2023東京ジャンプステークス特別登録馬分析前編
さて、始まりましたサマージャンプシリーズ(勝手に命名)第一弾であります東京ジャンプステークス。このレースは出世レースで勝ち馬にはオジュウチョウサンはもちろんのこと、JG12勝したマジェスティバイオ、アポロマーベリック、同年の東京HJ、中山DS勝利したシングンマイケル、ジャンプ重賞2勝したデンコウオクトパス、オースミムーン、同年の東京HJ勝利したサーストンコラルド、翌年の東京HJ勝利したラヴアンドポップがいます。
なお、想定人気オッズは6/19午前7時時点のnetkeibaを参考。負担重量は特に記載がない場合60キロです。
アベックフォルス
想定12.7倍4番人気 牡6歳 石神深一騎手
障害成績1,0,0,0。平地では2勝クラスまで勝ち上がりましたが、6歳で入障。デビュー戦の東京で36.6秒という驚異的な上がりタイムを叩き出し、2着馬を1.4秒差で初勝利しました。不安材料として、2着馬から1.4秒差て圧勝した未勝利戦の相手が弱すぎる可能性が高いです。ハロンタイムが13.6秒ですが、当時のマイルタイムが105秒で、勝ちタイムからマイムタイムを引いた数字が135秒。前半7ハロンの平均が19.28秒。マイルのうち5ハロンが13.68秒。今回ホッコーメヴィウスとロードアクアがいますので、ハイペースになることは間違いなく後続馬が潰れる展開がないと厳しいかも。また、東京3000メートルと東京3110メートルでは求められる適性が違うので、掲示板外というのもあり得ます。
エイシンクリック
想定15.4倍7番人気 牡9歳61キロ 北沢伸也騎手
障害成績3,1,2,4。昨年の同レース3着。平地はステイヤーズステークス3着という生粋のステイヤーです。6歳で入障。昨年の阪神SJで勝利したのは大きいです。また、落馬以外は全て掲示板内というのは素晴らしいです。このままの人気なら狙ってみたいですね。不安材料はこの馬の適正距離は3300以上かなと思います。3110も行けなくはないですが、距離が短い印象です。また、落馬を2度経験しているのも不安ですね。
エミーリオ
想定131倍14番人気 牡9歳 草野太郎騎手
障害成績1,5,1,10。かつては左回りが強い印象でしたが、タフなコースが得意になってきました。3200メートル以下を得意としていますので、3110メートルの本コースは最適だと思います。不安材料はかつては瞬発力が高い馬でしたが、ここ最近は脚が遅くなっています。スタミナ勝負に持ち込まないと厳しそうなので、前を潰しに行くくらいの気持ちで行かないとどちらにせよ掲示板外もあり得ますね。
ギガバッケン
想定91.1倍11番人気 せ8歳 伴啓太騎手
障害成績1,1,1,4。福島に強いイメージのある馬です。どちらかといえば芝直線の方が好走傾向があるので、今回は適鞍かもしれません。不安はやはり福島に強いイメージ。となると中山の方が強そうですが、どうでしょうか。
グレートバローズ
想定16.8倍8番人気 牡6歳 小阪忠士騎手
障害成績2,2,1,2。小倉福島で強いイメージがあります。馬券になった5回のうち3回上がり最速、2回は上がりタイム37秒台を叩き出しています。タフな展開が得意としていますので、スピード勝負は不向きです。不安材料は逃げで好走している馬がいるとどうしても競り負けしてしまうので、どうしても展開頼みになってしまうところです。
コウユーヌレエフ
想定93.6倍12番人気 牡9歳 大江原圭騎手
障害成績4,3,1,8。ジャンプG3では3回全て掲示板内。OP特別ですが同じ距離の秋陽JSは3回連続馬券内という素晴らしい成績を残しています。不安材料は21年からの成績で馬券になったのは昨年の秋陽JSのみ。少しでも馬場が渋ると凡走してしまいます。衰えも隠せないです。
ザメイダン
想定17.9倍10番人気 牡7歳 上野翔騎手
障害成績3,2,1,13。未勝利勝ちから期待されていましたが、凡走が目立ち人気も落ちましたが、21年10月の新潟一般OPからまさかの2連勝。7か月の休養を挟み3連続重賞は中京で掲示板に入りましたが、パッとせず。5か月の休養。迎えた今年の三木ホースランドパークでは2着に好走。京都HJでは5着掲示板と結果を残しています。不安材料はかつては上がりタイムが早かった馬ですが、近年は逃げるスタイルになってから39秒台が目立つようになりました。また、ホッコーメヴィウスが出るレースだとペースが乱れるのか凡走が多い印象です。
本日もう7頭を紹介予定です。それではー
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