中山大障害スペシャルコンテンツ1

中山大障害で好走した馬と凡走した馬の特徴を探してみました。

まず2019年

1着 シングンマイケル 牡6 金子騎手 2番人気
2着 ブライトクォーツ 牡5 熊沢騎手 6番人気
3着 メイショウダッサイ牡6 森一騎手 4番人気
4着 シンキングダンサー牡6 石神騎手 1番人気
7着 ヨカグラ     セ6 西谷騎手 5番人気
10着 ディライトフル   セ8 白浜騎手 3番人気

2018年

1着 ニホンピロバロン 牡8 石神騎手 3番人気
2着 タイセイドリーム 牡8 平沢騎手 5番人気
3着 マイネルプロンプトセ6 森一騎手 6番人気
5着 ミヤジタイガ   牡8 西谷騎手 2番人気
中止 アップトゥデイト 牡8 白浜騎手 1番人気

2016年と2017年割愛

2015年

1着 アップトゥデイト 牡5 林満騎手 2番人気
2着 エイコーンパス  牡6 高田騎手 5番人気
3着 サナシオン    牡6 西谷騎手 1番人気
11着 マキオボーラー  牡5 平沢騎手 4番人気
中止 アポロマーベリック 牡6 五十嵐騎手3番人気

まず2019年の勝馬であるシングンマイケル。

障害3戦目で初勝利。一般OPを2勝。東京JS、東京HJを連勝しています。そこまで13戦して掲示板を外した事がありません。

2018年の勝馬であるニホンピロバロン。

障害デビュー勝ち。翌年の中山新春、中山一般OP、三木ホース、京都HJ、阪神JSを連勝。京都JS2着の後故障が判明し1年4ヶ月の長期休養を余儀なくされる。復帰初戦のペガサスJSで2着好走して、迎えた中山GJで初の3着でした。そこまで10戦して全て馬券圏内という化け物でした。

2015年のアップトゥデイト。

障害2戦目で初勝利、次走の京都OPを連勝。翌年の中山新春では2着。初重賞の阪神SJでは4着に敗れるが迎えた中山GJで初重賞制覇と初G1タイトルをモノとする。次走に選んだのは小倉SJ。着差を0.2秒で力の違いを見せ快勝しました。ここまで7戦して4着以内という優等生でした。

この3頭に共通しているものは、未勝利をデビュー戦は掲示板。それ以外は馬券圏内。昇級後は全走掲示板が必須条件のようです。まずこの条件に当てはまるのが、

スズカデヴィアス デビュー勝ち イルミJS5着
フォワードカフェ?前走の中止以外全て馬券圏内 重賞は東京JS2着です。

しかし、スズカデヴィアスは障害3戦目とキャリアが浅く、フォワードカフェは初勝利が7戦目と勝馬たちを見ると見劣りしてしまいます。。
タガノエスプレッソとメイショウダッサイは?というとタガノエスプレッソは未勝利デビュー戦を3着。2戦目で初勝利していますが、中京OPを10着惨敗しています。。
メイショウダッサイはというと未勝利デビュー戦7着、6着で初勝利は3戦目でした。オープン後は全て馬券圏内とまだ今紹介した4頭の中では頭一つ分くらいは優勢かなと思います。

じゃあ、除外しているオジュウチョウサンの中山大障害初勝利まではというとみなさんご存知だと思いますが、全く異なるデータというかめちゃくちゃなデータとなりました。

デビュー戦は14着。4戦目にして初勝利。中京OPは連勝するも東京OPで9着。初重賞の東京JSは4着。次走の福島OPは勝利。イルミネーションJSは4着。アップトゥデイトが勝った中山大障害では6着。2016年、耳覆いを外したと言われている中山OPで2着になり、中山GJ、東京JS、東京HJと3連勝しました。鞍上の石神騎手も能力は高いが引き出すのに時間がかかったというのがわかるくらいムラのある成績でした。15戦して惨敗を2回経験しています。これにタガノエスプレッソとメイショウダッサイは当てはまるのか?

当てはまるデータがありました。

惨敗を帳消しにできるデータがそれは、同年開催と中山GJ3着以内か同年開催の東京重賞勝ちというところです。これは最初に紹介した3頭にも当てはまり、オジュウチョウサンにも当てはまっています。

メイショウダッサイは今年の中山GJ2着で前走東京HJを勝っていますタガノエスプレッソはこのデータに当てはまりませんでした。また、中山GJ3着のブライトクォーツも当てはまります。

次に複勝圏内に入った6頭を見ていきましょう。
2019年ブライトクォーツ、メイショウダッサイ
2018年タイセイドリーム、マイネルプロンプト
2017年アップトゥデイト、ルペールノエル
2016年アップトゥデイト、ルペールノエル
2015年エイコーンパス、サナシオン

タイセイドリームから見ていきましょう。
2018年の東京JS3着、新潟JS1着、東京HJ3着
マイネルプロンプト
2018年小倉OP2着、清秋1着、京都JS3着、イルミ2着
エイコーンパス
京都未勝利勝ちからの中山大障害2着
サナシオン
福島未、東京OP、小倉OP、東京HJ、イルミJSを連勝。
2015年は参考になりませんね。ただ、言えることはその年の重賞馬券圏内が必須のようです。
今年出走するブライトクォーツとメイショウダッサイはクリアーしています。また、タガノエスプレッソ、ケイブルグラム、ヒロシゲセブンも該当します。

メイショウダッサイとブライトクォーツは目が離せない存在ですね。

次に凡走した人気馬を見ていきましょう。

2019年 シンキングダンサー、ディライトフル、ヨカグラ
2018年 ミヤジタイガ、アップトゥデイト
2015年 マキオボーラー、アポロマーベリック
2017年と2016年は除外。
またシンキングダンサーとアップトゥデイト先述のとおりですので、割愛します。

ディライトフルは清秋JSと京都JSは勝ちましたが、中山大障害では10着。
ヨカグラは平地で復帰してイルミJSを2着でしたが、中山大障害では7着。
ミヤジタイガは京都JS2着、イルミJS1着で中山大障害に挑みましたが5着。
マキオボーラーは阪神JS3着、秋陽JS1着で中山大障害に挑みましたが11着。
アポロマーベリックは東京HJ8着、イルミJS3着で迎えた中山大障害は競走中止でした。
前走京都JSは状態面での問題があるのか好走できていません。秋陽JSからくる馬も使いづめが影響しているか凡走が目立ちますイルミネーションJSからくる馬はマイネルプロンプトやサナシオンのように好走する馬とヨカグラ、ミヤジタイガ、アポロマーベリックのように凡走する馬と分かれるようです。
もう少し掘り下げていきましょう。

オープン昇格後の成績を見ると全OP特別で5着以内で勝ちが1回以上。重賞に少なくともその年の馬券圏内が1回以上のようです。一般OPの成績は除外します。
まず、マイネルプロンプトですが、OP特別の成績は17年の清秋JS5着、イルミJS1着、18年ペガサスJS4着、清秋JS1着、イルミJS2着。重賞は18年京都JS3着と条件クリア。
サナシオンはOP特別は15年イルミネーションJSの勝利。重賞は15年東京HJの勝利と条件をクリア。
アポロマーベリックは条件をクリアしていますが、最初にお伝えした中山GJ4着以下と東京重賞で負けています。ミヤジタイガは昇級戦でペガサスJSで7着。勝ちきれない競馬が多く、勝利は18年イルミネーションJS重賞は18年京都JS2着のみと条件をクリアできず。
ヨカグラは昇級2戦目のペガサスJSで8着。OP特別未勝利。重賞は18年小倉SJで勝利。東京HJ2着に好走しましたが、まさかの13か月の休養。平地を挟みイルミJS2着でしたが、本番は7着でした。ピークはどう見ても18年で、13か月の休養が影響したと思います。
今年の登録馬では、アズマタックン、シゲピー、スズカデヴィアス、ナリノレーヴドールですが、
アズマタックンは17年秋陽JS7着、20年中山春麗6着、イルミJS6着と勝利はなし。重賞は19年新潟JS3着と厳しいデータです。
シゲピーはOP特別、重賞ともに勝ちはなし。最高順位が20年の中山新春で3着がやっとです。
スズカデヴィアスは初重賞。OP特別は前走のイルミJSの5着と不確定要素が多いです。
ナリノレーヴドールは、OP特別は昨年のイルミJS13着。前々走の清秋JS5着、前走イルミJS4着。重賞は初めてという事で成長していると思えば面白いと思います。

中山GJ2着でかつ東京HJの勝馬でありメイショウダッサイは好走する可能性が極めて高いです。
ブライトクォーツは中山GJ3着ですが、京都JSを使いここにきているので怪しいですね。西谷騎手の謎騎乗が炸裂するとどうか分かりません。
スズカデヴィアスは障害3戦目という事で、不確定要素が多いですが、スペシャルコンテンツ2で少し触れたいと思います。
ナリノレーヴドールは好走しない可能性の方が高いですが、面白い存在です。

最後にスペシャルコンテンツという事で、違った視点から脈絡なく乱文になってしまいました。結構思いつきで記事書いてしまうので、申し訳ないです。次回は、馬主サイドからみたジャンプグレード1を考察したいと思います。これを見ると、中山大障害が面白くなるかもしれません。

それでは

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