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障害競馬のハロンタイムと基準タイムについて

当サイトの障害競馬においてよく出てくる単語で"ハロンタイム""基準タイム"があります。まあ、知らなくても当サイトを読んでいれば何となく察しはつくと思いますが、このふたつの単語をちゃんと説明した事がなかったので、ご説明させていただきます。

よく平地競争で実況が「ゴールまでの600メートルは34秒0」とか言ってますよね。あれは上がりタイムと言って実況が話している通りゴールから見た最後の600メートル(3ハロン)のタイムを指しています。では、障害はどうでしょう。言いません。馬柱にも平地には上がりタイムが掲載されていますが、障害には上がりタイムの代わりにハロンタイムが書かれています。よく間違えられるのですが、ハロンタイムはゴール1ハロンのタイムではなくゴールタイムをハロンで割った平均値を少数2位以下切り捨てで掲載されています。障害3000メートルを3分で走ったとします。(あり得ませんが)1ハロン200メートル(本当は201.168メートル)ですので、3000メートルは15ハロンですね。なので、180÷15=12.0秒となります。では、3分1秒は?と言うと181÷15=12.0秒となります。あれ?12.06じゃないの?と言われそうですが、少数2位以下切り捨てなので、同じ12.0秒になります。ハロンタイムとゴールタイムはちゃんと見たほうがいいですよ!参考までに5/16施行された京都ハイジャンプの勝馬スズカプレストの馬柱をJRA公式から引用しました。

ハロンタイムはご理解頂けたでしょうか。次に基準タイムです。これは、私個人の勝手な判断で決めているものです!障害レースを予想するときに馬柱見たりしますが、ハロンタイム見て「この馬前走着外だけど、ハロンタイム悪くないな」と思ったことあると思います。コアな障害ファンならご理解頂けるのではないでしょうか。重賞出ても十分通用する可能性が高いタイムが基準タイムです。
なお、基準タイムは過去1年で見ています。細かくいうとキリがないですが、大まかに2019年終わりの基準タイムは以下の通りです。

中山 13.4
東京 13.3
京都 13.5
阪神 13.5
新潟 13.1
福島 13.2
中京 13.3
小倉 13.2

今年の中京は速くなっている傾向があるので、13.1〜13.2あたりじゃないかなと思っています。

基準タイム出てないからと言って負けるとは限りません。障害にもハイペース、スローペースありますし馬場状態でかなりばらつきがあります。ただ基準タイムを出している馬の方が出していない馬よりも確率は高いのは確かです。またコースの相性もあるのである競馬場で基準タイム以内であっても全ての競馬場に対応できるわけではありません。

いかがでしたでしょうか。これだけ知っていてもかなり障害レースの予想はしやすくなります。最後に競馬ってメートルですよね。でも、実際はポンドヤードに基づいてるのお気づきの方少ないんじゃないでしょうか?1600メートルなのに、ゲートから数メートル先に16ハロン棒が立ってます。確かにハロン棒は200メートル事に立っています。この差は何でしょう?さっきの201.168メートルがヒントです。マイルは実際1609.344メートル走っています。それではー

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