小倉障害コース紹介

ローカル競馬場の中で唯一専用の障害周回コースを有しているのが小倉競馬場であります。そんな小倉競馬場の障害コースを分析してみましょう。画像はJRAより転載

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1周1309メートルは障害周回コースを有する競馬場の中で一番小さいコースです。小さいということは、コーナー半径が小さいということ。如何に小回りが効くかが勝負の分かれ目になるかと思います。それが顕著に出るのが襷コースの長さ。福島競馬場で490.3メートルに対し小倉は415.7メートルと75メートルも短く芝の直線も福島が292メートル、小倉が293メートル(どちらもAコース)と如何に小さいかが分かります。

障害は7台とバンケット1の合計8
1、2、5号障害が生け垣で高さ1.4メートル幅2.2メートル。
3号障害が生け垣で高さは変わりませんが幅が少し狭い1.85メートル。
4号障害がバンケットで高低差2.76メートル長さ81.2メートル。
6号障害は竹柵の可動式で竹柵部分が1.2〜1.4メートル幅1.85メートル。
7号障害は水ごうで高さ1.2メートル幅4.0メートル。
8号障害はハードルで高さ1.2メートル幅1.15メートル。

距離設定は未勝利とOPの2,860m、 OPと小倉サマージャンプ用3,390m(去年は小倉サマージャンプのみ)の2種類です。

襷コースはこのコースだけ正面から向正面に抜ける仕様になっています。

基本情報はここまでとして、好走傾向を見てみましょう。

未勝利、OP、小倉サマーの勝ち馬の傾向です。

馬番別成績

未勝利の馬番別成績は(2019年のみ)
① 1,1,0,2
② 0,0,0,4
③ 0,2,0,2
④ 0,0,0,4
⑤ 0,0,0,4
⑥ 0,0,1,3
⑦ 1,1,1,1
⑧ 0,0,1,3
⑨ 1,1,1,0
⑩ 1,0,0,1
⑪ 0,0,0,1
内枠と外目の枠に分かれていい成績を残しています。反対に中枠はあまり成績が良くないです。

OPの馬番別成績(2017〜2019年の6レース)
① 0,2,0,4
② 0,0,2,4
③ 1,1,0,4
④ 1,1,0,4
⑤ 1,0,0,5
⑥ 0,1,0,5
⑦ 2,0,1,3
⑧ 0,0,2,4
⑨ 0,0,0,3
⑩ 1,0,0,2
⑪ 0,1,0,1
⑫ 0,0,1,0
分析しづらいですが、どの枠も大した差はないようです。辛うじて⑦が若干抜けている感じはありますが、ほぼなしと見ていいでしょう。

小倉SJ(2015〜2019年の5年間)

① 1,0,0,4
② 2,0,0,3
③ 0,0,0,5
④ 0,1,1,3
⑤ 0,2,0,3
⑥ 0,0,2,3
⑦ 1,1,0,3
⑧ 0,0,0,5
⑨ 1,0,0,3
⑩ 0,0,1,3
⑪ 0,0,1,3
⑫ 0,0,1,1
⑬ 0,0,0,1
⑭ 0,0,0,1

母数が少ないのでなんとも言えませんが、大外は多頭数だとよくて3着が限界のようです。①が勝ちがありますが、これはアップトゥデイトで除外してもいいかと思います。オープンとは違い内目から中枠が有利のように見えます。やはりスタート間も無く障害を越えRのキツイコーナーが待ってますので、最内と大外は不利を受けるのかもしれません。

脚質別傾向は以下の通り

未勝利

逃 2,2,1,2
先 3,2,2,9
差 0,0,2,12
追 0,0,0,11
逃げ先行が圧倒的ですね。ハロンタイムも13.3〜13.4とゆったりしています。

OP

逃 1,4,0,3
先 2,1,4,9
差 1,2,0,18
追 0,0,1,7
オープンになると多少の駆引きがあるようです。逃げが勝つパターンと差しが届くパターンとあります。ハロンタイムも13.2秒と速い時計を出します。

小倉SJ

逃 1,0,0,1
先 4,3,3,13
差 0,1,2,12
追 0,0,1,14

重賞になると力の差が出るのか逃げる馬が圧倒的に少ないです。大駆けする馬は少し割り引いてもいいかもしれません。先行が多いですが、その分瞬発力か長い末脚が必要となります。また、差し追込みも展開によっては届くパターンもあります。

最後にいつも週初めにレーシングカレンダーを確認して障害レースがあるかとか確認しますが、木曜日の夕方に平場で出走想定がポンと出た時に、なかったはずのレースが急に出たりするのはなぜでしょうかね。それでは

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