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三木ホースランドパークジャンプステークス全頭診断

日本一長い名前のジャンプ特別レース

三木ホース、三木HLPJS、三木JSと略すのが面倒なこの名前。netkeibaの馬柱では三木ホースと呼ばれているので、当ブログも三木ホースと呼ばせていただきます。

レース概要

コースはこちらで紹介してますので、割愛します。名前にもなっている三木ホースランドパークは1994年に開苑した馬事公苑。1999年に第1回が行われ、距離は当初阪神SJと同じく3800→3900メートルと長距離だったが、2013年から現在の3140メートルに短縮された。勝馬は2020年タガノエスプレッソ(その後阪神JS、京都JSを勝利)、2018年アスターサムソン(その年の京都HJを勝利)、2016年のニホンピロバロン(阪神JS、2年後の中山DSを勝利)がおり、近年は2年に一度すごい馬を輩出しています。それでは、特別登録されて全頭診断といきましょう。オッズと人気はnetkeibaから参考にしています。

アズマタックン

55.6倍6番人気 牡馬8歳62キロ 中村将之騎手

昇級後の成績が2,4,2,22と30走もしている馬です。脚は決して遅くはないのですが、末脚は期待できない馬で後方から淡々としたペースで走るため、序盤の位置取り合戦では後方に置かれて、ペースが落ち着いた辺りで徐々にポジションを上げていくレースをしますが、終盤の叩き合いにが前方で行われるとあれ君ここにいたの?といういい意味でも悪い意味でも超マイペースな馬であります。そういう馬の方が強いんですけどね(笑)去年の中山GJでは、あの極悪馬場で淡々としたペースで走った結果勝馬から7.9秒差をつけられましたが、5着に好走。とにかくミドルペースなら勝負になる馬です。

オールマリンバー

32.7倍5番人気 牡馬9歳60キロ 難波剛健騎手

昇級後の成績は1,1,1,6。掲示板となった4走は中京、小倉、新潟とローカル競馬場。OP特別以上の成績は0,0,0,3と不安要素しか見えませんが、平地に目を向けるとこの馬、ダートでは早い上がりを使えており東京ダート1600メートルでは上がり35.9秒の脚を使える馬。障害では上がり37秒台で勝負になるため、前に付ける競馬が出来れば好走する可能性もあると思います。

グローブシアター

3.5倍2番人気 牡馬7歳60キロ 高田潤騎手

昇級後の成績は0,0,1,2。前走の小倉一般OPで3着に好走し障害1勝馬のマーニに先着しました。初めての中山新春JSではハロンタイム13.5秒の6着と掲示板には届きませんでしたが、OP特別で後の成績なら問題ないと思います。不安要素は1勝していないのに2番人気は過剰人気ではないかという事です。

ケイティクレバー

1.4倍1番人気 牡馬6歳62キロ 平沢健治騎手

昇級後の成績は2,0,3,2。着外となった2走は昇級戦の京都一般OPの5着と昨年の東京JSの12着。東京JSから新潟JS3着、中山新春JS3着、小倉春麗3着と安定感があります。レース内容を見ると一般OPでは強いですが、OP特別以上になると強い相手には負けていますが、今回の相手なら好走する可能性は高いと思います。

セイウンフォーカス

26.8倍4番人気 牡馬6歳60キロ 熊沢重文騎手

昇級後の成績0,2,0,5。出遅れ癖があるような感じがありますが、実は敢えてスタートを遅らせて内に進路を取り力を温存して最後の向正面からの末脚に賭けるという作戦でここまで戦ってきました。ですので、スタートから程よく遅らせないと行けないという好スタートを切る以上に難しいスタートを取らないといけない競馬が続きました。結果前走の小倉牛若丸では9着という結果に終わっています。今回中村騎手から策士熊沢騎手に乗り替わりという事で、どう変わるかが楽しみです。

トーアディラン

71.9倍8番人気 せん馬8歳61キロ 石神深一騎手

昇級後の成績は1,1,0,12。OP特別以上での成績は0,0,0,6ですが、OP特別にだけ絞ると5戦中3戦で掲示板で阪神3140メートルと最後の直線が違いますが阪神3110メートルは4回走っていますが、全て掲示板でハロンタイムも13.5秒と悪くないです。鞍上の石神騎手の2019年以降の阪神での成績は6,1,2,2とこちらも悪くはないです。1年の休養明けが気になるところです。また、先週今年初勝利をあげた石神騎手ですが、この1年での落馬や故障が原因の競走中止が10回と多いです。

トーヨーピース

95.3倍10番人気 牡馬7歳61キロ 草野太郎騎手

昇級後の成績は1,0,2,12で2018と2019年は掲示板以上が9戦中6戦と良かったのですが、昨年6戦して全て掲示板外と芳しくないです。

ノワールギャルソン

62.3倍7番人気 牡馬9歳63キロ 江田勇亮騎手

昇級後の成績は3,1,2,5。馬券外は全て掲示板外とピンパーに近い性質を持つ馬です。阪神は初ですが、似たタイプの競馬場である中京での成績が未勝利を含めると3,0,3,3と良い事がわかります。印象に残っているのは64キロ背負った昨年3/28の中京一般OPで気持ちよく逃げて勝利しました。勝利だけならここまで言いませんが、2着を1.1秒離してハロンタイムも13.1秒という化け物ラップを叩き出した事を考えれば、この馬の能力は高い事が伺えます。気持ちよく逃げれば大番狂わせもあり得る存在です。

ビッグスモーキー(回避)

4.8倍3番人気 せん馬6歳61キロ 植野貴也騎手

昇級後の成績1,1,2,4で着外のうち昨年の中山DSの10着を除き全て掲示板という好成績を残しました。また4着でしたが、今回と同舞台である昨年の京都JSでは、障害界の王者であるオジュウチョウサンに手負とは言えハナ差まで詰めた事は素晴らしいと思います。また、OP特別を勝利してこの斤量は好材料です。恐らく中山GJには出ないと思いますが、ここの成績次第いかんで今後のレース参戦の参考にするのかもしれません。今回のメンバーならまず馬券圏内に入るでしょう。不安材料は逃げ先行馬ですが、ハナを切れる程の脚がないため、序盤が中団からの競馬になると絶望的な成績になる可能性があります。

ホシルミエール

74.0倍9番人気 せん馬8歳60キロ 白浜雄蔵騎手

昇級後の成績は0,0,3,4。近走は6着2回と悪くはないです。この成績でこの人気ならヒモに押さえてもいいと思います。

以上が全頭診断です。意外と面白いメンバーだと思います。もう少し重賞増やして欲しいですね。

それでは

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