石神深一騎手について

石神深一騎手について

オジュウチョウサンの主戦騎手であり、障害界の武豊とか言われている石神深一騎手。果たして、勝ち馬を導いてくれているのでしょうかデータ分析してみましょう。なお、平地での成績は除外します。

デビューは2001年。デビュー22戦目で初勝利を収めます。初重賞は翌年のラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞)そこでいきなり3着をとりますが、平地重賞の成績はよくありません。04年のアルゼンチン共和国杯2着が最高です。初障害は07年4月結果は10着。初勝利は42戦目。初障害重賞は08年の新潟JSで結果は2着。この年から平地から障害の方が騎乗回数が多くなります。初JG-1は09年の中山GJ。結果は13着。重賞初勝利は13年の新潟JS。JG-1初勝利は16年もちろんパートナーはオジュウチョウサンです。

今年の石神騎手の成績

7月時点での障害成績は10,4,4,34です。各場の成績は、
福島4,1,1,8うち中止1
新潟0,0,0,6うち中止2
中山2,0,0,7
東京0,1,0,0
中京1,0,1,3
京都0,2,2,7
阪神3,0,0,3
阪神が強いです。意外なのが、中山。オジュウチョウサンとコウキチョウサン以外は4着以下という結果でした。今年連続して競走中止がありましたが、昨年の競走中止は74戦して2回と少ないです。

今年の各競走別成績です。

G1 1,0,0,0
G2 1,0,0,0
G3 0,1,0,0
OP特別 0,0,0,5
一般OP 2,1,0,4
未勝利  7,2,4,24うち中止3

なお過去1年間の重賞成績は5,2,1,4。オジュウチョウサンを除外すると1,2,1,4。オジュウチョウサン以外は2回に1度は馬券になっている計算ですね。

人気別成績

よく耳にするのは、オジュウチョウサン以外はダメだという言葉です。では、人気別成績はどうなんでしょうか。
1番人気 5,0,0,4 55%
2番人気 3,0,2,7 41.6%
3番人気 2,1,1,9 30.7%
4番人気 0,1,0,4 20%
5番人気 0,0,1,3 25%
6番人気 0,0,0,2 0%
7番人気 0,0,0,1 0%
8番人気 0,2,0,0 100%
9番人気 0,0,0,3 0%
10番人気以下 0,0,0,1 0%

1〜3番人気 10,1,3,20 42%
1〜5番人気 10,2,4,27 37%
と高い数値を出しています。

人気通りか以上 23回 44%
人気より下   29回
1〜3番人気だけでみた場合25戦中12回と2回に1回は馬券になっています。
オジュウチョウサンだけじゃない事がわかりました。

そこで、気になった人もいるかと思います。
これから新潟と小倉がはじまるのにデータが参考にならないと。

そこで調べました。昨年の新潟成績は0,1,2,18小倉は0,0,0,4という結果でした。やはり関東の騎手だけあって小倉での成績は芳しくないですね。

なら、重賞は?というと生涯成績で調べたところ、新潟JS1,2,0,6と3回に1度は馬券になっていますが、小倉SJは3回挑戦して全て4着以下という衝撃的な結果でした。

新潟だけに絞ると
7番人気(5着)
6番人気(6着)
1番人気(4着)
2番人気(2着)
9番人気(10着)
除外
3番人気(1着)
11番人気(8着)
9番人気(8着)
10番人気(2着)
1〜3番人気だけに絞れば1,1,0,1と良いことがわかります。1番人気でマークされるより自分の競馬ができる2、3番人気の方が好成績なのかもしれません。
気になったので、小倉も調べました。

4番人気7着
5番人気8着
2番人気8着
全て人気を下回る着順でした

小倉は強い人がいるかもしれませんが、これはまたの機会に。

石神騎手で印象に残るレース

やはり2017年と2018年の中山大障害です。2017年は山本直アナの初中山大障害の実況で「さあ、現王者?前王者か?青い帽子2頭の追い比べ」という名セリフを残した障害界最後の名勝負と言っても過言ではないレースです。アップトゥデイトが序盤から大逃げ策に出て最大で15馬身つけて一人旅をしました。オジュウチョウサンに勝つにはこれしかないという華麗な逃げで後続を引き離しましたが残り1600からじわじわとオジュウチョウサンと石神騎手もスパートを開始。4コーナーでは2、3馬身差まで詰め寄り、ゴール直前で追い抜き最後半馬身差付けて勝ちました。オジュウチョウサンの異常なまでの身体能力もありますが、石神騎手の絶妙な判断の賜物だと思います。

2018年はニホンピロバロンで大障害を勝ったレースです。元々脚元不安と距離不安がありました。石神騎手は脚を労わりながら最後の障害まで脚を溜めました。平地で一気に前に出ると、後続のタイセイドリームがすごい末脚で伸びてきましたがハナ差で勝利しました。これで3年連続中山大障害を勝ちました。

全重賞制覇を是非やっと欲しいですね。
それでは

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