2022阪神スプリングジャンプ出走馬分析

2022年の重鎮たちが遂に動き出す。今年も中山グランドジャンプの前哨戦である阪神スプリングジャンプがはじまります。11頭の強みと不安要素を分析していきましょう。

エイシンクリック

前走昇級戦でオープン勝ちしてここに駒を進めました。単純に格上挑戦となります。逃げて好走していますので、この馬がペースメーカーになりそう。西谷誠騎手も逃げ戦法は熊沢騎手ほどではないですが強いです。不安材料は昨年3月から1年ぶりの出走。逃げ馬を簡単に逃げさせない西谷騎手の迷騎乗。そして、明らかに格上挑戦。軸にはし辛い。

オジュウチョウサン

言わずと知れた障害界のレジェンド。本ブログでの序列は暫定2位。昇級後の成績16,1,2,5。一般的には障害界の絶対王者。一時期平地の最高峰有馬記念を目指すために平地に行ったり二足の草鞋を履かされたりとオーナーのオモチャになってファンからの印象が悪くなってしまった。障害本格復帰後の成績も3,0,3,1で馬券外の1回も昨年の中山GJの5着のみ。この年齢で障害重賞で掲示板というだけでも流石はレジェンドです。ピークは過ぎていますが阪神障害3900メートルですので、懸念されているレーススピードは3000〜3400メートルよりやや落ちるので、11歳の当馬にはやや好材料。4勝目を挙げてほしいという気持ちはありますが、どちらかと言えば無事完走してほしいという気持ちの方が強いですね。不安要素は毎回話題にしてますが、加齢による衰え。前述の通りピークは過ぎていますので、スピードによる対応力は正直厳しいですが、体幹は他の馬より強いので、ある程度のスピードまでは何とかなってしまうですが、何処かでその線が切れてしまうとあまり考えたくないですね。。。

シンキングダンサー

レジェンドに肉薄した事で有名な馬ですね。昇級後の成績は4,2,5,17。2017年の東京JSで重賞初勝利。2019年の中山GJは最終コーナーでレジェンドに並びかけた事で大いに盛り上がった。気になるのは去勢後の成績で0,0,1,5と明らかに衰えてしまった。衝撃なのは昨年の秋陽JSでOP特別相手に8着だったのは気になります。

タガノエスプレッソ

当ブログで何度か話しましたが、この馬がデイリー杯2歳を勝った時、レジェンドは障害デビューをしました。また、レジェンドに土をつけた馬ですね。本ブログでの序列は4位。昇級後の成績は3,1,3,3。重賞に限って言えば2,1,3,1。3300メートル以下に限れば2,0,1,0と強い。不安材料は距離不安ですね。好走したのは不良馬場に近かった京都HJの3着と良馬場の中山GJと中山DSの3着とゆったりした中での瞬発力勝負になったレース。流れる展開やスタミナ勝負に弱い事です。もしかしたらピークは2020年だったかもしれません。

ノーリミッツ

昇級後の成績は0,0,3,1。前走中山新春の最終障害で転倒してしまいました。距離不安3570メートルのイルミネJSで3着であったことやメンバーもそれなりでしたので、決してレベルは低くなかったと思います。スタミナ勝負になったら面白いかもしれません。不安材料は今回のメンバーからして3着がやっとかもしれません。また、前走の転倒でどこまで回復しているかです。

ビーオールアイズ

昇級後の成績は1,0,1,1で昨年の小倉SJ3着。今年の小倉牛若丸で勝ってここにきました。4着だったセプタリアンは次走の小倉一般OPで今年の小倉春麗の勝馬マイネルヴァッサーに勝利しました。マイネルヴァッサーもそこそこ強い馬ですので、当馬の実力も高いかもしれません。不安材料はその小倉SJの勝馬のアサクサゲンキは東京HJ5着。イルミネJS2着。2着のマサハヤドリームも京都JS6着、今年の小倉春麗も6着と奮っていません。ノーリミッツと同等と考えるとこの馬も3着争い濃厚と考えてもいいかもしれません。

ビルジキール

昇級後の成績は0,0,0,5。今年の中山新春で掲示板に乗りましたが、このレースアクシデントがあっての5着ですので素直に評価できないです。前走の小倉一般OPの7着が素直な評価かもしれません。

ベイビーステップ

昇級後の成績は2,0,0,1。典型的なスピードタイプで福島未勝利で叩き出したハロンタイム13.0秒はもちろん基準タイムでうまく逃げれば上位入賞もあり得えますが、不安材料は逃げ馬に不利な展開だと下位に沈む可能性は高いです。また好走したのは3210メートル以下と考えると3900メートルはどうかという事ですね。

マイネルプロンプト

昇級後の成績は4,4,4,11。19年までは一戦級の力を持っていましたが、足元不安で1年7か月の休養から頑張っても4着か掲示板争いくらいまで実力が下がってしまった。今回相手的に3位に食い込めそう雰囲気ですが、どうでしょうか。不安材料は前述の通りこの1年パッとしない競馬が続いている事です。メンバーレベルからして3位争いには加われるかもしれません。

レオビヨンド

昇級後の成績は1,1,1,3。イルミネーションJSの勝馬で前走中山DS3着という距離不安は全くないのは好材料。後ろからの競馬を得意としているので、前が潰れる競馬ならこの馬にも活路はあるかもしれません。不安材料はとにかく足が遅いので、力のいるスタミナ勝負にしたいところ。展開の助けは必要ですね。

以上が考察となります。次回はレース分析をしたいと思います。それでは!

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