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どうしていつも わたしは間違える なにを伝えるか 贈るか 守るか どうしていつもわからな…
つめたい海の底で きみが息を潜めて からだを小さくしている きみを傷つける者の怒号が響き…
雨風のしのげる 所にいたいんだけど、 時々雷もほしいなぁ いや、当たらないよ、 当てない…
ちゃぽん と水に 身体を入れると こどものような 手が見えた おふろの中の わたしは 無…
きみに触れると いつもは牢獄のようなこの身体が 歓びを感じる きみの無防備さや 気ままさが …
あなたを罵った夜に 今からその痛みと 期待と 諦念を 引き受けて生きていくのは 私だと知…
よく考えていました あなたでない人を 恋人と呼ぶとき、 私はどんな瞳をしているのか どんな声が その人を振り向かせるのだろう あなたでない人と 右手を繋ぐとき、 私の手は汗ばんでいるのか、 震えているのか、 包まれているのか、 のびているのか、 もう片方は虚空を掴もうとして 諦めるのでしょうか そう思っていたことが 随分昔に感じます あなたでない人を 恋人と呼ぶとき あなたを愛したことを 幸せに思います あなたがいなければ 生まれなかったかもしれない このおもいを
世界は変わっていなかった 相変わらず空には雲ひとつなく、 訪ねた映画館はもぎりがいなくて…
雨の日は 傘で顔を覆えるから好き 隠された私の瞳は 誰かを睨め付けることも 君に笑いかけ…
泣きたいのに 涙が出ない そういうことがよくある 泣きたい、泣きたい と心の中で呟いてみ…
寂しいひと 寂しいひとが好き 傘に入るのを遠慮するひと 満員電車で反射した自分の顔を見つ…