京都ハイジャンプ全頭診断

障害界で重賞勝ちきれない馬達VSJG-1には好走できないOP特別&一般OPクラスが激闘を繰り広げる京都ハイジャンプ。枠順も決まる前に全頭診断ができてしまったので、最終予想前にリリースする事にしました。

タガノエスプレッソ 1番人気 平沢騎手
昨年の中山未勝利でデビュー。2戦目で初勝利。中京OPで基準タイムを出しますが、10着に破れました。(中京の基準タイムが早くなっている傾向があるため、ひょっとしたら基準タイム外かもしれません)舞台を西に移し、牛若丸JSでハロンタイム14.0秒のスローペースでしたが、4着に好走。前走の三木ホースで基準タイムで走りOP特別を勝利しました。このレースでこの馬の勝ちパターンを掴んだようにも見えます。それは、後方から様子を見つつ最後の周回辺りからじわじわと前に出る競馬です。仕掛けどころが難しいのと強い先行馬がいると届かない可能性もあるので、注意が必要かもしれません。基準タイムで走れているのでハイペースでも大丈夫かもしれません。

スプリングボックス 2番人気 森一騎手
昨年の障害競馬デビューし2戦目で初勝利。ここまでは平凡ペースでしたが、変わったのはその次の中山新春で13.4秒の基準タイムで連勝。次の春麗JSでも13.4秒の基準タイムで2着でした。勝ったのはハルキストン。そのハルキストンは阪神SJに出走しオジュウチョウサンから6秒差、今回出走するスズカプレストからも2秒差の8着という結果です。これをどう見るかですねぇ。ちなみに鞍上森一馬騎手、ラインスピリットの主戦騎手でもあります。

ルペールノエル 3番人気 高田騎手
いつも障害ファンを和ませてくれるのがこの馬です。実は私も好きな馬です。重賞クラスでありながら重賞勝ちがなく、オジュウチョウサン、アップトゥデイトが出走した中山大障害で3着に好走した馬であります。10歳と高齢でピークを過ぎた感じは否めませんが、前走のペガサスJSでは私の予想どおりの走りをしてくれて3着に好走しました。しかも基準タイムでの3位は大きいです。京都の相性もよく、17年の京都HJは最初の障害でまさかの競争中止。私も推していましたので、涙を飲んだ記憶があります。翌年の京都HJでは2着、昨年の京都JSでも2着とOPも含めると0,2,0,2と連対率50%と好成績を挙げています。しかし、着外の2回とも最初の障害で競走中止というもの。連対か競走中止かというまさに命を賭けたレースをしているのがルペールノエルです。

マイネルレオーネ 4番人気 上野騎手
前走の福島OPで昇級後初勝利を飾りました。18年に障害デビュー後新潟では13.0秒、福島・中京では13.1秒と速いハロンタイムを出してます。ハイスピード展開に強いのが分かります。しかしながら、中央3場の成績は0,0,1,4と悪いのが目立ちます。3着は京都OP戦で思い馬場でしたので、今回の展開は歓迎かもしれません。鞍上の上野騎手は今年3勝を挙げていますが、全て未勝利戦。重賞成績は0,0,0,14。OP特別ならと遡りましたが、0,0,0,22最高でも4着。一般OPでようやく勝ちが2回ありましたが、いずれもパスティという馬でした。不安要素ばかりの存在ですねぇ

シゲルスズキ 5番人気 佐久間騎手
阪神で結果を出す馬。成績は1,1,1,5。肝心の京都は0,0,0,2とイマイチではありますが、いきなり結果を出すかもしれないのが怖いですねぇ

クリノライジン 6番人気 熊沢騎手
未勝利勝ちからのある意味格上挑戦です。京都で着外、阪神で3着。福島では、13.2秒、13.1秒とスピードが速くなっています。京都の経験があるのはいい事です。展開次第では3着に来るかもしれません。また、鞍上の熊沢騎手。有馬記念のダイユウサクや阪神JFのテイエムプリキュアの騎手でもあります。

アスターブリザード 7番人気 植野騎手
クリノライジンによく似たプロフを持ってます。まず京都でデビューし阪神で2着。福島で未勝利勝ちを果たし格上挑戦です。クリノライジンほどのスピードはありませんが、阪神で2着というのが怖い存在です。たなみに鞍上の植野騎手は昨年で京都ハイジャンプのウイナーです。

ラテールプロミーズ 8番人気 五十嵐騎手
新潟未勝利でデビューしハロンタイム13.1秒の5着。ちなみに勝馬は当サイトでスーパーカー牝馬の異名を持つクリノサンスーシー。次走の重馬場の中山未勝利で13.8秒で初勝利。ちなみに2着はオジュウチョウサンの全弟のコウキチョウサン。8ヶ月の休養からの出走です。障害界では12か月まで程度の休養は珍しくなくいきなり勝つという事も。この馬はどうなんでしょうねぇ

スズカプレスト 9番人気 北沢騎手
17年の京都HJで3着に好走した馬です。京都の成績はよく0,0,3,2と複勝率60%です。京都HJと京都JSだけで見ると0,0,2,0と複勝率100%とルペールノエルよりいいんです。その京都JSで故障が発生し2年も休養してしまいました。休養明けの中山DSではハロンタイム13.7秒の9着。平地を挟み京都OPで14.3秒4着。前走の阪神SJではハロンタイム13.5秒の7着とハロンタイムだけで見ると3位以内のタイムを出しています。ルペールノエルと違いこちらは競走中止率0%と安定しているのが強みです。ただし、脚元不安はついて回るもの。長い淀はどうなんでしょうか。ちなみに北沢騎手は95年の天皇賞秋でポジーの騎乗し5着の成績を挙げてます。同期は穴男で有名な江田照男です。

リングオブハピネス 10番人気 小坂騎手
申し訳ないのですが、いいところが見つけれませんでした。

どうでしょうか。やはり重賞クラスになると記事の力が違います。次は最終予想でまたお会いしましょう。

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