2022阪神ジャンプステークス特別登録馬分析後編

中京3300メートルで行われる阪神ジャンプステークスがはじまりました。特別登録された14頭のうち半分に分けて前後半という形で簡単なプロフィールと好材料と不安材料、ぼくの個人的な分析評価をしていきたいと思います。前編はこちらをご覧ください。

テイエムクロムシャ

昇級後の成績は0,0,1,3。馬券外2走は掲示板と掲示板争い。スタミナタイプでタフな中京は合うと思います。不安材料は、一般OPでは掲示板争い以内の好成績を残していますが、今回は障害重賞なので、間違いなくレースレベルは上がります。どこまで対応できるか。一般OPで狙いたい相手ですね。

テリオスルイ

昇級後の3戦して新潟一般OP掲示板争い、阪神一般OP9着、小倉SJ6着。小倉SJは上がり38.6秒と最も速い脚を使い着差0.7秒と馬券争いを演じました。不安材料は、前走最終障害から伸びていないところからガス欠だった事が考えられます。残り1ハロン同じ脚が使えていたら36秒9くらい出ていたかもしれません。飛越レベルが下がり直線にハードル障害が2つある中京ならいい線いけるかもしれませんね。

ナギサ

昇級戦の福島一般OPで2勝目を飾り、期待された前走の新潟一般OPでまさかの11着と大敗を喫してしまいました。原因は完全に後方有利な展開だった事です。今回の中京3300メートルは前で競馬した馬が有利なコース。展開の助けも必要ですが、馬券圏内に食い込む可能性はあります。不安材料は、強力な逃げ馬がいる事でレースペースが早くなると後ろの馬も届いてしまう展開になると競り負ける可能性がある事です。

ブレッシングレイン

昇級戦で初障害だった東京未勝利で上がり2位の37.2秒でデビュー勝ちしてここに来ました。前が潰れる展開ならこの馬が強烈な脚を使ってくる可能性はあるかもしれません。不安要素は、さすがに障害重賞勝ち馬がいるこのレースで前が潰れる展開はあまり考えにくいです。掲示板争いには加われるかもしれませんね。

ホッコーメヴィウス

前走新潟JSの勝馬で、障害重賞だけの成績だと1,3,1,1。そのほとんどが左回りの東京と新潟で、障害序列級ともやり合って事のある馬です。豊富な重賞実績、得意な左回りと条件が揃っています。また、オープン後初の中京ですが、初勝利はここなのでコースは問題ないと思います。不安材料は好走実績があるのは、3200メートルまでのどちらかと言えば平坦なコース一応前走の新潟JS3250メートルをクリアしているので50メートルの距離延長は問題ないとは思いますが、3390メートルの小倉、3200メートルの中山は馬券圏外。未勝利ですが福島も4着と坂があるコースは苦手のようです。阪神で馬券になってるけど、どうなんだよという方もいると思いますが、中京は坂を2回登り、3コーナーから続く急な下り坂、3、4コーナー中間にあるハードルと体力を削る要素がありますので、タガノエスプレッソが叩き出したハロンタイム12.9秒ー13.0秒ペースだと潰れる展開もあり得えます。ここで勝って黒岩騎手に左回りのスペシャリストになってほしいですね。

マイネルプロンプト

この馬の成績は割愛します。18年の中山DS、19年の中山GJで3着を取り、ブロンズコレクターかと思われましたが、次走の東京JSで2着を取り将来有望視されました。そこからまさかの1年7か月脚部不安で長期休養を経て現在9連続馬券外という散々な結果に陥ってしまいました。しかしながら小倉と中京はレースレベル関係なく4着に来ており、展開次第ではありますが3着は狙える可能性は十分にあると思います。今回1年3か月ぶりに北沢騎手が騎乗します。昨年は重賞未勝利でしたので、ここで何とか成績を残したいでしょうね。不安材料は、実績があるとはいえ10歳という高齢。年齢関係ない化け物級もいますが、普通は好走できないです。引退も近いと思いますので、無事にゴールできる事を祈ります。

メイショウアルト

前走昇級戦で2勝目を挙げました。上がりがすごく雨のやや重に近い良馬場で36.9秒という末脚を使いました。前が潰れる展開なら面白いと思います。不安材料は前走が8頭立だったため、後ろからでも届いた可能性があります。今回は間違いなく13〜14頭。前残りが多い中京3300メートルではどうでしょうか。高田騎手ならなんかやってくれると思いますけどね。

以上が後半7頭の紹介です。明日はコースとデータ分析です。それではー

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