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基本の考え方〜陰陽五行説

四柱推命の勉強、さぁスタート。

ということで。
まずは知っておかないといけない四柱推命における大事な考え方。

それが「陰陽五行説

もともと中国で始まった四柱推命。
なので中国の思想を使っています。

漢字多くて、何でこの字が当てられてるの?とか疑問に思うことあるし
発祥当時の考え方も含まれているから、ぶっちゃけちょっと偏見もある(笑)

というのを頭の片隅に置きつつ。

陰陽五行説について書いていきます。

ちなみに「陰陽五行説」と書いたけど、
「陰陽説」+「五行説」っていう2つの思想を組み合わせたものをいいます。

今回は「陰陽説」と「五行説」についてです。

陰陽説

陰陽のイメージ

陰陽って、なぁに?

上の図は、陰陽のイメージを表現するときによく用いられる図です。(「陰陽大極図」とか「太陰大極図」と呼ばれるそうです)

白と黒でモノトーン?
飛び石みたいな丸いとこは何?

図を見ていろんな見え方(捉え方)ができるだろうと思います。

私はこれを最初に見たとき「中国っぽいなぁ」とか「白と黒のまが玉がくっついてる」ってところに注目しました。

中国っぽいって…
陰陽説が中国で生まれたんだからそりゃあそうか

白と黒のまが玉について、それぞれ調べると
白と黒は、「白=光(陽)」「黒=影(陰)」を表しています。

もう少し詳しくすると「黒色は陰を表し右側で下降する気」を意味し、「白色は陽を表し左側で上昇する気」を意味するとのことです。

そして「まが玉」は、頭の膨らんでいる部分が日 (太陽)を表し、尾の部分は月を表しているのだそうです。

ちなみに白色の中の黒い所は陰で、黒色の中の白い所は陽となっていて、完全な陽、完全な陰じゃない(光の中には影もあり、影の中には光もある)というのを表しているようです。

その掛け合わせと考えると、この図は
太陽と月それぞれに、光の部分も影の部分もあるよってことを言いたいのかなと解釈しました。

「陰」と「陽」って漢字や色のイメージ的に、
「陽」はお昼間の太陽のように明るく動的な感じ
「陰」は夜の月のように薄暗く静かな感じ
を思い浮かべる人が多いかと思います。

私もそういうイメージでした。
太陽は自分が輝きを外に向かって放つ存在で、
月は太陽の光を受け取ってまわりを照らす存在
という感じでしょうか。

太極図&太陽と月

そしてどことなく、
陽のほうが良い(ポジティブ)なイメージで
陰のほうが悪い(ネガティブ)なイメージ。

だけど本当は陰陽に良し悪しなんて無い
というか、良い所も悪い所もあるって感じ。

光と影。
ろうそくに火を灯したときのことを思い浮かべてください。

ろうそくに火を灯すと、火が辺りを照らします。
それと同時に影ができます。
これを、明るい所と暗い所で比較してみたら。

キャンドルの光と影


明るい所では、光はそんなに目立たないけど、
影は、ささやかながらも「ここにいますー」ってアピールしている感じ。

暗い所では、影はその存在を闇に紛れさせてしまうくらい息を潜めているけれど、
光は、はい!私、ここ!これが私!ドヤってめっちゃ主張する(笑)

どっちも自分を見つけて欲しいし、どっちもそっとしておいて欲しいときがあるんだな〜って思っちゃいました。

他にも、
日向は暖かいけどずっといると暑くなるし、
日陰は涼しいけどずっといると寒くなってくる
とか
太陽のようにギラギラだと気持ち的に熱苦しいけど、梅雨の時期の晴天は開放的になるし
満月の明るさは夜道を照らしてくれるけど、明るいが故に星が見えない
とかね。

こんなふうに、どっちかに傾きすぎれば片方は影響を及ぼすし、逆のほうに傾いてもよくない。
だから、陰陽をうまくバランスとって物事を成り立たせているというのが陰陽説なのかなと思います。

陰陽説は、月と太陽や光と影以外にも2つの対を成すものを取り上げていたりします。

例えば、
大きいと小さい、動と静、男性と女性など。

動いてばかりいたら疲れるから、
静かに休んで心身落ち着かせたら
また元気に動ける、とか。

日常にひっそり潜む陰陽かな。

五行説

五行説を表した図


五行説は、陰陽説とはまた違った、物事の成り立ちについて表した説。

五行とは
自然界にある「木 火 土 金 水」の5つの要素があり、それぞれに影響を及ぼしながら物事を成り立たせている、という説です。

五行説も陰陽説とおなじく、昔の中国で生まれています。

五行は、木→火→土→金→水→木→火→…のようにその並びが決まっており、その配置にも意味があります。

一つの要素が次の要素を生み出す関係を
「相生(そうしょう)」といいます。

<相生の関係>
木は燃えて火になる
火は灰になって土になる
土を掘って金を得る(石材から道具を作る)
金(金属)を冷やすと表面に水ができる
水は木を育てる

相生の関係

一つ飛ばしの要素同士の関係を
「相剋(そうこく)」といいます。

<相剋の関係>
木は土の養分を吸収する
火は金を溶かす
土は水を濁らせる
金(道具)で木を切る
水は火を消す

相剋の関係

図に描いてみると、星マークのように、線がお互いに混じり合わない位置関係になります。


こんな感じで、「木火土金水」がそれぞれに影響を及ぼしたり受け取ったりして関係を作っているという考え方が五行説だと解釈しました。

まとめ

陰陽説と五行説について
学んだことに自分の解釈を交えて書いてきました。

陰陽五行説って漢字5文字で書くと、なんかそれだけで難しそうって思ってしまうけど
もともと2つの説なんだから分解して考えると、

意外とシンプルなんだなって思えました。

陰陽説も五行説もどちらも物事の成り立ちをどんな風に考えるか、てことなんだけど
昔の人ってそんな壮大なことを一生懸命、検証したりまとめ上げたりしてたんだなと思うと

この説考えついた人たちの発想スゴイな。

五行の相剋とか特に、5つの要素を用いているから、1つ飛ばしの要素は絶対交わらないなんて、ぼ〜っと生活してたら考えつかないって(笑)

先人の叡智、尊敬です。

そうそう。
この記事を書いていて気づいたことがあります。

陰陽の日(太陽)と月を合わせると、
1週間の曜日と同じだ!
身近なところに陰陽五行が。

それに、五行の木火土金水は、
宇宙にある惑星(木星・火星・土星・金星・水星)とも重なる!
物事の成り立ちって宇宙と繋がってるの?

身近にもあって遠い宇宙にもある。
なんだか神秘的なのかも。ふふふ…

今回はこんなところで。
最後まで読んでいただきありがとうございました

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