東京ジャンプステークス出走馬考察前編

東京ジャンプステークス出走の15頭を前編7頭後半8頭に分けて考察していきたいと思います。なお想定オッズは記事投稿時のnetkeibaでの情報となります。ご了承ください。

キャプテンペリー

想定44.3倍7番人気 せ8歳60キロ 五十嵐祐介騎手

昇級後の成績は1,0,0,1ですが、着外の1回は阪神SJの6着。後の障害ナンバー1のメイショウダッサイ、4歳最強のスマートアペックス、当時の障害ナンバー4のシンキングダンサーや序列はないものの障害重賞やOP特別で上位に食い込むビッグスモーキーなどのメンツを考えたら6着でもやもなしという内容でした。勝った新潟未勝利や中京3330メートルの内容を考えると左回り東京3110メートルであるこのレースの方が合ってると思います。五十嵐騎手の東京での過去2020年、2021年の成績は3,2,2,8で複勝率46%と高い成績を挙げています。不安材料は逃げ馬ということもありますが、昇級後の上がりタイムが40秒後半から41秒と遅くなっている事です。これは距離が伸びていることもありますが、オープンクラスはレースペースが速くなるので、距離が短い今回の競争もハイペースになる事が予想されます。

グローブシアター

想定1.7倍1番人気 牡7歳60キロ 高田潤騎手

昇級後の成績は1,0,1,2。前走三木ホースではハロンタイム13.2秒、上がりタイム37.9秒で1番人気のケイティクレバーを3馬身半付けての勝利を飾りました。約2か月半空けてここに来ました。平地時代も万葉S3着に好走するステイヤー。ステイヤーは淡々としたペースでレース運びができるので、リズムが要求される東京コースはこの馬にとっては好材料です。不安材料はこのレースに出てくるスマートアペックスに現在2連敗中です。障害左回りの経験が昇級戦の中京一般OPの5着で負けた相手を見るとそれほど強くない可能性があり、現在の人気通りだった時に本当に強いの?netkeibaのコラムに影響しすぎじゃないの?と思ってしまう部分があります。

コウユーヌレエフ

想定15.6倍5番人気 牡7歳60キロ 森一馬騎手

昇級後の成績は1,3,0,1。唯一の着外は昨年の東京HJの5着で全て掲示板という優秀な成績を残しています良馬場でのハロンタイムは全て1位で5着の東京HJは稍重でハロンタイム2位を考えると良馬場が欲しいところ。近走は、東京HJ、秋陽JSと東京3110メートル。同じコースを走れるのは好材料です。不安材料は天候。いまのところ曇り予報ですが、もし雨が降って馬場や渋るとどうでしょうかね。また、東京3110メートルを4回走っていますが、負けた相手を見るとやや見劣りします7歳牡馬は障害界ではまだまだ若い部類に入るので意地を見せてほしいですね。

ザメイダン(除外)

想定189倍14番人気 牡5歳60キロ 騎手未定→金子光希騎手

昇級後の成績は0,0,0,5ですが、昇級戦以外は清秋JS12着、秋陽JS8着、中山新春5着、ペガサスJS6着とOP特別で力をつけています。後方からの競馬で速い上りタイムを出せる馬なので、クリティカルを出せる可能性は十二分に考えられます。今回フルゲート14頭なので、当馬は抽選対象になりますので、出馬が決まったら推したい馬です。不安材料は当馬は良馬場よりやや渋った馬場の方が好走します。良馬場だと少し考えないといけないかもしれません。

スマートアペックス

想定3.6倍2番人気 牡4歳60キロ 騎手未定→中村将之騎手

4歳勢最強の馬です。昇級後の成績は2,3,1,2で着外の2回はいずれも4着とレベルが高いことが分かります。また競馬場問わず好走する器用さはメンバー1だと思います。東京コースは昨年の秋陽JSで経験済み。まだ重賞未勝利ですので、ここで勝って暮れの大障害を目指してほしいです。不安材料は、上りタイムはそこまで早くないので、位置取り次第で届かない事も。また今年のジャンプ重賞皆勤賞という異常ローテーションであること。入障して既に11戦とベテラン勢なみの回数をこなしているところから、この馬の消耗度合いが気になります。また、阪神SJの馬体重が490キロでしたが、次走の中山GJが478キロ、前走の京都HJが476キロと場体重が減っているのも気になります。

スマートボムシェル

想定175倍13番人気 牡9歳60キロ 騎手未定→植野貴也騎手

昇級後の成績は2,0,0,6。勝った2戦とも新潟とという新潟巧者。明らかに新潟JSを狙っていると思いますが、ここ3戦はスマートアペックスと同じ競争を走っており、エスコート役という立場なのかと思うと買いはここでないような気がします。とはいうものの昨年の秋陽JSでは3着のケンホファヴァルトから0.8秒差、5着のマーニから0.1秒差を考えるとこの馬もレベルは決して低くはないです。不安要素は上りタイムが新潟以外はそれほど早くないので、秋陽JSも上り5位を考えるとやはり新潟で勝負した方がいいかもしれません。

トゥルボー

想定22.3倍6番人気 牡5歳60キロ 石神深一騎手

昇級後の成績は1,0,0,1。どちらも中山3200メートルです。控えて差す競馬を得意としていますので、直線の長い東京コースなら好走する可能性はあると思います。平地力が高いのもいいですね。また石神騎手が継続騎乗するのも好材料です。不安材料は、上りタイムが39秒~40秒と遅いことです。ハロンタイムが基準タイムですので、積極的な競馬ができれば好走できるでしょうかね。

以上が前半7頭の考察です。なぜ7頭かといいますと上位人気4頭が前後半で2頭ずつ紹介できるからです。本音を言えば、1番、4番を前半、2番、3番を後半で紹介できるといいですけどね。それでは

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