尾崎悠

文学と論述を愛する被写体。 眠れない夜の頭の中。 bluesky→ https://b…

尾崎悠

文学と論述を愛する被写体。 眠れない夜の頭の中。 bluesky→ https://bsky.app/profile/sakumakanata.bsky.social

記事一覧

そんなに偽らなくても僕は君のことが好きなのに。
僕は偽らないといけないけれど。

尾崎悠
1か月前
9

何時の日か 君が写した 我が実像
あの日のシャッター 未だ触れず

尾崎悠
1か月前
4

エイプリルフール

エイプリルフールだってさ。 バカみたい。 つい最近までそう思ってた。 なんの意味がある?なんの価値がある? 少なくとも先月まではそう思ってたんだ。 でもね、やっと使…

尾崎悠
1か月前
9

ダンゴムシ

躰を小さく潰す為  きつく抱える硬い膝  僕を抱くのは布団だけ  「誰も来ないで」の言葉も言えず  どうか触らないで何も起きないで気にかけないで なぜ夜はそれほ…

尾崎悠
1か月前
4

捨ててゆく 

三年前の愛しさを 

虚ろな瞼は何故か軽く

尾崎悠
1か月前
2

鶯の声さえ煩い早朝と
カーテンの隙間に呑まれそうで

尾崎悠
1か月前
4

生に希望を見つけたときの狂気
死に夢を託したときの安らぎ

尾崎悠
2か月前
4

目に見えないものに名前をつける目的がそのものを分かりやすくするためなら、「愛」という単語は生まれるべきではなかったかもしれない。

尾崎悠
2か月前
4

いつでも僕は二番手以降

現実は見ぬふり気休め行動

僅かな期待値どんどん下降

存在しない可能性を妄想

立場弁えモブキャラ素行

それでも不安で試し行動

尾崎悠
3か月前
7

当然の配慮

家庭環境に陰がある人もいるから、 家のことは聞かない。 学校に嫌な思い出がある人もいるから、 学生時代のことは聞かない。 職業を知られたくない人もいるから、 仕事…

尾崎悠
3か月前
8

自己犠牲の嘘

定まらない現実

乖離する性分

憑依する真人間

擬態する惨めさ

悲しいピエロの化粧

染み着いた血の涙

全て道化の茶番劇

喜劇の顔した残酷劇

誰も気づかず裏設定

ばら撒く伏線役立たず

尾崎悠
3か月前
5

「おはよう」は最短で最大の愛

尾崎悠
3か月前
4

チキンレース

秒針が遅くなった世界 5秒おきに画面を覗く 信じて疑わないレスポンス あなたのための電子音 駆け引きなんて心得ない カップヌードルの待ち時間 待てど暮らせど便り…

尾崎悠
3か月前
4

使い捨ての人間関係
欠けた愛情に注ぐ欲
承認欲求を満たすツール
非道徳的インスタントセックス

尾崎悠
3か月前
1

好きと言われて傷つくのは、
嫌いな人から言われたときと、
不本意な部分を言われたときと、
本当は好きではないことが見えすぎているとき。

尾崎悠
3か月前
3

日没と酩酊
爆音のサブカル
愛した人が愛した曲
積もるばかりの洗濯物
冷たいフローリングを埋め尽くすガラクタ。

尾崎悠
3か月前
2

ダンゴムシ

躰を小さく潰す為 

きつく抱える硬い膝 

僕を抱くのは布団だけ 

「誰も来ないで」の言葉も言えず 

どうか触らないで何も起きないで気にかけないで

なぜ夜はそれほど僕をいじめたいのかな

どうかほうっておいて 

もしも時計の針を幾周か回せたら

きっと明日は醜い目 

愛してくれ此の失敗作を  

これ以上圧縮できないよ

当然の配慮

家庭環境に陰がある人もいるから、
家のことは聞かない。

学校に嫌な思い出がある人もいるから、
学生時代のことは聞かない。

職業を知られたくない人もいるから、
仕事は聞かない。

仕事から逃げたい人もいるから、
会社の話は聞かない。

年齢を言いたくない人もいるから、
歳は聞かない。

欲に対して後ろめたい人もいるから、
何を食べたか聞かない。

眠れない人もいるから、
生活リズムは聞かない。

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自己犠牲の嘘

定まらない現実

乖離する性分

憑依する真人間

擬態する惨めさ

悲しいピエロの化粧

染み着いた血の涙

全て道化の茶番劇

喜劇の顔した残酷劇

誰も気づかず裏設定

ばら撒く伏線役立たず

チキンレース

秒針が遅くなった世界

5秒おきに画面を覗く

信じて疑わないレスポンス

あなたのための電子音

駆け引きなんて心得ない

カップヌードルの待ち時間

待てど暮らせど便りはこない

おあずけされた鼓動音

見放されないように巡らす思考

それはわたしの思慮深さ

見逃さないようにたたかう神経

それはあなたの罪深さ

おはよう無いまま午前9時

脳はあなたの植民地

青い鳥の要らない通知

あな

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好きと言われて傷つくのは、
嫌いな人から言われたときと、
不本意な部分を言われたときと、
本当は好きではないことが見えすぎているとき。