【タイガーマスク Op1】ミサイル・ヘッドバット　ブラックＶ

タイガーマスク登場人物のミニチュアフィギュア第1作はブラックＶ。

ブラックＶ

登場話：第57話「死を呼ぶＶサイン」　第58話「ブラックＶ」
悪役時代のタイガーマスクに反則技で叩きのめされたポポ･アフリカ（＝ボボ・ブラジル）。彼は黒人であるがゆえに、リング上では常に不利な判定を強いられるという、差別に泣いた悲しい過去をもっていた。それゆえ、リングでは一切の反則をせず、完膚なきまでに相手を叩きのめす。
そのポポ・アフリカが「白人レスラー皆殺し計画」のために育て上げた必殺のレスラーがブラックＶ。コンクリートに自らの頭を打ち付けて鍛えた師匠ポポ・アフリカ譲りの頭突きは超強力。
タイガーマスクに反則技で叩きのめされ、正統派レスリングでも敗れたポポ･アフリカが、屈辱を晴らすためにタイガーマスクに差し向けた。
リングロープの反動を利用して、その超強力な頭突きを空中から相手にぶつける「ミサイル・ヘッドバット」でタイガーマスクを圧倒する。
ＣＶは次元大介や妖怪人間ベムを担当した名優・小林清志。

ポポ・アフリカ＝ボボ・ブラジル

ポポ・アフリカのモデルはアメリカの実在レスラーのボボ・ブラジル（1924.7.10－1998.1.20）。アメリカでは善玉（ベビー･フェイス）として人気を博し、黒人レスラーの地位向上に大きく貢献した。
日本マットでも、ジャイアント馬場や大木金太郎をその強力な頭突きで破っている。日本プロレスでインターナショナル・ヘビー級王座を2回獲得した今のところ唯一の外国人レスラー。
その一方で、「ボボ」が一部地方で「性行為」を表す隠語のため、当該地方を別のリングネームでサーキットしなければならなかったという、これも悲しい過去をもつ。

作品解説

タイガーマスクとの覆面タイトルマッチで、怨念をこめてろうそく片手に入場してくるシーンを再現。アニメでは、この場面に深遠な黒人霊歌が流れていました。

原型は、これまでも紹介している風景模型・鉄道模型用の１／３０の人形です。高さは約6センチ。

原型：風景模型・鉄道模型用の１／３０の人形　高さは約6センチ

アニメでは、額のＶサインは黄色、トランクスとブーツは白なのですが、フィギュアではＶサインをゴールド、トランクスとブーツをシルバーに彩色しました。
覆面、額のＶサイン、トランクス、ブーツは習字紙です。

ブラックＶのフィギュアは実はもう一体あり、記者会見で新聞記者にＶサインを誇示する場面を再現したものも作りました。

ブラックＶ　別バージョン

こちらのフィギュアは、タイガーマスクファンの友人にプレゼントしたため、手元にはありません。
でも、こっちのフィギュアの方が迫力があったかなー。

＜次回作品　エジプト・ミイラ＞