2022東京ジャプステークス出走馬考察後編

こちらは後編です。前編はこちらをご覧ください。

前編で7頭紹介するつもりが勢い余って8頭紹介していました(汗)という事で後半は6頭を考察します。

ビッグスモーキー

昇級後の成績は1,1,2,8。実は全日本2歳優駿掲示板やレパードS3着だったりする。植野騎手のお手馬のように見えますが、元々は白浜騎手が主戦。中山DSは長すぎたが、どちらかと言えば3300以下の方が得意なので、今回の距離は好材料。脚が早くないので、気持ちよく逃げるか逃げ馬を追走してスタミナ勝負に持込むのがこの馬の好む展開ですが、できればやや重だとなお良し。不安材料は好展開の幅が狭い事と良馬場スピード決着もしくはゆったりとした流れの末脚勝負だと掲示板も厳しい。また白浜騎手も後ろからの展開を好むので、できれば植野騎手の方がいいのかもしれないです。

ビルジキール

昇級後の成績は0,0,0,6。初勝利だった小倉未勝利は負かした相手11頭中5頭勝ち上がるというハイレベルなレースであった。どちらかといえば大箱の方が得意。昇級戦だった阪神一般OPでは2着から1秒差の6着。今年の中山新春も5着掲示板を確保するという健闘を見せた。平地力が低いので、積極的に逃げれば面白い。不安材料は初勝利の小倉未勝利。この馬を含めて活躍しておらず、レベルの高いかと言ったらどうなのか?中山新春も最終障害で落馬やそれを避ける馬や空馬に絡まれるなどのアクシデントをうまく避けての5着。素直に評価できない。小倉SJへの調整か?

ホッコーメヴィウス

昇級後の成績は1,3,2,6。昨年の東京JSと東京HJで2着に好走。左回りの東京、新潟、中京の成績は通算で2,2,1,2、オープン以上でも1,2,1,1と好印象。また、数々の序列級とほぼ互角の戦いが出来ている。間違いなく優勝候補。相手はエイシンクリックのみかもしれないです。不安材料は鞍上黒岩騎手。今年のオープン以上の勝ちはなし。ホッコーメヴィウスも今年の成績は9着と7着。軸にはし難いか

マイサンシャイン

昇級後の成績は1,0,3,3。前走の中山GJ以外は掲示板以内という好成績を残している。東京コースは初めてですが、中山と阪神の経験があり、左回りも中京と新潟を経験しているため、問題ないと思います。不安要素は重賞経験が中山GJしかない事です。平沢騎手の方が合うと思いますが、どうでしょうか。

マイネルヴァッサー

昇級後の成績は2,7,2,16。後ろからの競馬で長くキレのある脚を使うのが得意。不発に終わるレースもありましたが、今年の成績は馬券内3回調子が良い。前走取消しからの復帰初戦のため調整の可能性もありますが、いきなり馬券争いの可能性も高いと思います。また障害重賞は19年8月以降約3年ぶり。ここで勝って欲しいと思う一頭。不安材料はどちらかと言えば、バンケットがあるコースを得意とする馬。東京コースにバンケットはなく比較的走りやすいコース。最後に坂があるので、スタミナ勝負に持ち込みやすいが、スタミナ勢が多い中でキレ負けする可能性もある。小倉SJの方がいいかもしれない。

マリオ

昇級後の成績は0,1,0,1で馬券外も4着に好走。入障からこれまで全て新潟のみで新潟以外も初めて。新潟に強いイメージはフォイヤーヴェルクを連想する。スピードのある展開を好むので、ハイペースになれば面白い不安要素は新潟と東京は求められるモノが違うので、好走するかは未知数。

以上が14頭の紹介でした。明日はデータ分析をしたいと思います。それではー

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