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キッチンの異邦モノ

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海外から連れ帰ったキッチン回りの物たちが朽ちる前に、写真を残して、その旅について書き記していきたいと思います。コロナ禍でしばらく海外には行けそうにない今、ここで少しでも海外を感じ…
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#ラトビア

どう見てもアジア系の顔なのに地元民に間違われることがある

 アメリカならまだしも、バルト3国の一国ラトビアで間違われた。  2月のラトビア。一週間前にはマイナス20℃を記録していたので、最強の防寒具で訪れると、川が凍っていた。ラトビアが気になったきっかけは、神戸の老舗ナガサワ文具店でラトビアの食器を扱っていてとても素敵だったから。同じような食器が見つかるかと期待しつつ民芸品を扱っていそうな屋外ミュージアムを目指した。  街からバスに乗り数十分。ラトビア語は読めないがmuseumっぽい綴りのバス停表示に(ここかな?)とバスを降り勘

本物の狩人を見た

 母と訪れた2度目のラトビア、リガ。ちょうど手工芸市をやっている時期で街の中心から2~30分程度バスに乗り、のぞきに行った。母とは事前の計画で午前中に行ってみて、面白そうなら午後もそこに残って楽しもうか、と話していたが、結局終日居座った上、次の日も行くことになった。母曰く、「止める人が居ないから、それいけ!という感じね。」  その言葉通り、両日とも両手いっぱいに買い物することに。そこで出会った鳥の柄が可愛らしい器。手作りだからか、同じデザインのものも同じ色合いのものもなく、