障害未勝利データ分析その2
前回に引続きデータ分析をしていきます。
平地力という単語を当ブログで見ると思いますが、何となく障害飛越以外の走る力かなと思われると思いますが、イメージはその通りです。私は、最後の障害からゴール板までの走る力と思っています。
そこで、他馬を突き放す力や先頭に届くかとかは平地力に左右されます。
よく、障害は3000メートル以上走るからスタミナが要求されるので、ステイヤーが有利と言われがちです。私もそう思っていましたが、ラップタイムを見てもステイヤーとジャンプでは全然違うんですよね。正直、大逃げではない限り道中本気で走っていません。恐らく軽く流しているくらいのラップですね。これが、未勝利となると平地力が試されます。それは、中央4場の最後の直線はダートです。平地力がモノを言わせます。
では、どんな馬が平地力があるか?
平地時代の上がりタイムで判断します。
2020年の中山・東京未勝利を参考にします。
なぜかと言うと、最終障害からゴール板の距離がありますから平地力の差が出てきます。
平地芝・ダートの一番上がりタイムが良いレースで集計します。芝ダート両方走ったことのある馬はダートで集計します。馬場状態は公平にする為、良馬場のみとします。
〜35秒 なし
35.1秒〜36.0秒 0,1,0,0
36.1秒〜37.0秒 0,0,0,4
37.1秒〜38.0秒 4,1,1,5
38.1秒〜39.0秒 0,0,1,9
39秒〜 1,1,1,13
芝
〜33秒 なし
33.1秒〜34.0秒 0,0,2,0
34.1秒〜34.5秒 0,0,0,1
34.6秒〜35.0秒 0,1,0,1
35.1秒〜36.0秒 なし
36.1秒〜37.0秒 0,0,0,1
37秒〜 0,0,0,1
芝のみよりダートの方が強いです。特にダートの上がり37.1〜38.0秒が4,1,1,5と好成績です。特に37.0〜37.5秒が3,0,0,0と勝率100%と超好成績です。中山と東京の良馬場の場合はです。また39秒以上が1,1,1,13と惨敗と好走と分かれます。これは、逃げ馬によく見られます。淡々とした自分のペースで走る馬は実は上がりタイムはそんなに早くありません。37秒より早いタイムの馬は逆に好走していません。それは、障害を使ったのちダートに戻していたり地方へ行ったりしています。
よく当ブログでも初障害で平地力があると書きますが、概ね37秒台の馬に対して書きます。もちろん、障害経験がある馬は平地力にプラスして、ハロンタイムや展開を考えながら予想をしています。
前回は距離、今回は平地力についてご案内しました。明日から予想をアップしていき、またコラムを載せようと考えています。
それでは
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