悪の歴史

人類が持っている”知能”という特性は生存競争において有利にはたらいた。

人類は地球の隅々にまで生息域を広げた。

地球上のどこにでもいるいきものはそうそういない

人間はそれぞれの土地で、特有の文化を発展させた。

西洋人が人類史上はじめて、他の大陸を探し始めた

そして、違う文化を持った人類を発見する

ここで知能という特性が皮肉を生むことになる。

西洋人は全く違う価値観をもった集団を理解できず、その人類を違う生物として認識することで納得した。

ほかの生き物と比べると、明らかに自分と似た人類と対面。

よくわからない言語で話しているのが、やはり怖かったのだろう


恐怖が悪に変わった


自然をコントロールしてきたように、奴隷として利用した


奴隷の中に悪が生まれた


その悪は暴力に変わった

戦争が地球上のあちこちで起こった

そして、この瞬間にある悪はその名残だ


西洋に支配されたアフリカ

石油を搾取された中東

西洋人の代理戦争の場である朝鮮半島


悪は何もないところからは生まれない

恐怖が悪になるか、それが伝染してくるかだ

そして、悪の根源は、相手のことを理解しようとしないこと。

理解できないから恐怖が生まれ、それが悪に変換されるからだ。


しかし、変なことに

支配するために発展してきた科学が、いろんなところで理解をしやすくした。

もうじき、人間に認識できない速さで言語の翻訳が自然におこわれるようになる

知能が生んだ悪が知能によって消される時代だ


今われわれができることがある

まず、どんな相手でも理解しようと努めることだ

必要ならiphonを片手に持ちながら。


電車で精神障がい者といわれるような人と同乗すると、怖い

なにいってるかわからないし、なぜそんな行動をとるのか理解できないからだ

でも、まずは軽蔑の視線を向けるのではなく、理解しようとすること。

もし恐怖が残ってしまっても悪に変換しないこと

それは障がい者の方にも求められる

チラチラ見られるのは自分が理解されにくい存在であると認識する。

だれでも理解できないことは怖い。軽蔑者のことを理解して、それを悪に変換しないこと。


体形の差でも、意見の違いでも、性の違いでも、大きな違いも、小さな違いも何でもまずは理解に努めよう。

そして完璧に理解できなくてもいい。理解しようとすることだ大切なんだ。

理解しようとする意識が脳を支配して、悪が入る隙間がなくなるからだ


幸い、水とは違って悪は減らせる。

地球上の悪の総量を少しずつ一人一人によって減らせる。


自分の心に恐怖が生まれたら立ち止まって理解に努めよう。

悪がまわってきたら自分のとこで断ち切るか、出ていく悪を減らそう。

特に、友達と家族は気を付けなければならない。親密であるがゆえに悪が伝達しやすい。




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