2021京都ジャンプステークス タガノエスプレッソとケンホファヴァルトに隙はないのか?

今年の京都ジャンプステークスでは昨年のジャンプ重賞である阪神ジャンプステークスと京都ジャンプステークスを勝利したタガノエスプレッソと中山大障害と中山グランドジャンプ2着のケンホファヴァルトが3回目の直接対決をします。現在、ケンホファヴァルトが2連勝ですが、タガノエスプレッソにとって得意な3140メートルにケンホファヴァルトがどこまで対応するのか。徹底的に分析したいと思います!

平地実績

まずはケンホファヴァルトから。

デビューはなんと500万クラスからで4戦目で初勝利。そこから2戦目でセントライト記念に出ますが、12頭中11着でした。昇級10戦目に2勝目。同クラスに残り2戦目で3勝目。1600万下で馬券圏内が6回ありましたが勝ちきれずの入障となりました。芝1800~2200メートルが得意で勝ちパターンは逃げか逃げに付き合う2番手のようで上りも早くて34秒台の脚は使えていたようです。このブログ風に言えば並の上か上の下の方と言ったところでしょうか。

次にタガノエスプレッソ

デイリー杯2歳ステークスを勝利しており、重賞馬です。なお、このデイリー杯2歳ステークスと同日にレジェンドでありますオジュウチョウサンが障害デビューしています。クラシックは皆勤賞で全て13着という記録です。自己条件に戻り快勝するとオープンクラスのファイナルステークスでダート入りしていきなり勝利しますが、平地での勝利はこれが最後となっております。ダートの1400~1700メートルで戦っており、上りタイム最速は良馬場で37.1秒ですから、このブログ風に表現するなら優秀ということになります。

平地力はタガノエスプレッソですね。

未勝利時代は?

ケンホファヴァルト    初障害8着。5戦目で勝利。未勝利成績は1,2,1,1
タガノエスプレッソ 初障害3着。2戦目で勝利。未勝利成績は1,0,1,0

ここの評価は難しいですが、タガノエスプレッソが若干リードと言ったところでしょうか。

オープン後の成績は?

ケンホファヴァルト    0,2,1,0
タガノエスプレッソ 3,0,3,2

ケンホファヴァルトに勝利はありませんが、2着2回とも中山DSと中山GJで共にタガノエスプレッソに先着しています。秋陽JSも3着に好走しており、後に障害重賞に勝利するスマートアペックスやマーニに先着しています。タガノエスプレッソの3勝はOP特別の三木ホース、中京開催の阪神JS、阪神開催の京都JSと自ら勝利をモノにしています。勝利数だけで見るとタガノエスプレッソですが、複勝率と対戦成績だけで見るとケンホファヴァルトと言ったところでしょうか。


ハロンタイム

太字は基準タイム以内です。

ケンホファヴァルト

中山 13.7 中山GJ・DS
東京 13.3 秋陽JS
阪神 13.7 未勝利
新潟 13.2 未勝利
小倉 13.2 未勝利

タガノエスプレッソ

中山 13.7 中山GJ・DS
中山 13.4   未勝利
阪神 13.4 京都JS
京都 14.0 牛若丸JS
中京 12.9 阪神JS
新潟 13.1 未勝利

完全にタイプが分かれており、スタミナが要求されるコースはケンホファヴァルトが得意としタフでかつスピードが要求されるコースはタガノエスプレッソが得意としています。気になる阪神コースは単純にタイムだけ見るとタガノエスプレッソに見えますが、ケンホファヴァルトも秋陽JSではタイムを出しています。ここは、展開次第ということでイーブンとします。

襷コース成績

ケンホファヴァルト    0,4,1,0
タガノエスプレッソ 2,0,2,0

なんと両馬とも複勝率100%!

騎手はどうなのか?

業師と言われる熊沢騎手と一部では神という異名を持つ平沢騎手どちらがすごいか見てみましょう。2017~2021年の成績です。

熊沢騎手   6,4,4,36
平沢騎手   3,7,4,22

勝利数は熊沢騎手の方が目立ちますが、平沢騎手も2着が7回と多く、複勝率で見ると平沢騎手の方が高いです。

2020年の京都JSから今年の東京HJまでの障害重賞成績はこんな感じです。

熊沢騎手   1,3,0,1
平沢騎手   1,0,1,2

重賞は熊沢騎手の方が勢いがあります。という事で、イーブンと言ってもいいと思います。

結局どうなのか?

平地力は間違いなくタガノエスプレッソとなりますが、ケンホファヴァルトも先行力がありますので、正直ややタガノエスプレッソが優勢でしょうが、枠や展開ではひっくり返るレベルと思われます。よってこの2頭は馬券争いを間違いなくすると予想します!



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