固定障害というのも特徴です。

スピード、スタミナ、器用さが必要なコース

ハードルはスピード、固定はスタミナと昔はそう覚えていましたが、だから小倉はスタミナかと思われがちですが、まあそうなんですが、それは結果的にスタミナが要求されるというだけであって、スタミナより器用さが求められるコースとなります。それにはいくつか理由があって、まずはバンケットがあるコースは必然的にスタミナが必要になります。また小倉は芝コースほどではありませんが、2コーナーを頂点に坂があり、1コーナーから2コーナーは急坂があり、向正面で緩やかに降っています。どういうことかというと障害レースは逆回りにスタートするので、序盤は緩やかな坂を上るので、それ程スタミナは関係ないのですが、順回りになり3連続障害を飛越して1コーナーから坂を上ることでスタミナの消耗合戦となります。数年前までは早くても13.3秒のハロンタイムで競い合っていましたが、近年は13.1〜13.2秒とスピード、スタミナ、器用さ全てが要求されるタフなレースになろうとしています。

障害飛越レベルはそれほど必要ないコース

固定障害は飛越レベルが必要な感じがしますが、小倉に関してはそこまで必要ないというのが個人の感想です。
本当は1年でデータを取るつもりでしたが、思ったより多いので2021年のみで各競馬場の完走率を出してみました。

中山 94.01%
東京 96.44%
阪神 99.20%
新潟 94.87%
福島 97.01%
中京 95.83%
小倉 97.01%

障害コースの中で一番タフなコースと言われてる中山が一番ダントツに悪く、続いてハロンタイムが早い新潟、中京の完走率が低いですね。小倉は今年の連戦がなければもっといい部類にはいるのですが、それでも固定障害の中では阪神の次、ローカルでは福島とタイ記録でした。

大物が誕生する可能性が高い

小倉未勝利から誕生した大物は多いです。やはり出世頭はメイショウダッサイですね。またスマートアペックスや昨年の東京JSを勝ったラヴアンドポップも小倉からです。実は2015年8月から2021年7月までの5年でこの3頭しかいませんが、ここ最近は小倉からも大物が排出されていますので注目です。

ちなみに他の競馬場はというとこんな感じです。

中山1
東京3
京都3
阪神5
新潟7
福島7
中京3
小倉3
レジェンドのオジュウチョウサンは東京、アップトゥデイトは阪神が初勝利です。

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