2023京都ハイジャンプ特別登録馬分析前編

特別登録された12頭を前後編に分けて紹介したいと思います。その馬の障害成績、簡単なプロフィール、好材料、不安材料と個人的な短評をなるべく述べたいと思います。なお、想定オッズは5/9午前2時時点のnetkeibaを参考にしています。斤量は全馬60キロです。

ウインガヴァナー

想定109倍12番人気 牡5歳 熊沢重文騎手

障害成績1,0,1,7。平地は未勝利を勝ちきれず3歳で入障。好走できたのがやや渋った馬場でかつ内枠というところから見るとラップタイムが落ちる京都HJは好材料。さらに雨が降れば尚良しなところもありますが、雨は期待できないので枠次第では面白い存在。不安材料は脚は期待できないので、積極性が欲しい馬ですが、逃げたことがないので馬券争いは厳しいそう。一応重賞ですので、掲示板争いくらいはしたいところですね。

ザメイダン

想定13.5倍6番人気 牡7歳 上野翔騎手

障害成績3,2,1,12。平地は未勝利を勝ちきれず3歳で入障。未勝利時代は左回りが得意そうに見えましたが、阪神も得意で前走三木ホース2着は好材料。本レースのダークホース的存在になるか。不安材料は好走したレース3110メートル以下で3140はギリギリだったと言う見方もできる。3930メートルもつかはレースペース次第かもしれません。とは言え38.5秒前後の脚は魅力なので、狙ってみるのもいいかもしれません。

セディックカズマ

想定14.8倍7番人気 せ7歳 平沢賢治騎手

障害成績2,5,2,8。平地は一度地方転出し2勝して中央再転入しますが勝てず4歳で入障。未勝利では掲示板を外さない好成績を残し、5戦目で初勝利。小倉、阪神、中京で強くタフなコースが得意。37秒後半の脚が使え、中京ですが3900メートルも一応は走れてますので、ペースが比較的遅い京都なら好走の可能性は高いと思います。不安材料はジャンプ重賞になると掲示板外になり、中山GJ3着馬や三木ホースから2頭有力馬が出ており、対抗できる力があるかと言われると微妙なところです。とは言えそんな馬でも好走できるのが京都HJなので、意外と勝っちゃう可能性はありますけどね。

ダイシンクローバー

想定2.6倍1番人気 せ7歳 騎手未定

障害成績3,4,4,8。平地では2勝クラスまで
不安要素は昨年の東京HJから秋陽JS、阪神一般OP、中山新春、ペガサスJS、中山GJとタフなレースを使っている分、お釣りはないと思われるところです。今回メンバーレベルはこれまでのジャンプ重賞に比べると2レベルほど下がりますが、テリオスルイもいますので気が抜けない部分。また、騎手未定が気になりますね。

テリオスルイ

想定4.8倍2番人気 牡5歳 中村将之騎手

障害成績2,2,0,5。平地では1勝クラス止まりで4歳で入障。初障害2着で2戦目で初勝利。昇級後後ろからの競馬が目立ち惜しい競馬が続きましたが、昨年の12月の一般OPで今年の阪神SJで2着だったロードアクアに差されるものの2着に粘り込む競馬をしてから本格化。次走の中山新春JSでは前が潰れる展開の中で5着掲示板は確保。出世レースの三木ホースでは2勝目を飾り本レースの最有力候補の一角である事は言うまでもないでしょう。不安要素は本格化した一般OPではロードアクアに中山新春JSではジェミニキングに負けているので、一戦級とまでは言えないところ。また、ダイシンクローバーにも負けているのが気がかりですね。

トライフォーリアル

想定オッズ10.0倍4番人気 せ6歳 五十嵐祐介騎手

障害成績1,0,0,1。平地は新馬勝ちしましたが、13戦目にようやく2勝目を挙げましたが、特別戦を1戦戦っただけで、6歳で入障。初障害を5着で好走し次走で初勝利今回昇級戦としてここにきました。流石にジャンプグレード2は敷居が高い気がしますが、今年イケイケの五十嵐騎手ならなんかやってくれそうな気がします。不安材料は昇級戦で通用するのかは微妙。五十嵐騎手も近年は好走できたいますが、元は関東騎手。京都の成績もあまりよろしくないです。

以上が前半6頭の紹介です。明日は残りの6頭の紹介です。それでは。

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