2021阪神ジャンプステークス出走馬分析

サーブルオール

昇級後の成績は1,1,0,0で未勝利を含めても全て掲示板内という優秀な馬です。障害で初勝利を挙げたのも中京コースという事で、コース適性も問題なし。死角がないように思えます。不安要素は天候。馬場が渋ったデータが少ないのでなんとも言えませんが、良馬場の方が得意そうに見えます。9/13時点での金土曜中京競馬場が雨が降る予報となっています。雨量にもよりますが、できれば降らない方がこの馬にとってはいいのかもしれません。

サトノファイター

前走昇級戦で2勝目を挙げました。典型的なレフティで平地時代も平地デビュー戦以外全て左回りコースを走っています。気になる馬場適性もこちらは重で勝星を挙げていますので問題なし。黒岩騎手に重賞初制覇が懸かっていますので期待できます。不安要素は黒岩悠騎手の重賞成績0,1,1,49。5番人気以内だと0,1,0,5。ここ5年の重賞成績は0,1,0,8。ここ5年の中京での障害成績は0,3,0,32。年数的には中堅ですが、騎手で判断すると見劣りしてしまいます。。

トゥルボー

昇級後の成績は2,0,0,2。前走新潟JSで重賞初勝利を飾りました。今回重賞連勝が掛かっています。スピード競馬を得意としており、前目につける競馬ができれば速い上がりで他馬を圧倒できる力は持っています。不安要素はスタートが決まれば勝てるのですが、遅れてしまうと掲示板外というピンパーな馬です。また入障後7枠から外ばかりで内枠発走になった時の能力は未知数です。平地時代は最内でも勝っているので、問題ないとは思います。。

ハルキストン

昇級後の成績は4,1,2,11。OP特別以上でも1,1,2,8と優秀な成績を収めています。今回昨年の小倉SJから13か月ぶりの出走という事で、復活が期待できます。不安要素はやや重以下の成績が0,0,0,6。長期休養明けでスピードとスタミナが要求される中京コースでどこまで対応できるかですね。

ハルクンノテソーロ

前走昇級戦でクビ差の6着と健闘しました。中京コースは未勝利で2着に好走していますので、期待が持てます。不安要素は上野騎手。重賞成績0,1,0,14。ここ5年は0,1,0,9となんとも言えない成績。黒岩騎手と同じく重賞初勝利が取れる可能性がある馬なのでここで勝って欲しいですね。

フォイヤーヴェルク

昇級後の成績は2,0,1,2という別の生き物という二つ名を持った馬です。デビュー前は凱旋門賞を狙えると騒がれてましたが、平地ではサッパリ。昨年障害へ鞍替えして初戦こそ3着でしたが、そこから未勝利、一般OP、新潟JSと3連勝してその年の大障害で王者に挑戦かと騒がれましたが、昨年の阪神JSでまさかの7着。休養を挟んで迎えた小倉春麗では6着。前々走の東京JSは9着と3戦連続で掲示板外。前走の新潟JSで3着に好走してここに来ました。栗東所属なのに福島、新潟が3,0,2,0に対して、その他のコースでは0,0,0,3というのが気になります。渋った馬場での平地力があるのに中京の適正はどうなのかが不安要素です。

プレシャスタイム

昇級後の成績は0,2,2,18。障害3100~3400メートルの成績が0,2,1,9で未勝利時代を含めて馬券になった8回のうち6回が左回りでそのうち3回は中京というのが好材料。前走新潟JSでハロンタイム13.0秒。中京でも13.2秒を叩き出すなど、スピード競馬やスタミナ競馬ともに対応しており、後方から一気の末脚を使えるのがこの馬の魅力です。不安材料はやや重以下の成績が0,0,2,4で3着が2回ありますが、未勝利時代のもの。特に後方からの脚質に変わってからは14頭中10着や9頭中8着、11頭中10着と散々なもの。できれば晴れてほしいところですね。

マーニ

昇級後の成績は2,0,0,3。中京初の障害3900メートルで行われた京都HJで障害重賞4連続馬券になったトラストや障害重賞3連続掲示板で後に東京JSで重賞初勝利を収めたスマートアペックスを抑えて勝利するなど強さを見せてくれました。今回重賞連続勝利が懸かっています。平地時代を含めて左回りを得意としていますので、期待は持てます。不安要素は、魅力のある馬に迷騎手が騎乗されるという事です。ここ5年の中京での成績が3,0,3,30。今年は中京初騎乗という事でどうでしょうかね。。。。

マイネルプロンプト

昇級後の成績は4,4,4,8。一般OP、OP特別を連勝後、一般OPを叩きにジャンプ重賞に進出し18年の京都JSで3着、中山DSで3着、19年の中山GJで3着、東京JSで2着と序列が付くか付かないかまで行きましたが、脚部不安で1年7か月の休養を余儀なくされ、休明け平地を挟み、3重賞戦い6着2回と10着1回。全て掲示板争いをしていたので、好感は持てます。今回、21年障害リーディング1位の森騎手に手綱が戻り、復活が期待できそうです。不安材料は19年までと比べると明らかに見劣りしている事です。

モサ

昇級後の成績は0,0,1,2。迷騎手に捨てられたのか北沢騎手が鞍上です。未勝利勝ちした時の2着にダイシンクローバーで、2戦後に昇級し昇級戦では東京JS2着のホッコーメヴィウスに勝ち、トゥルボーから0.5秒差の3着に好走。次走で2勝目を挙げますが、3着に来たマイティウェイはその後東京JSで7着ですが、フォイヤーヴェルクやマイネルプロンプトに先着しており、ベンチマークとして考えるとこの馬にも希望は見えてきます。

以上が出走馬考察となります。それでは

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?